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幸せと平和を願う心が臨界質量を超える時、世界は良い方向に動きだす。
( 心が臨界質量を超えるとは → http://tinyurl.com/5kr6f )
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         心が臨界質量を超えるメルマガ
           『 心 超 臨 界 』
        読者:414人 / 発行人:渡部天真

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《 いま注目の論点 》
★自由気ままな船田元(はじめ)議員――阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員
【「阿比留瑠比の極言御免」産経新聞 H30(2018).09.29 】https://tinyurl.com/y87grvzw
★中国「統一戦線工作」明るみに――小森義久・ワシントン駐在客員特派員
【「緯度 経度」産経新聞 H30(2018).09.23 】https://tinyurl.com/y7qeaobf
★「毛沢東流思想弾圧」の復活――石平さん
【「石平のChina Watch」産経新聞 H30.09.20 】https://tinyurl.com/y7dbk63f

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◆ 平成30年10月2日 第2753号 傾斜生産方式
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傾斜生産方式とは、「GHQ」によって輸入が解禁された石油を鉄鋼生産に傾斜配分し、その結果、増産された鋼材を炭坑へ傾斜配分し、もって増産された石炭を鉄鋼へ傾斜配分し鉄鋼をさらに増産させていこう」という考え方です。このために、復興金融債(復金債)を発行し、その資金を重点的に石炭鉱業に融資する手立てがとられました。この復金債の大半は日本銀行(日銀)が買い取っています(日銀引き受け)。そして、このような傾斜生産方式を押し進めたのが、1946年8月に設立された「経済安定本部(安本)」でした。

社会の教科書などでは、これが功を奏して1947年度、1948年度は鉱工業生産も急速に回復したけれども、復金債の発行などがインフレ体質を強め、政府の補助金や海外からの援助に頼り切った脆弱な経済体質になってしまった、とされています。
[ 高橋洋一さん ]


   ■きょうの言葉

   歴史はいつも誤って書かれる
   だからいつも書き直しが必要になる
   ( ジョージ・サンタヤナ )
   History is always written wrong, and so always needs to be rewritten.
   ( George Santayana, American Philosopher, Poet, 1863-1952 )


●教科書にも出てくる「傾斜生産方式」はまるで効果がなかった

『戦後経済史は嘘ばかり』https://tinyurl.com/j9n824s
【 高橋洋一、PHP研究所 (2016/1/16)、p30 】

この戦後経済の常識は、どれほど正しいのでしょうか。

まず、正しておくべき最も大きな誤解は、「政府が戦後の産業発展を主導してきた」という見方です。その代表例が、終戦直後の「傾斜生産方式」です。

( 中略 )

経企庁出身で政策研究大学院大学教授などを務めた大来洋一(おおきたよういち)氏らは『傾斜生産方式は成功だったのか』(2006年10月)という論文を書いています。

この論文の中でデータ分析が行われていますが、結論としては、「1947年の遅い時期からの生産の回復は傾斜生産方式の成功を示すものではなく、占領軍、アメリカの援助が効果的であったことを示すものである」としています。そのうえで「日本政府が傾斜生産方式を打ち出したのはそれが生産回復の決め手となると考えたからよりも、これによって占領軍からの原材料の援助を引き出すことができると考えたからであり、その意味では見事に成功していた」としているのです。

この視点は大来氏のみのものでなく、大半のエコノミストが同意しています。

大来氏の論文の中では、同じく経企庁出身で、日本経済研究センター会長を務めた香西泰(こうさいゆたか)氏の論文が引用されています。香西氏は「占領軍が日本経済の危機を認め、重油、原料炭、鉄鉱石等の基礎材料の輸入・放出に踏みきったことによるところが大きい」「この意味では傾斜生産の貢献をそれほど高く評価すべきではないかもしれない」としています。

当時の政府の担当者たちも「物資を引き出すためのものだった」と認めています。アメリカから物資を引き出すための説得材料として「傾斜生産方式」というものを持ち出したのです。

大来氏のデータ分析でも明らかになっていますが、鉄鋼や石炭の生産拡大と最も連動が強かったのは、「鉄鉱石の輸入数量」でした。要するに、アメリカが鉄鉱石を回してくれると生産が回復し、鉄鉱石を回してくれないと生産が伸びない状態でした。原材料がなければ、日本政府も産業界も何もできなかったのです。

1947年の遅い時期から生産が回復したのは、1947年6月にアメリカからの重油の緊急輸入が実現したからです。それまでは生産が伸び悩んでいましたが、重油が入ってきてからは急速に生産が拡大していきました。

終戦当初は、アメリカからの資金はガリオア資金(占領地域救済政府資金)だけであり、主に輸入していたのは食糧です。その後、エロア資金(占領地域経済復興資金)によって産業のための原材料輸入ができるようになりました。1948年8月からのエロア資金による原材料輸入の援助が日本経済を復興させました。

つまり、「1947年の重油の緊急輸入」と「1948年からの原材料輸入」によって生産が拡大したわけです。

ちょうど、この時期が傾斜生産方式の計画実施の時期と一致していて、1948年に計画がほぼ達成されたため、いかにも傾斜生産方式の成果のように見られていますが、実際にはアメリカによる援助が最大の要因でした。

要は、傾斜生産方式はアメリカからの援助を引き出したという点で、ポリティカルな意味では成功でしたが、エコノミックな意味ではほとんど効果のないものだったのです。


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