【RPE】★アメリカがINF条約から離脱する理由
RPE Journal==============================================
ロシア政治経済ジャーナルNo.1940
2019/2/4
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トランプさん、「IMF条約からの離脱」を通知しました。
詳細は、【本文】で!
↓
(●本文へ↓)
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★アメリカがINF条約から離脱する理由
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
●北野の新刊でました。
日本と日本国民が幸せになる大改革。
「超具体的!」と大好評。
地元の議員さんにプレゼントする人もいれば、数十冊大量買いする研究所もでています。
まだの方は、是非ご一読ください。
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では、本題。
アメリカ・トランプ政権が、IMF条約からの離脱を宣言しました。
<INF離脱、NATO「全面的に支持」 ロシア対抗措置を警告
毎日新聞 2/2(土) 11:53配信
【ワシントン会川晴之、モスクワ大前仁、ブリュッセル八田浩輔】
トランプ米政権は1日、ロシアとの中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を正式に発表した。
ロシアの条約違反を理由にしており、北大西洋条約機構(NATO)も米国の決定を「全面的に支持」する声明を発表。
一方でロシアは反発を強め、対抗措置を警告した。>
今回は、これについて考えてみましょう。
▼INF条約ってなんですか?
まず、基本から理解しましょう。
INF条約って何でしょうか?
「中距離核戦力全廃条約」
(Intermediate-range Nuclear Forces、INF)
のこと。
1987年にアメリカとソ連の間で締結されました。
背景は?
FNN PRIME2018年10月21日に、フジテレビ解説委員 能勢伸之さんの解説が載っています。
<1976年、旧ソビエト連邦は、米ソ戦略核制限条約(SALT II)で、三段式SS-16大陸間弾道ミサイルと共通コンポーネントを使った二段式の中距離弾道ミサイルSS-20を就役させた。
最大射程は約5000kmとされ、5500km以上とされる大陸間弾道ミサイルの範疇には入らない。
従って、戦略核兵器には当たらず、当時の戦略核制限条約の範疇外であり、同条約で生産や配備に制限を掛けることができない兵器だった。>
なんかよくわかりませんね。
射程距離5500km以上は、「大陸間弾道ミサイル」(ICBM)に分類されます。
米ソ冷戦時代、ICBMは、両国を完全破壊することができる。
それで、第一次戦略兵器制限交渉が行われ、1972年に締結されました。(SALT1)
ところが、ICBMつまり5500kmよりも短い射程のものは制限がない。
つまり中距離核ミサイルは、いくらでもつくれる。
そうなると、たとえば、アメリカの同盟国であるNATO諸国、日本などが危険にさらされます。
で、どうしたか?
<米本土には届かないが、米の同盟国・NATO諸国や日本には優に届く。
これは、米国が同盟国に約束してきた拡大抑止“核の傘”の信頼性を損なうものだった。
そこで、NATOは1979年、米本土ではなく、NATO欧州諸国に配備すれば、ソ連に届くパーシングII準中距離弾道ミサイルとトマホーク巡航ミサイルの地上発射型グリフォン巡航ミサイル・システムの開発と配備、そして、ソ連と交渉を行うという「二重決定」を1979年に行った。>(同上)
一方で、「俺たちも中距離弾道ミサイルを配備するぞ!」と脅しつつ、交渉のテーブルに引き出したと。
結果は?
<米ソがINF条約に署名したのが、1987年11月8日。
結果は、中曽根首相の主張通り欧州に限定せず、米ソ(後にロシア)は、射程500kmから5500kmの地上発射弾道ミサイルと巡航ミサイルを全廃することで合意。>(同上)
めでたく「中距離核戦力全廃条約」(=INF条約)締結となったのであります。
▼なぜアメリカは、IMF条約から離脱する?(アメリカの主張)
ところが、トランプは、「INFから離脱する」と宣言した。
なぜ?
<トランプ氏、核廃棄条約離脱の計画認める ロシアが違反と主張
2018年10/21(日) 6:49配信
【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、米国はロシアと結んだ歴史的な核廃棄条約からの離脱を計画していることを確認した。
ロシアが同条約に違反しているとの主張に基づく動き。
トランプ大統領は米ネバダ州エルコ(Elko)で記者らに対し、「ロシアは合意を順守していない。
そのため、われわれは合意を破棄する」と発言。>
アメリカがINFから離脱するのは、「ロシアが条約に違反しているからだ」と。
どういうことでしょうか?
2017年2月のAFPを見てみましょう。
<ロシア、巡航ミサイルを新配備か 米「軍縮条約に違反」と警告
2017年2月15日 9:01 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月15日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は14日、ロシアが新たに地上発射型巡航ミサイルを実戦配備したと報じた。
1987年に米国とソ連が軍縮に向けて調印した中距離核戦力(INF)全廃条約に違反する可能性があり、米国はロシアに対して同条約を順守するよう警告した。
ニューヨーク・タイムズによると、ロシアはこのミサイルを運用する複数の部隊を秘密裏に配備。
部隊の一つは南部アストラハン(Astrakhan)地方カプスチンヤ…
[続きはコチラから]
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では、本題。
アメリカ・トランプ政権が、IMF条約からの離脱を宣言しました。
<INF離脱、NATO「全面的に支持」 ロシア対抗措置を警告
毎日新聞 2/2(土) 11:53配信
【ワシントン会川晴之、モスクワ大前仁、ブリュッセル八田浩輔】
トランプ米政権は1日、ロシアとの中距離核戦力(INF)全廃条約からの離脱を正式に発表した。
ロシアの条約違反を理由にしており、北大西洋条約機構(NATO)も米国の決定を「全面的に支持」する声明を発表。
一方でロシアは反発を強め、対抗措置を警告した。>
今回は、これについて考えてみましょう。
▼INF条約ってなんですか?
まず、基本から理解しましょう。
INF条約って何でしょうか?
「中距離核戦力全廃条約」
(Intermediate-range Nuclear Forces、INF)
のこと。
1987年にアメリカとソ連の間で締結されました。
背景は?
FNN PRIME2018年10月21日に、フジテレビ解説委員 能勢伸之さんの解説が載っています。
<1976年、旧ソビエト連邦は、米ソ戦略核制限条約(SALT II)で、三段式SS-16大陸間弾道ミサイルと共通コンポーネントを使った二段式の中距離弾道ミサイルSS-20を就役させた。
最大射程は約5000kmとされ、5500km以上とされる大陸間弾道ミサイルの範疇には入らない。
従って、戦略核兵器には当たらず、当時の戦略核制限条約の範疇外であり、同条約で生産や配備に制限を掛けることができない兵器だった。>
なんかよくわかりませんね。
射程距離5500km以上は、「大陸間弾道ミサイル」(ICBM)に分類されます。
米ソ冷戦時代、ICBMは、両国を完全破壊することができる。
それで、第一次戦略兵器制限交渉が行われ、1972年に締結されました。(SALT1)
ところが、ICBMつまり5500kmよりも短い射程のものは制限がない。
つまり中距離核ミサイルは、いくらでもつくれる。
そうなると、たとえば、アメリカの同盟国であるNATO諸国、日本などが危険にさらされます。
で、どうしたか?
<米本土には届かないが、米の同盟国・NATO諸国や日本には優に届く。
これは、米国が同盟国に約束してきた拡大抑止“核の傘”の信頼性を損なうものだった。
そこで、NATOは1979年、米本土ではなく、NATO欧州諸国に配備すれば、ソ連に届くパーシングII準中距離弾道ミサイルとトマホーク巡航ミサイルの地上発射型グリフォン巡航ミサイル・システムの開発と配備、そして、ソ連と交渉を行うという「二重決定」を1979年に行った。>(同上)
一方で、「俺たちも中距離弾道ミサイルを配備するぞ!」と脅しつつ、交渉のテーブルに引き出したと。
結果は?
<米ソがINF条約に署名したのが、1987年11月8日。
結果は、中曽根首相の主張通り欧州に限定せず、米ソ(後にロシア)は、射程500kmから5500kmの地上発射弾道ミサイルと巡航ミサイルを全廃することで合意。>(同上)
めでたく「中距離核戦力全廃条約」(=INF条約)締結となったのであります。
▼なぜアメリカは、IMF条約から離脱する?(アメリカの主張)
ところが、トランプは、「INFから離脱する」と宣言した。
なぜ?
<トランプ氏、核廃棄条約離脱の計画認める ロシアが違反と主張
2018年10/21(日) 6:49配信
【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、米国はロシアと結んだ歴史的な核廃棄条約からの離脱を計画していることを確認した。
ロシアが同条約に違反しているとの主張に基づく動き。
トランプ大統領は米ネバダ州エルコ(Elko)で記者らに対し、「ロシアは合意を順守していない。
そのため、われわれは合意を破棄する」と発言。>
アメリカがINFから離脱するのは、「ロシアが条約に違反しているからだ」と。
どういうことでしょうか?
2017年2月のAFPを見てみましょう。
<ロシア、巡航ミサイルを新配備か 米「軍縮条約に違反」と警告
2017年2月15日 9:01 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月15日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は14日、ロシアが新たに地上発射型巡航ミサイルを実戦配備したと報じた。
1987年に米国とソ連が軍縮に向けて調印した中距離核戦力(INF)全廃条約に違反する可能性があり、米国はロシアに対して同条約を順守するよう警告した。
ニューヨーク・タイムズによると、ロシアはこのミサイルを運用する複数の部隊を秘密裏に配備。
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