■「加瀬英明のコラム」メールマガジン



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 令和は未曽有の危機の御代だ


 令和の御代は、日本にとって未曽有の危機をはらんでいる。

 トランプ政権はかつて東西冷戦下、レーガン政権がソ連を崩壊させたように、中国の共産体制を倒すことを決意している。米中関税戦争は、その入り口でしかない。

 中国が世界に対する脅威であって、中国を抑えつけようというのは、トランプ政権だけではない。アメリカ連邦議会の強い意志だ。

 中国経済が揺らいで、日本の景気も冷えきろう。10月の消費税増税は凍結されよう。

 令和の御代に、皇室の存続が問われている。日本国憲法が何をいおうと、天皇こそが国民精神の要(かなめ)となって、日本を日本たらしめてきた。

 天皇なしには日本は、中国や、韓国のような乱れた国となる。天皇が日本の美徳を代表してきたが、政治家は悪徳を代表してきた。

 中国、朝鮮は覇者の政治文化だが、自由な選挙で選ばれた首相だって覇者だ。

 いま、今上陛下を除けば、男性皇族が3人しかおられない。世論調査によれば、女性天皇を望む声が、80%を占めている。これまで8人の女性天皇が10代おいでになられたが、全員が独身か、寡婦だった。

 女性天皇と、女系天皇は違う。女性天皇が配偶者を迎えれば、皇統が2000年以上も男系で受け継がれてきたが、初代の女系天皇となる。遺伝子学によれば、DNAは男系によってのみ、受け継ぐことができる。女系は新しい血統になる。女系は亡国を招く。

 日本は天皇を頂点として戴く、家族国家であることを誇ってきた。日本を日本たらしめてきた家族制度が、崩壊しつつある。子孫を残すことが家の目的であったのに、「家」は住宅を意味するだけの言葉となってしまっている。

 社会が物質的に豊かになると、地域共同体や、集団を形造っている固い絆や、家族の結びつきが弱まって、個人が社会の主人公として、もっとも大事にされる存在となる。

 私たちは個人が崇められている、まったく新しい社会に生きている。個人の欲望をみたす金(かね)が、人と人を刹那的(せつなてき)に結んでいる。

 金(かね)には心も、情もない。伝統的な心の絆が力を失うと、家族愛も、愛国心も失われる。

 かつて企業は、家族といわれた。会社を家族として見なくなったために、正社員に替って、使い捨ての不正規労働者が働く場となった。愛社心も、愛国心も同じことだ。