幸せと平和を願う心が臨界質量を超える時、世界は良い方向に動きだす。
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         心が臨界質量を超えるメルマガ
           『 心 超 臨 界 』
        読者:413人 / 発行人:渡部天真

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《 いま注目の論点 》
★消費税10%
 首相の決断でよみがえる「失われた3年」ーー田中秀臣・経済学者
【「iRONNA発」産経新聞 H30.10.19 】https://tinyurl.com/yawndkqv
★安倍首相を待つ2つの罠ーー石平さん
【「石平のChina Watch」産経新聞 H30.10.18 】https://tinyurl.com/yby4j3e7
★ウイグル弾圧 裏に「一帯一路」ーー小森義久・ワシントン駐在客員特派員
【「緯度 経度」産経新聞 H30.10.16 】https://tinyurl.com/yaxdsv9x

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◆ 平成30年10月22日 第2766号 敗北宣言
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1946年3月4日、トルーマンとウィンストン・チャーチルは、大統領の地元ミズーリ州に向かっていた。チャーチルは戦争指導には勝利したものの、1945年夏の選挙で労働党に敗北した。ポツダム会談では途中、新首相クレメント・アトリーに代わられる屈辱を味わった。トルーマンは、米国訪問を決めたチャーチルに地元大学での講演を依頼した。
〔 渡辺惣樹さん 〕


   ■きょうの言葉

   人生最大の苦痛は、敗北ではなく後悔である
   The most painful thing to experience is not defeat but regret.
   ( レオ・バスカグリ )


●チャーチルとトルーマンの「敗北宣言」

『第二次世界大戦 アメリカの敗北』https://tinyurl.com/ybb5pvwo
【 渡辺惣樹、文藝春秋 (2018/6/20)、p318 】

会場は、国民のほとんどがその名を初めて聞く長老派教会系大学ウェストミンスターカレッジの講堂であった。トルーマンは大学のあるフルトンの町への移動に、FDRの使った大統領専用列車フェルディナンド・マゼラン号を用意した。車内で2人はポーカーに興じた。その一方で、講演内容についての入念な打ち合わせを行った。チャーチルは、対ソ外交にかかわる重大な内容を含むスピーチを行うことを、招待を受ける条件としていたのでる。

翌5日、フェルディナンド・マゼラン号は、セントルイスとカンザスシティの中間(ミズーリ州のほぼ中央部)にある小都市フルトンに到着した。ポーカーの後にチャーチルは打ち合わせた原稿をもう一度修正していた。早朝、修正箇所の了解をトルーマンから得た。2人が念には念を入れたのは、米英両国が進めてきた対ソ外交を変更すると全世界に明らかにする意図があったからである。フルトンの空は晴れ上がり、昼頃には気温は華氏60度(摂氏16度)にまで上がっていた。

トルーマンの紹介に続いてチャーチルは語り始めた。彼は、目前の聴衆に語ったのではない。世界に向けて語ったのである。

「バルト海のシュチェチン(現ポーランド)からアドリア海のトリエステ(現イタリア)まで、ヨーロッパ大陸を横切る『鉄のカーテン』がおろされた。中部ヨーロッパおよび東ヨーロッパの歴史ある首都は、すべてその向こうにある」

「西側民主主義国家、とりわけイギリスとアメリカは、際限なく力と思想の拡散を続けるソビエトの動きを抑制しなくてはならない」

打ち合わせ通りの講演内容を聞くトルーマンは、満腔(まんこう)の賛意を表し、聴衆とともに拍手した。

かつて、チャーチルは、2人の怪物(ヒトラーとスターリン)を前にしていかなる外交をとるべきか迷いに迷っていた英国保守派を激しく批判した。とにかくヒトラーを倒すことだけを主張した。ヒトラーとスターリンを戦わせ、2人の怪物の弱体化をはかるべきだと考えたネヴィル・チェンバレン首相を詰(なじ)り続けた。

同首相は、対独戦がはじまるとチャーチルを海軍大臣に起用した。その後体調を崩し首相の座をチャーチルに譲った(1940年5月10日)。ヒトラーが、満を持して対ソ戦を始めた時期(1941年6月22日)には、何らかの対独外交方針の変更もあり得た。しかしチャーチルは次のように述べてスターリンとの「同衾(どうきん)」を決めた。

「(ソビエトが犯した)過去の罪、愚かな行為とそれが生み出した悲劇。こんなものは水に流す。いまロシアの兵士が、太古の昔から祖先が耕してきた大地を必死に守っている。そして兵士の母や妻が祈りを捧げている。愛する者が無事に帰ってくるように、家族を守る稼ぎ手が傷つかないように祈っている」

「ナチスの支配と戦う人々あるいは国には、我が英国は惜しみなく支援する。いかなる国家、いかなる人間も、ヒトラーと手を携えるかぎり我が国の敵である」

英国保守派にすれば、スターリンとの「同衾」がどんな結果をもたらすかはわかりきったことであった。彼らは、チャーチルの「鉄のカーテン」スピーチを聞き、「今頃気づいた馬鹿野郎だ」と思ったに違いなかった。

英国はナチスドイツとの戦いで国富の4分の1を失った。英国の対外負債は140億ドルにも上り、ケインズは、「英国の外為資産は底をついた。5年以内に国家破綻する」と警告していた(1945年4月)。その結果がブレトンウッズ体制であり、世界を支配する通貨はポンドからドルに完全に取って代わられた。チャーチルの「敵の敵は味方」とする単純な思考がもたらした英国の没落であった。

戦後、ソビエトの共産化攻勢に晒されたギリシャ、トルコへの支援を断念したのも財政難が原因であった。英国保守派はチャーチルの愚かな外交を抑止できなかったことに臍を噛んだ。「鉄のカーテン」演説は、チャーチル特有のレトリックを弄した、体の良い「対ソ敗北宣言」だったのである。


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