【RPE】★アメリカ、サウジ攻撃へのリアクションは?

RPE Journal==============================================



      ロシア政治経済ジャーナルNo.2060


                      2019/9/22


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サウジアラビアの石油施設が攻撃された事件。

アメリカは・・・。


詳細は、【本文】で!







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★アメリカ、サウジ攻撃へのリアクションは?



全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


まず、お知らせから。

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では、本題。

サウジ攻撃、イラン問題で変化があったのでお伝えします。

まず復習から。


9月14日、サウジアラビアの石油施設が、何者かによって攻撃されました。

無人機によるものだったと報じられています。

それで、サウジの原油生産が、一気に半減した。

イエメンの武装勢力フーシ派が、犯行声明を出しました。


これに対しアメリカは、「イランの仕業だ!」と宣言。

イランが普段フーシ派を支援しているのは、間違いない事実です。

しかし、今回の攻撃については、明確に関与を否定している。

アメリカは、どう動くのでしょうか?



▼アメリカは、イラン制裁を強化



<トランプ氏、「過去最高」のイラン制裁発表 軍事行動は否定

9/21(土) 4:01配信

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、イランに対して「過去最高の制裁」を科したと発表した。

一方で、自制は強さの証しだとして、軍事攻撃の予定はないとした。

先週末にサウジアラビアで起き、世界の原油価格の急騰を引き起こした石油施設攻撃について、米当局はサウジと対立するイランが実行したと主張している。>



二つポイントがあります。

一つ、アメリカは、イランに「過去最高の制裁」を科す。

もう一つは、「軍事攻撃の予定はない」。


これ、どうなんでしょうか?

どう考えても、「イラン戦争開始」よりマシでしょう。



<米国は既に、イランが進めているとされる核開発計画をめぐり同国に対して広範な制裁を科しており、対象には中央銀行も含まれている。

だが財務省は発表で、「テロリズム」を追加理由とした制裁を科すと説明。

米国がテロ組織に指定しているイラン革命防衛隊(IRGC)とレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)政党・武装組織ヒズボラ(Hezbollah)に対し、イラン中央銀行が「数十億ドル(数千億円)」の資金を提供してきたと指摘した。>(同上)



現状すでに、イランはアメリカの制裁で、原油輸出量が半減している。

今回の制裁で、金銭的にさらに厳しくなりそうです。



▼ぶち壊された和解への意図



前回もお伝えしましたが、今回の件は、「変な」点があります。


トランプさんは9月10日、「イラン空爆」を主張していた「最強硬派」ボルトンさんを解任しました。

そして、9月14日には、トランプ政権がイランとの和解を目指していることが報じられた。



<米、原油禁輸で適用除外検討 対イラン、核で譲歩狙う

共同 9/14(土) 17:57配信

【ワシントン共同】トランプ米政権が、イラン産原油の禁輸措置について一部の国・地域の適用除外を復活させる案の検討を始めたことが13日分かった。

米政府関係者が共同通信に明らかにした。離脱したイラン核合意に代わる新たな合意を目指す米政権は、イラン経済の生命線である原油への締め付けを緩め、核・ミサイル問題で譲歩を引き出す狙いとみられる。>



この案は、「イランが原油輸出できるようにするかわりに譲歩を引き出す」ということで、WIN-WINのディールになる可能性がありました。


具体的なアクションのプランもあり、トランプは、国連総会に参加するロウハニ大統領と会おうとしていた。



<トランプ氏は今月のニューヨークでの国連総会に合わせ、イランのロウハニ大統領と前提条件なしに首脳会談を行う用意があると表明。

対立を緩和して再交渉入りできるかどうか注目されている。>(同上)



まさにトランプがイランとの和解に動き始めたその時に、サウジ攻撃が起こったのです。



<サウジ石油施設攻撃で生産停止 日量570万バレル、最大被害

共同 9/15(日) 6:20配信

【チュニス、ワシントン共同】サウジアラビア東部の国営石油会社サウジアラムコの石油施設2カ所で14日、無人機による攻撃があり、サウジのアブドルアジズ・エネルギー相は、同国の石油日量生産能力の半分に当たる約570万バレルの生産が停止したと発表した。

世界の日量生産の約5%に相当する。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が犯行声明を出した。

フーシ派のサウジ石油施設攻撃による被害としては、過去最大級。>



これを「偶然」と考えるのは、なかなか困難です。

「和解のプロセスをぶち壊す意図があった」と考えるのが自然でしょう。


誰が和解のプロセスをぶち壊したかった?

これは何の証拠もないので断言できません。


皆さんも、あれこれ考えてみてください。


ただ、安倍総理のイラン訪問中に起きた、日本タンカー攻撃同様、国際社会は、「制裁から抜け出したいイランが、サウジ攻撃とか、そんなバカなことするかなあ???」というムード。


だから、アメリカが笛を吹いても、国際社会はなかなか踊ってくれません。

(日本ですら踊らない。)


というわけで、トランプさんの決断で、イラン戦争はひとまず回避されました。

しかし、根本問題は何も解決されていません。

イランは、情勢に変化がなければ、60日ごとに核合意破りを強化していくとしています。

いずれ、ウラン濃縮度20%を超える日が来る。

そうなると、また戦争の可能性が高まっていきます。


一番いいのは、アメリカがイラン核合意に復帰して、イランが原油輸出できるようにすること。


そして、アメ…

[続きはコチラから]
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