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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月5日(土曜日)
通巻第5940号
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(速報)
中国中央銀行、低迷経済立て直しに22兆円を市場へ
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1月4日、中国人民銀行(中央銀行)は市場流動性を高めるために22兆円を融資目的でぶち込むと発表した。
銀行の預金準備率を1%引き下げ、市場に流動性をもたらす。
1月15日にまず0・5%切り下げ、ついで1月25日にさらに0・5%を追加、合計1%の準備率引き下げは、現在の為替レートで2100億ドル(邦貨換算22兆円強)となる。
おもに中小企業の資金繰りを円滑化し、停滞する経済状況の改善を志向するとして李克強首相が中央銀行に要請、その一時間後に決定がなされた。
他方、流動性の拡大は人民元の為替レートを否応なく切り下げることになる。
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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激戦地を命がけの航行、ときにのんびりとビール
戦地の現場で兵士等はいかなる戦闘をしていたかを活写
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平間源之助著、平間洋一編『軍艦「鳥海」航海記』(イカロス出版)
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平間源之助・兵曹長の航海日誌ならびに戦闘記録で、昭和16年から同17年分を収録している。貴重な歴史証言でもある。
軍艦「鳥海」はガダルカナル、ラバウルなどソロモン海域の激戦区に派遣され、その任務を果たした。日本側には夥しい戦死者が南太平洋戦域ででた。毎日のように葬儀が行われた。
「鳥島」がラバウルへ寄港すること十数回に及ぶ。
♪「さらばラバウルよ、またくるまでは、暫し別れの涙がにじむ」と軍歌に唱われた。後に漫画家として世を席巻した水木しげる氏も、ラバウルで片手を失った。
鳥海は巡洋艦、第8艦隊の旗艦としてガダルカナル、ニューギニア争奪戦でも戦った。
編者の平間洋一氏の父が原作者であり、父親が生まれ、育ったのは宮城県の片田舎。庄屋だった。
大正デモクラシーの退廃文化が去ると、日本には大不況が訪れ、女性の身売りばかりか、男も奉公人として売られた時代、そのうえ反軍思想が蔓延していたという。
さて編者の平間洋一氏は名作『イズムから見た日本の戦争』『日露戦争が変えた世界史』『日英同盟』などを著し、斯界では有名な存在だが、海将補を経て防衛大学教授を務めた。
本書はその平間氏の父親の従軍航海記である。
たとえば昭和17年8月7日の項目を読む。こう書かれている。
「昨日敵の偵察を受け、本日空爆の算大なるにつき、1600出港を0415出港す。0430頃、敵機動部隊20余隻、空母1,巡5,駆15,ソロモン群島に現るとの報ありて、アドミラルティ進出を取りやめラバウルに急航す」
8月8日 ツラギ奇襲す。
「0400索敵機発進。全員死出の服装を為す。真新しい軍服に着替う。敵を見ざればツラギ泊地に殺到せむとする長官の決意なり。早めに朝食に就く。覚悟を定む」
8月9日。「ソロモン海戦。英米大巡5隻撃沈。3隻大破。駆逐艦四隻撃沈。計12隻。0400 飛行機発進の敵を撃滅すべく、快速力にてツラギ泊地に向かう。2230総員戦闘配置に就く。(中略)左舷6000に米大巡を認む。右に戦艦在り。これに魚雷攻撃撃沈。左舷に大巡4隻、片端より砲撃、撃沈して進む。一発の抵抗すらなし」
しかしガダルカナル奪回は敵の制空権が確保されていたため輸送が困窮を極め、戦局は著しく不利となった。
「8月28日、給油艦の運航おもうようにならず味方海上部隊ほとんど燃料不足にて続々入泊し来る。(中略)この時赤城等ミッドウェイにて失いし空母あらば甚大なる戦果を得しことと思う。重々残念なり。なんとしても空軍絶対的勝利なり。制空権なくして制海権なし」
翌日からラバウル空襲、戦死夥しく葬送に追われる。
「8月31日。ラビ陸戦隊苦戦 敵大型空母一撃沈。イ26号 0645。(日本では)日一日と秋めいて山の草木も万色に染なし。果物穀物すべてが豊作を告ぐるの秋。ここラボール(ラバウル)は日一日と暑さを増し、一日中汗だくとなる。(中略)モレスビー攻略も今年中かかるのじゃないかと懸念さる」
ガダルカナルの玉砕、ソロモン沖海戦、そしてラバウスの攻防、あの勇猛果敢な戦いの日々を日記は淡々と綴っていて、戦局の推移、心理的変化、大本営の失策などが、行間言に埋め込まれている。
「南の島に雪が降る」という映画を遠き昔、評者(宮崎)も見たことがあるが、これは加東大介自身がニューギニアのマノクワリでの戦争経験談を書いた実録で、多くの人を泣かせた。
1995年には水島総監督で新作もつくられた。戦士達の日々、瞼に浮かべながら、戦地の苦労を思った。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の「樋泉克夫のコラム」に、(わがヤオハン)という表現がありますが、その辺りをもう少し詳しくお話くださることをお願いします。
(TY生)
(宮崎正弘のコメント)この場合、「わが」というのは、「我が日本の企業の」というニュアンスかと思いますが、樋泉さんに訊いてみます。
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(読者の声2)古田武彦氏の古代史本を40冊以上よんで筑紫現地へも数度旅行した閑人です(笑)。古田史学は学会「権威」からはあまりにも異端でしかも偽造文書に騙されたりする自業自得があって、ながく無視されたような存在でした。
それが最近百田尚樹さんの『日本国紀』がでて、古田説復権のきっかけになるかもしれません。「古田史学の会」代表の古賀達也さんがフェイスブックに、「同書には歴史学者の名前はほとんど記されておらず、そうした中でこのように古田先生の名前と九州王朝説を『好意的』に紹介されていることに、わたしは感動しました」など、書いておられます。
(石川県、三猫匹)
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(読者の声3)年末に読んで面白かった本。『世界を動かす「国際秘密力」の研究』(2018年3月、ヒカルランド)
著者は陰謀論でおなじみベンジャミン・フルフォードと政治学者クリス・ノース。英語圏ではユダヤ問題はほぼタブーとされクリス・ノースは仮名だという。講演会をまとめたもので疑問符のつく話題も数多く出てきますがユダヤ系で日本に帰化しているフルフォードさんの発言は興味深い。
「国際秘密力」とは戦前のユダヤ研究書によく出てくる言葉ですが、本書を読む限り戦前のユダヤ研究はかなりレベルが高かったようです。
まずトランプ大統領誕生までの経緯をクリス・ノースが分析。
トランプ政権を打倒しようとしていたのはハザールマフィアと呼ばれるユダヤ人たち。(注:ロシアに滅ぼされたハザール王国の末裔で偽ユダヤと呼ぶ人も。タルムード重視、ロシアに対する憎悪、シオニズムなど親イスラエルの傾向、ハルマゲドンを主張するキリスト教原理主義団体も100年前に一部のユダヤ人が人工的につくった派閥だという)
彼らの目標はアメリカに住むヨーロッパ系の人を「憎まれた少数民族」にすること、そして、アメリカを利用してユダヤ人部族の敵を攻撃し、最終的に世界を支配すること。
ヒラリーは過剰に黒人にごまをすり、黒人の高い逮捕率や高い失業率、または低い教育水準や低い所得などをすべて白人の人種差別の結果だと主張した。トランプに反対するネオコン・マスコミ・学会の指導部はユダヤ人。トランプ政権の閣僚指名は平均して30~40日もかかったがマティス国防長官とケリー国土安全保障省長官は就任式当日に承認。この2人は軍人で親イスラエル、ユダヤ人に人気がある。
トランプ大統領就任から100日間のメディアの反応は圧倒的に否定的でその比率は CNN 93% NBC 93 CBS 91 NYT 87 WaPo 83 WSJ 70 FOX 52。マスコミの言っていることの9割はウソ。白人団体がユダヤ人至上主義に反対して、それに対しユダヤ人支配のマスコミが反発している。
ここまで読んで日本の現状とのあまりの相似形に笑ってしまうほど。以下、フルフォードさんの主張。
CNNはハザールマフィアのプロパガンダ組織、CNNのスタッフのほとんどがユダヤ人。マスコミを信用しているのはアメリカ人の6%、軍を支持しているのは71%。トランプ政権は「反ハザールマフィア軍事クーデター」。アメリカの制服組は二重国籍を認めないので、他の政府組織に比べれば、イスラエルの米軍に対する影響力はほとんどない。ネオコンやユダヤ人が多いシンクタンクだけがイスラエルの都合のいいようにアメリカ軍に指示を出していた。アメリカ軍は長い間、水面下で反イスラエルの準備をしてきた。
1967年の第三次中東戦争でアメリカの情報収集艦「リバティー号」がイスラエル軍に攻撃された。エジプトの攻撃に見せかけてアメリカがエジプトを侵略するというシナリオ。この事件でイスラエルの国益のために戦争に誘導されていたことが軍部の中でバレた。決定的だったのはイラク侵攻時に大量破壊兵器がなかったこと。
さらに2人の分析が続きます。
ロコーストは同じ民族が同じ民族を追いやったもの。欧州にいたユダヤ人がイスラエルに引っ越さなかったので、ロスチャイルドなどのシオニストがヒトラーを使って脅しをかけてイスラエルに送り込んだ経緯があると指摘。
アメリカがユダヤの難民船を追い返した理由がわかります。
戦前の本でも同化ユダヤとシオニストユダヤの対立が指摘されていました。アウシュビッツの犠牲者はイスラエル建国の捨て石といったところでしょうか。
ユダヤ人の特徴として名前や宗教を巧みに変えるなりすましを指摘。その例としてサウジアラビアの王族はユダヤ人だという。イランの準国営ファルス通信によると、イスラエルは戦闘機・輸送機・特殊部隊を送り込んでサルマン皇太子に対するクーデターを防いでいるという。要は、イスラエルとサウジは同盟関係にあり、隠れユダヤの植民地だったことがバレた。
にわかには信じがたい話ですが、2001年9月11日の同時多発テロではツインタワーの見える場所にイスラエルのTVクルーがいたり、容疑者がサウジアラビア人ばかりなのに、旅客機がすべて飛行禁止のなかサウジアラビア人を乗せた旅客機が出国するなどおかしなことがたくさんありました。最近ではジャマル・カショジ記者がトルコで殺害された事件の黒幕がサルマン皇太子とされていますが、皇太子はイスラエル寄りの発言も多く、本当はイスラエルの工作員の背乗りだったとしても驚きではありません。
トランプ大統領の義理の息子のクシュナーについて、彼は「チャバド」という宗派を信奉する狂信的ユダヤ原理主義者だという。
ゴグ・マゴグという2つの大国が戦って人類の9割が死ぬ。//
