--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_45206/
--------

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月12日(土曜日)
        通巻第5951号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 H-1Bヴィザは発行を簡素化、高度技術者の移民は逆に円滑化する
  トランプ、ダボス会議は欠席、国境の壁建設に集中
****************************************

 ダボス会議直前となって、トランプ大統領はダボス会議に欠席すると発表した。(それどころじゃないって)。中国からの王岐山との会談は当然ながら「お流れ」となる。
 ダボス会議はお祭りに過ぎないというわけだ。

 他方、政府機関の一部の業務閉鎖がつづき、民主党の議事妨害によるメキシコとの壁建設費用56億ドルをめぐって、ホワイトハウスと議会の熾烈な攻防戦は長引きそうな空気である。

 トランプは「民主党が予算案を認めるまで、この措置(政府機関一部閉鎖)は続く」と野党との対決姿勢をあからさまにしているが、その一方で「H-1Bヴィザの円滑化」と提言した。

 H-1Bヴィザは、高度訓練者、熟練工のみならずphD取得者など学問の高い水準を誇る人たちに給付され、アメリカ市民権が取得しやすいという有利な条件が付帯する。
 コンピュータ、AI、医学、宇宙工学などの分野にH-1Bヴィザの対象者が多く、2017年度統計では75%がインド人、9%が中国人に対して発行された。

 同じ日、地球の裏側のポーランドではファーウェイ(華為技術)にガサ入れが行われ、中国人ひとりとポーランド人二人を逮捕した。「スパイ容疑」とされるが、ポーランド人は元情報部員、囮捜査の可能性も言われている。
      □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆
読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
(読者の声1)先に、淵田氏は、日本国内よりも米国で有名だと述べましたが、米国では、2010年、淵田の叙述には虚偽があるとの疑惑が提起されたようです。その主張者J・パーシャル氏([SHATTERD SWORD])著者)は「淵田ほど、太平洋戦争研究に対して長期にわたる有害な影響を与えた者はいないのではないか」とさえ述べています。その主張は、内容的にはレベルが高いものではないと思いますが、論点としてはおもしろいものを含んでいます。同氏によると、主要な疑問点は次の3点です。
1. 真珠湾での追加攻撃中止についての淵田の主張
2. ミッドウェー海戦時の「運命の5分間」の話
3. ミズーリ号上での降伏調印式に淵田が立ち会ったという点
(1)については、歴史上の『イフ』として、極めて重要、重大な問題でしょう。この追加攻撃中止については、早くから国内でも論議されてきたし、実際にも、第航空戦隊の山口多聞司令官は「第二撃準備完了」という信号を機動部隊旗艦赤城に送り催促しています。
淵田氏の主張には時間経過後の自己美化のようなものがあるのかもしれませんが、私にはその主張が全くの虚偽だとも思えません。ただし淵田氏は、当時中佐という地位でしかありません。たとえ主張できたとしても、その発言の実効力は限られていたことは言うまでもないことでしょう。
 なお、サムエル・モリソンが、On the tactical level、the Pearl Harbor Attack was wrongly concentrated on ships rather than permanent installations and oil tanks. On the strategic level it was idiotic. On the high political level, it was disastrous. と評したことはよく知られています。

(2)については、海戦敗北後の事後的な問題とは言え、淵田氏の著書『ミッドウェー』(初版は昭和26年)が広く各国語に翻訳され、長い間、ミッドウェー海戦の基本的文献とされてきただけに、極めて重大な問題点でしょう。
私はこの「運命の5分間」説については虚偽であろうと考えます。
しかしこの「運命の5分間」説については、既に『文藝春秋』昭和24年10月号で、草鹿龍之介氏が「運命の海戦」と題して記述されています。これほどの大ウソを、元大佐(海戦時中佐)に過ぎない淵田氏が単独で捏造できるとは考えづらく、草鹿氏をはじめとする上層部との共謀であったのではないか。
そして淵田氏にとって、こうした虚偽捏造が大きな空虚感となり、その後のキリスト教回心への要因の一つとなったのではないかという推測は、十分に合理的でしょう。

(3)については、代表団以外の日本人で、報道員でもない者が乗艦を許されたわけがないというパーシャル氏の主張には一応の説得力がありますが、私は何らかの形で、淵田氏が昭和20年9月2日のミズーリ艦上にいたことは間違いないのではないかと思います。
マーチン・ベネット氏(『WOUNDED TIGER』の著者)は、ミズーリ号上の淵田氏らしい人物が写った写真を公開しています。
淵田氏は自伝でも明確にその実地体験、観察について述べており、虚偽だとは思えません。ホラ吹きという評価もあった淵田氏とは言え、このような単純な事実について虚偽を述べる意味はあまりないように思われます。
また事項的には淵田氏の個人的問題に近く、探究する意味はあまり大きくないと考えます。
以上のように見ると、J・パーシャル氏の「淵田ほど、太平洋戦争研究に対して長期にわたる有害な影響を与えた者はいないのではないか」という主張は、あまりにも誇大であるように私には思えます。
それは、パーシャル氏が日本語理解力が無いこと、淵田氏が日本よりも米国内での方が有名であると言われることに起因するのではないでしょうか。
パーシャル氏の主張にはベネット氏が反論を加えています。ただし、ベネット氏は、上記の運命の5分説についても淵田叙述の虚偽性を否定しておられますが、この点については私と意見が異なります。この点も、ベネット氏が日本語文献に接していないことが最大の要因であろうかと考えます。
 いずれにせよ「あの戦争」については、戦勝国、占領軍等が作り上げた意図的捏造、宣伝等、東京裁判における責任回避等のための日本側による事実の隠匿、糊塗等が多く、まだまだ解明するべき問題が残されているように思います。
(CAM)



  ♪
(読者の声2)「同性愛タブーの起源と未来 LGBTに関する小考察」
新年早々の平沢勝栄代議士のLGBTについての発言が、物議を醸したとのことだ。
昨年の杉田水脈代議士の「生産性」論文と、それへの小川栄太郎氏等による擁護文を載せた「新潮45」の廃刊の一連の問題が、まだモヤモヤしたまま燻っている感がある。
筆者は取り敢えずその論争の内容から少し離れて、同性愛に限って少々その起源と未来について考えてみたい。
先ず、禁忌(タブー)にはそれぞれ起源があると思われる。例えばイスラム教徒が豚を食べないのは、主に伝染病を避けるためだという説は有名な例だ。
 起源を辿ると、同性愛を禁じたのは、古代ユダヤ教の時代に於いて殲滅戦を含む民族間の領地争いが激しく「産めよ増やせよ」が正義だったからではないか。また、時代が飛ぶが特に近代国民国家の総力戦に於いて、国民からなる軍隊の規律を保つ必要があったからだろう。
 してみると、遠い未来に目を向ければ、仮にその是非はともかく生殖手段の主流が人工授精と遺伝子工学となり、戦争がAI・ロボット・電子戦になった場合には、禁忌の根拠が希薄になると思われる。
 今はその過渡期であり、そのためLGBT問題について、擁護・推進派と抑制・消極派の両者でモヤモヤ感が消えないのではないかと感じられる。
 ザックリとしたことを書いたが、以上は比較的人畜無害の考察かと思う。この観点から筆者は、同性愛については特段に否定も肯定もしない中立の立場であるが、最後に別の観点から少し踏み込んだ意見をご紹介したい。
 筆者の知人に、同性愛に関して「ア●●セックスについては、衛生上の観点から、特に深刻な感染症対策として、法的に罰則付きで禁止することは出来まいか」と真面目に考えている者がいた。
このようなプライベートな領域に、法が立ち入ってよいかということについては、その知人は「禁止にするのは被せ物をしなかった場合に限り、異性間の同行為についても適用する」等の条件を付ければ、深刻な感染被害と流行の相当な危険性を伴う行為の禁止として十分に立法可能であり、それが巡り巡って同性愛者を含むLGBTに対する社会の恐れや偏見を減少させるのではないかと語っていた。
 その実効性はともかく、筆者も一考には値するかと思い、蛇足ながらご紹介させて頂いた。
(佐藤鴻全)



  ♪
(読者の声3)真珠湾事件と山本長官、攻撃隊指揮官淵田美津雄中佐の話ですが、最近いろいろ批判が多い。しかしこれは国際政治として見る広い視野と高い視点そして新しい情報が必要です。これらがないと日本人同士の一人相撲歴史観からいつまでも抜けることが出来ません。
 日米戦は何故起きたのか。それはルーズベルトの日本敵視です。理由は支那満州進出の邪魔だったからです。これは戦前の米国の国策の延長で日露戦争以後から始まっていました。しかし米国のアジア観は間違いが多く、米国のアジア政策がベトナム戦争を含めて失敗続きである事はご存じの通りです。日本は大変な被害と迷惑を受けました。
 真珠湾作戦は英国の軍事専門家に拠れば、歴史的大勝利であり世界の軍事史の金字塔としていずれ正しく評価されるだろうと述べています。燃料タンクを攻撃すべきだった、などという大勝利にケチを付けるのは、外国で云ういわゆる「勝利を盗む」常套手段ですから騙されてはなりません。それに日本軍がハワイを占領してもどうなるというものではなく、原爆まで開発されるのですから高い視点でみることです。新しい歴史情報を使いましょう。
淵田中佐は戦後敗戦のショックでキリスト教の牧師になりました。大東亜戦争の激烈な戦闘で死線を何度も越えた戦士の感慨は、体験者以外には分かりませんから素人があれこれいえるものではないと思います。山本長官の非難は近年始まりました。戦後は陸軍悪者論でしたが、今は海軍も有罪になりました。日本軍人は全部悪です。裏に日本人同士を争わせ再軍備を妨害する外国の宣伝工作を感じます。日本人なら騙されてはならないでしょう。日本の軍人は世界一立派でした。
 敗戦の理由が日本人が思い上がっていたからというのは白人と同等という考えを思い上がりと云っているのです。人種差別ですから反省は不要です。
 戦争時には何処の国でも戦意高揚は当然です。誇りがないと戦えないからです。日露戦争では非難されなかったのは勝利したからです。日本海海戦の三笠艦長の訓示を紹介します。・・・鎭海湾から対馬海峡を戦闘海域に向かって南下する戦艦三笠では戦闘を控え「総員後甲板に集合」の号令が艦内に伝わった。伊地知艦長は12インチ砲塔中段から訓示を始めた。「本官は最後の訓示をする。諸氏の命はただ今もらい受けたから承知ありたい。本官も諸士と生命を共にすることはもちろんである。今から遙かに聖寿の無窮を祈りあわせて帝国の隆盛と戦いの門出を祝福するために諸氏と共に万歳を三唱したい。」//