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こんにちは、エンリケです。

桜林さんがMCをつとめる「国防ニュース最前線」にご出演の野田力さんは、衛生兵らしい体格の良さ。

以前弊メルマガで連載を書いてくださったこともあります。
覚えている方もいるのでは?

免許取れたんですね。
お元気そうで何よりです!

野田さんの姿に、武士のたたずまいを覚えたのは私だけでしょうか?

あなたはどうですか?


エンリケ


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桜林美佐の「美佐日記」(7)

 人に優しい国でありたい

桜林美佐(防衛問題研究家)
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 おはようございます。桜林です。「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土佐日記』ならぬ『美佐日記』は今回で7回目です。

 それにしても、日本の社会はけっこう失礼なところがありますよね。12月6日に米軍岩国基地に配備されていた戦闘機FA-18と空中給油機KC-130が墜落し、米軍や自衛隊、そしてオーストラリア軍も出動し、のべ800時間以上にわたる捜索を続けましたが、行方不明者の発見には至らず、米海兵隊は11日、行方不明になっていた隊員5人の捜索を打ち切り、死亡と断定したことを明らかにしました。

 この事故では、FA-18に乗っていた乗員2人は救助され、1人が命を取りとめたものの1人は死亡、残るKC-130の乗員の無事を祈るばかりでした。

 しかし、とうとう両機の乗員合わせて7人のうち6人が家族のもとに生きて帰ることができなかったのです。

 ちょうど2年前の12月8日にも、岩国基地所属の米海兵隊FA-18が高知県沖に墜落し、パイロットが死亡しました。事故の翌日に海上自衛隊のUSー2が機体を発見し、現場の関係者や徹夜で見守っていた市ヶ谷の防衛省では「やった!」とどよめきがあがり、ガッツポーズで喜び合ったものの、その後、死亡が確認され、皆がっくりと言葉を失い肩を落としたという話を思い出さずにいられません。

 米軍機の事故、そして自衛隊機についても、ここ数年の間に重大な事故が立て続けに起きています。大事な人を失った家族はどれほどの悲しみの中にいるかと思うと胸が締めつけられます。

 それなのに、メディアで報じられている日本側の反応はいつもあまりにも非情です。

今回の事故についても、山口県岩国市の福田良彦市長は岩国基地司令官のリチャード・ファースト海兵隊大佐から電話で事故の報告を受け、岩国基地で11月にも米海軍のFAー18が那覇市沖で墜落したことから「短期間に連続した事故発生は遺憾だ。市民にも不安が増大している」と伝えた上で、岩国基地では事故原因が明らかになるまで米軍機の運用を見合わせるよう求めたとされます。

 山口県の村岡嗣政知事も「このような事故を起こさないよう強く求める。厳しい態度で求めたい」と取材陣にコメントし、防衛省中国四国防衛局に情報提供と原因究明、再発防止を要請したとのことです。

 官房長官や防衛大臣は、今回の事故に関しては「全力で捜索をしている」といったコメントをしていましたが、同様の事故が起きると「あってはならない」「住民に不安を与えてまことに遺憾」などと判で押したように言うのがだいたい通例になっています。

 確かに地域の首長は大変だと思います。これで抗議をする姿勢を示さず、住民にダメ出しされて別の人が選挙で当選するようなことになったら、在日米軍の存在そのものが危うくなるかもしれず、米軍を受け入れる潤沢な予算で市民生活を潤わせるためにも、厳しい態度をとらなければならない・・・そのような構図があることは想像に難くありません。

 報道も米軍機がまた事故を起こしたという視点ばかり。そこに人が乗っていて、その人を待ちわびている家族がいるということに誰も思いが至らないのでしょうか。

なぜ夜間に訓練をしなければならないのかという声も紹介していますが、誰だって早く家に帰りたいのです。それでも必要だから夜間に訓練をするのであり、あらゆる事態が昼間に起きるのならともかく、夜には有事も災害も起きないとでも言うのでしょうか。

そもそも、在日米軍は日本を訓練場として使っているわけではなく、日本は米軍の力を借りて自国の防衛力としています。わが国防衛にも寄与するための訓練で米軍の若い命が失われたという観点が完全に抜け落ちています。

 今回の事故を受け、安倍首相からトランプ大統領にお悔やみのメッセージを送っていることが外務省のホームぺージに掲載され、また河野外務大臣もTwitterで英語のコメントを載せていましたが、一般国民に知らせるためにはぶらさがり取材(報道業界で言う「総理ぶら」)を実施し、同じように発言することを望みます。

 いわゆる「徴用工」「慰安婦」などに関しての一連の事案、中国、ロシアとの主権や領土に関わる対立、そして米国から高額な装備を買わされ・・・と、日本はいかにも純粋な国で他国にいじめられてばかりのような位置づけにも見えますが、こと米軍関連の報道については冷酷非道で、神を失った国民の末路を見るようです。

 さて、気をとりなおして、おしらせです。

12月8日にアップされたYouTubeチャンネルくららの『国防ニュース最前線』は、元フランス外人部隊の野田力さんが登場しています!

 野田さんは最近『フランス外人部隊─その実体と兵士たちの横顔』 (角川新書)を上梓されました。その中にもありますが、外人部隊に入ったのは、阪神淡路大震災での自衛隊の活動を見て、自衛官を目指したもののパスできなかったからでした。

15回もの受験に失敗し願いは叶わず、とうとう自衛隊を諦めるのですが、その後、フランス外人部隊という全く別の道で自ら道を拓いたのです。

 野田さんを見てとても尊敬するのは、これだけ門前払いされたのに、自衛隊の悪口や嫌味の一つですら言わないことです。アフガンの戦場も知る野田さんは、経験値では自衛官を勝るはずなのですが、奢ったり偉ぶることがありません。

 挫折感に打ちひしがれたり、自己嫌悪に陥ったり、被害者意識にさいなまれたり・・・、そんな経験をしても、人に優しくできる。それが何より大切なことなのかなとつくづく思います。

http://www.chclara.com




(つづく)



(さくらばやし・みさ)



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【著者紹介】
桜林美佐(さくらばやし・みさ)
昭和45年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作。その後、国防問題などを中心に取材・執筆。著書に『奇跡の船「宗谷」─昭和を走り続けた海の守り神』『海をひらく─知られざる掃海部隊』『誰も語らなかった防衛産業[改訂版]』『武器輸出だけでは防衛産業は守れない』『防衛産業と自衛隊』(いずれも並木書房)、『終わらないラブレター─祖父母たちが語る「もうひとつの戦争体験」』(PHP研究所)、『日本に自衛隊がいてよかった』(産経新聞出版)、『ありがとう、金剛丸─星になった小さな自衛隊員』(ワニブックス)。月刊「テーミス」に『自衛隊密着ルポ』を連載。


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