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世界が称賛する 国際派日本人(4)
サマーワに架けた友情の架け橋--自衛隊のイラク支援活動

東日本大震災をはじめ、災害救助活動での活躍ぶりに国内で広く感謝されている自衛隊ですが、海外ではどうでしょうか。ここでは十数年前のイラク支援活動を振り返ってみたいと思います。
■■ 転送歓迎 ■■ No.2817 ■■ H30.10.15 ■■ 7,836部■■

■1.前代未聞の感謝デモ■

 イラクでは噂が伝わるのが速い。二〇〇四年十二月十四日の自衛隊の派遣期間が終わりに近づき、ゲリラからロケット砲が撃ち込まれるという騒ぎが起こると、「自衛隊は帰るのか?」という懸念が瞬く間に広まった。

 すると百四十人の老若男女からなるデモ隊が「日本の支援に感謝する」と自衛隊宿営地に詰めかけ、口々に「帰らないで」と懇願した。同時に「自衛隊の滞在延長を願う署名運動」が展開され、二日間で千五百人もの署名が集まった。

 実は感謝デモはこれで二度目だった。四月に二度、自衛隊宿営地そばに迫撃砲が撃ち込まれると、サマーワ市民による百人規模のデモ行進が行われた。スローガンは「日本の宿営地を守ろう」というものだった。さらに、

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イラクのいろいろな人々が宿営地に来て、「申し訳ない。あれは一部のはねっかえりで、イラク国民の意思ではない。どうか帰らないでくれ」(佐藤正久「サマーワに架けた信頼の架け橋」『日本の息吹』平成十六年十月号より)
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と陳情した。

 前代未聞のデモに、英・米・オランダ軍も驚いて、自衛隊に矢継ぎ早に問合わせをしたほどだが、迫撃砲を撃ち込んだゲリラたちもこれでは逆効果だと思ったのだろう。その後、派遣期間終了の近づく十一月まで動きはなかった。

 もっともこうした事実は、日本のマスコミはほとんど伝えなかった。逆にパレスチナ自治政府のアラファト前議長の死去を受けてサマーワで行われた「パレスチナ支援デモ」では、二十本ほどの横断幕のたった一つに「自衛隊は撤退すべきだ」と書かれていただけで「反日デモ」などと報じた新聞があった。偏向報道もここまで来れば、確信犯という他はない。


■2.「カーネル・サトウはサマーワの人々の心に到達した」■

 自衛隊によるイラク支援は、活動当初からイラクの人々の心を捉えるよう綿密に準備されたものだった。先遣隊隊長として乗り込んだ佐藤正久一等陸佐(当時)は三度目のPKO参加。最初のカンボジアの後に、ゴラン高原で一次隊長を務めており、中東人とのつきあいを体験的に心得ていた。

 風貌も中東人風に豊かな口ひげがよく似合う。現地では「絶対に破らない約束をする」時、互いのひげを触る決まりがあるので、相手の家に招待された時などは、ひげが重要な役割を果たした。

 さらにイラク人の衣装をもらって、食事に招待された時にはこれを着ていった。現地の人々と車座になって、右手で食べる。こうした姿勢をイラク人は「我々の伝統的文化を尊重してくれた」と非常に喜んだ。ある部族長は「カーネル(大佐)・サトウはサマーワの人々の心に到達した」と語った。

 帰国直前には「イラクから帰ってくれるな。嫁と家は準備するから」とまで言われた。イスラム教では妻は四人まで持てるので、あと三人は大丈夫だというのである。

(続きは下記の書籍でご覧下さい)


■リンク
a. 伊勢雅臣『世界が称賛する 国際派日本人』、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594075681/japanonthegl0-22/
アマゾン「日本史一般」カテゴリー1位 総合61位(H28/9/13調べ)

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■『世界が称賛する 国際派日本人』に寄せられたカスタマー・レビュー 62件、5つ星のうち4.9

★★★★★在外中こそ、必要なアイデンティティ(アマゾンカスタマー、ベスト100レビュアー)

在外経験から学んだことだが、日本のなかで、リベラル系の皆さんがよく使う「地球人」などという表現は、国際的な場面では通用しない。

「自分は日本人なんかじゃなくて、地球人だ」という人間がいたら、ほとんど誰からも信用されないだろう。

本書に登場するかたがたは、国際派日本人である。それは、つまり、自分が何者であるかというアイデンティティ、言わば帰属意識が根底にあると言うことだと思う。

その帰属意識の上で、何をするべきか、どう対処していくべきかを考えて行動している。それを支えるのは、やはり日本人としての誇り、謙虚さ、責任感、人の役に立ちたいという願い・・・。

日本人であるという意識を基本とし、その上で自分にも人にも、分け隔てなくという日本独特の感性は、素晴らしいものだ。こうして海外で称賛される日本人の活躍を、ぜひ多くの人に知って欲しいと思う。学校の授業でも取り上げてほしい。
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