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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)11月5日(月曜日)
        通巻第5877号   <前日発行>
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 米NGO「フリーダムハウス」報告書が指摘
  中国の「デジタル・シルクロード」は監視の網を海外にも拡げた
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 11月2日、米政府系の「フリーダムハウス」による年次報告書『デジタル専制政治の台頭』によれば、ビッグデータ、フェイクニュース、ネット上のプライバシーの監視によって、民主主義が破壊される危機にさらされる可能性があるとした。
 同報告書はフェイスブックから5000万人の個人データが流失した事実にも触れて、防御を強く呼びかけている。

 ネット上に流れたフェイクニュースの影響を受けた選挙では、バングラデシュ、スリランカ、印度などで暴動が発生した。米国の大統領選挙でもロシア、中国のハッカー攻撃と同時にフェイクニュースが何回も流され、選挙への介入が目立った。

 またエジプト、ケニヤ、ナイジェリア、フィリピンなどではデジタル社会の影響を受けて、民主主義の劣化が見られるとした。

 同報告者は中国の新彊ウィグル自治区における住民弾圧、とりわけ百万もの人々を収容所に入れての再教育を批判しつつ、「この収容されたウィグル族の人々はネットによる通信が傍受されたことによる」と特筆している。

 中国のシルクロード構想とは、相手国に光ファイバーや通信機材、設備を輸出してもいるが、多くで光ファイバー網の建設を同時並行している。
この結果、外国のネット通信の防聴もが可能となっており、まさに「デジタル・シルクロード」だと批判している。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1814回】              
――「支那人は不可解の謎題也」・・・徳富(39)
徳富蘇峰『支那漫遊記』(民友社 大正七年)

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 「善言者は、善行者にあらずとは」、「支那人一般に適用す可き名言也」。だが、彼らが「善く行はれざる」からといって、支那古典に満ちている善言が「善言たるの價値を損」するわけはない。

「白皙人種と競爭するは、單に武力の一點張り、若しくは生産の一方面のみに、限る可きにあらず」。やはり「此の學問の中樞、若くは中樞の一たる、支那古典の研究」こそが肝要である。「日支兩國を、精神的に提携せしむる」ことからも、「蓋し支那學問の興隆は、興亞の一大長策也」。

 ■「(七八)空論國」

議論の際に「動もすれば熱拳を揮」う日本人に対し、「支那人は戰爭中にも、尚ほ議論を事とする」。「要するに支那は、何よりも先づ言論の國」であり「文字の國」である。「露骨に云はヾ、空論國」ということになる。
 「文字言論の國柄として、支那人の辭令に巧妙なるは、先天的と云ふも可」であり、同時に「饒舌なるは、亦是れ一種國民的性格」ともいえる。そこで「言論を以て能事とする代議政治は、支那に取りては、寧ろ適當の政治」といえるだろう。

「支那が言論國なればとて、我が日本も亦た、之に倣はねばならぬ必要」はない。「俗吏政治」は問題だが、さりとて「巧辯家政治」にも難がある。欧米諸国が「既に言論の厄運に遭ふ」ていることを考えれば、「東亞も亦た、果して同樣の厄運を迎へざる」を得ないようだ。

■「(七九)空論亡國」

日本では「支那的空論の流行」が見られ、残念だが「我が日本は、追々と空論繁昌の世の中となりつつあり」。「東亞の空論國は、支那のみにて既に澤山」であるというのに。

 じつは「議論の効用は、實行にあ」るわけで、溺れる人を前に、溺れた理由、救助は必要か、救助された後に褒賞はあるかなどと「御託を並べんよりも。寧ろ直ちに手を出して、之を援くるを先務と」すべきだろう。やはり「日本は專ら實行の方面に、其力を竭」すべきだ。なぜなら「支那人、印度人、何れも言多くして、實少き」ゆえに、「今日其の國家の衰微若くは亡滅を招」いているからである。

 「我國爲政者」が「他國爲政者の饒舌」に倣うようになっては、日本という「我が國家の前途や、實に憂ふ可きの至り」というものだ。

■「(八〇)豐富なる?史」

「支那人には、新奇の物なし」。なんであれ「吾國に固有せり」と自慢する。それというのも「支那は舊國也、大國也。舊且つ大にして最も百科字彙的國」だから、ないものはないのが当たり前ともいえる。たとえば「即今歐米諸國の問題たる、『國民協盟(リーグ、オブ、ネション)』の如きも、支那には春秋時代に、既に幾許か之を試みたる者ありし也」。

「吾人(徳富)は支那には、殆んど總ての事物存し、然も之れと同時に、總ての事物、殆んど皆な其の存在の意義を失墜しつゝあるを見る也」。かくして「此の如き豐富なる?史を有するは、現在及び將來の支那人に取りて、幸乎、不幸乎、未だ猝かに斷言し易からざる也」と。

――徳富は「未だ猝かに斷言し易からざる也」とするが、やはり「此の如き豐富なる?史」は不幸というものだろう。なぜなら、彼らが胸を張る「中華民族の偉大さ」を支える「總ての事物、殆んど皆な其の存在の意義を失墜しつゝある」からである。

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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌の中国レポートを読んでいますと、そのあべこべの方向に走ってビジネスを拡大させているトヨタ、日産、日立、そして伊藤忠が蹉跌することは目に見えています。
 かれらに、貴誌の購読を勧めたいものです。
   (TY生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)とくに日立製作所は売り上げの10%を中国で得ています。経団連の中西宏明会長は、この日立トップからです。中西氏は東大工学部からスタンフォード大学、コンピュータの専門家。日立会長の後、ことし六月から経団連会長です。
 日立はともかく、パナソニック、ソニー、ユニクロ、ソフトバンク等々。横文字の企業は日本国籍なのか、多国籍なのか。



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(読者の声2)先週来、永田町では来年衆参同時選挙、そして憲法改正へ突き進むという観測があがり、どうも本気のようですね。
 何か噂を聞いておられますか?
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)衆参同時選挙は既定の事実のようですね。しかも、選挙直前、中国の経済破綻を理由に「消費税値上げ延期」をアナウンスするとか、しないとか。アベノミクスが迷路の彷徨いこんでしまったため、打つ手が限られてきました。
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  11月25日は憂国忌です!
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三島由紀夫氏追悼 第四十八回 追悼の夕べ
「憂国忌」のご案内
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 ことしもまた憂国忌の季節となりました。三島先生の没後四十八年にあたり、政界、言論界でも「最後の檄文」の主張にもある憲法改正の方向性が出てきました。本年は明治百五十年にあたり、背景に明治の残映から始まる三島先生の傑作『春の雪』(『豊饒の海』第1巻)を中心としたシンポジウムなどを執り行います。
      記
 日時   十一月二十五日(日曜) 午後二時(午後一時開場)
 場所   星陵会館大ホール(千代田区永田町2-16)
 資料代  お一人 二千円

<プログラム>                      (敬称略、順不同)
                     総合司会     菅谷誠一郎
午後二時   開会の挨拶        三島研究会代表幹事  玉川博己
      『春の雪』名場面の朗読              村松えり
      『天人五衰』最後の場面朗読            村松英子
午後二時半 シンポジウム  「『春の雪』をめぐって」
                小川榮太郎、富岡幸一郎、松本徹
                  司会  上島嘉郎(『正論』前編集長)
      追悼挨拶「憲法改正の時が来た」   中西哲(参議院議員)
午後四時十五分    閉会の辞。 全員で「海ゆかば」斉唱
 <憂国忌代表発起人> 入江隆則、桶谷秀昭、竹本忠雄、富岡幸一郎、中村彰彦
西尾幹二、細江英公、松本徹、村松英子
       (なおプログラムは予告無く変更になることがあります。ご了承下さい)

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「憂国忌」賛助会費のお願い
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 憂国忌は過去四十八年、三島先生の友人・知己、関係者らを中心に発起され、同志、ファンらのボランティアによる活動と浄財だけで孜々営々と運営して参りました。発起人も林房雄、川端康成、小林秀雄、林武、保田與重郎、福田恒存、黛敏郎、村松剛、エドワード・サイデンステッカー、江藤淳、佐伯彰一、篠沢秀夫の各氏ら五百名近い日本を代表する学者、文化人につとめていただきました。本年も皆様方のご理解とご支援を賜りたく存じ上げ、ご支援をお願い申し上げます。

 賛助会費   一口 一万円 (半口でも結構です)。
(!)郵便振替
00110-2-324158
口座名義(加入者)「三島由紀夫研究会事務局」

(B)銀行振込先「三井住友銀行 三田支店」(普通8256540)
口座名義「三島由紀夫研究会」です。
なお銀行を利用される方は、お振り込み後、ご住所をメールでご教示下さい。
yukokuki@mishima.xii.jp

賛助会員の皆さまには、次の五つの特典があります。
一、「憂国忌招待券」をお送りします。
二、年に十回前後の「公開講座」が半額となります。
三、年四回発行のメルマガ合本「三島由紀夫の総合研究」をお送りするほか、ニューズレター会報などがあります。
四、関連図書をお手元にお送りします。
五、「憂国忌」終了後、御出・欠席を問わず「記念冊子」(ご芳名を掲載させて頂きます)をお送り申し上げます。匿名希望の方は振り込み用紙の余白にその旨をご記入下さい。(なお十一月五日に冊子の印刷を締め切りますので、以後の振込通知到着分は、ご芳名記載が来年度になることがあります。ご了解下さい)
                    YUUKOKUKI
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