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1分で読む日本の思想(14) 太平記 ― 南北朝の動乱を描く軍記物語
■■ 転送歓迎 ■■ No.2902 ■■ R01.09.06 ■■ 7,761部■■
正成は後醍醐天皇の挙兵以来一族をあげて忠誠を尽くし、進退変わる所がなかった。智略を尽くして敵の大軍を翻弄する籠城戦、潔く死に就く場面の描写は『太平記』中の圧巻と言える。
正成の死に関して『太平記』は、尊氏の反乱後、天皇の恩を忘れて尊氏に組して、道に背く者が多い中で、「智仁勇の三徳を兼て、死を善道に守るは(人として正しい道を行って死んだのは)、古へより今に至る迄、正成程の者は未無りつる」と評し、また尊氏側近の武将の著作とされる『梅松論』も「実に遠慮(思慮深しの勇士とぞ覚えし。(略)まことに賢才武略の勇士とも、かやうの者をや申すべきとて、敵も御方も惜しまぬ人ぞ無かりける」と賞賛している。敵味方の区別を超えて正成を称え、その死を惜しんでいることが分かるのである。
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聖運遂に開かるべし
【訳】天下統一の成功は、武略と智謀の二点にかかっております。もし数の勝負で戦いましたら(略)勝利は困難です。しかし計略を用いて戦いましたら(略)敵は怖れるに足りません。
戦さの常でございますから、一時の勝敗だけを御覧になられませんように。正成一人まだ生きているとお聞きになられましたら、天皇のご運は最後には必ず開かれるとお考え下さい。
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1. 國武忠彦『語り継ごう 日本の思想』、明成社、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/479421426X/japanonthegl0-22/
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