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『世界が称賛する 国際派日本人』大村智
四千万人を感染症から救ったノーベル賞化学者の志
伊勢雅臣
■■ 転送歓迎 ■■ No.2811 ■■ H30.10.01 ■■ 7,836部■■
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(伊勢雅臣)『世界が称賛する 国際派日本人』は第一弾『世界が称賛する 日本人の知らない日本』の人物編です。日本を知るために、世界に称賛された日本人の列伝としてまとめました。毎週、各人の導入部をご紹介させていただきます。
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二〇一五年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授は、「一期 一会」を信条として研究を進めてきました。茶道の精神がどのように現代の最先端の科学研究に生かされてきたのか、教授の足跡を辿たどりつつ、考えてみましょう。
■1.「自分も学び直そう」■
大村智(さとし)が東京・墨田区の夜間高校で物理と化学の試験を監督している際、ふと目にしたのは、一人の生徒が鉛筆を握っている手の指に油がこびりついていることだった。
生徒たちの姿を見ると、洋服の所々に油をにじませている者もいる。昼間は働き、夜はこうして学校で学んでいる。大村は改めて、その姿に感動した。
大村は自分の高校生時代の生活を思い出した。裕福な農家の長男として生まれ、何一つ不自由なく過ごした高校時代は、勉強などしないでスキーや卓球に明け暮れていた。高三の二学期からは受験勉強をしたが、大学に入ってからも、勉強に打ち込んだ覚えはない。
昼は油にまみれて働き、夜はこうして必死に勉強に取り組んでいる夜間高校の生徒たちを見て、自分はもっと何かをしなければ済まないという気になった。大村は胸の奥から湧き上がるようなエネルギーを感じた。「自分も学び直そう」。
■2.信条は「一期一会」■
ノーベル生理学・医学賞に輝いた大村智・北里大学特別栄誉教授が研究者への道を歩み出したのは、この瞬間だった。
大村は、二〇一五年十二月七日、ストックホルムでの受賞記念講演で、信条としてきたのは「一期一会」だと語った。茶会に臨む際に「一生(一期)に一度の出会い(一会)と考えて、真心を尽くせ」という茶道の心得である。
この夜間高校での生徒たちとの一期一会の出会いで、「自分はもっと何かをしなければ済まない」という初志を抱いたことが大村が研究人生を踏み出すきっかけとなった。この時に「生徒たちも頑張っているな」という程度の思いで終わっていたら、ノーベル賞もなかっただろう。
その後の大村の研究人生も、この初志を遂げるためにさまざまな人々との出会いを大切にし、それらの人々に導かれ、助けられて、ついにはノーベル賞受賞に至ったのである。
(以下は下記の書籍でご覧下さい)
■リンク
a. 伊勢雅臣『世界が称賛する 国際派日本人』、育鵬社、H28
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594075681/japanonthegl0-22/
アマゾン「日本史一般」カテゴリー1位 総合61位(H28/9/13調べ)
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■『世界が称賛する 国際派日本人』に寄せられたカスタマー・レビュー 62件、5つ星のうち4.9
★★★★★世界に誇れる日本人(じゃぐぁさん)
ノーベル賞受賞者の数あるエピソードの中で、大村智教授のものは本当に感動するものの一つでした。
そのエピソードを改めて振り返るところから本書は始まります。
そして先の大戦で敗れた後も立派な態度だった今村均将軍のエピソードは、人の上に立つ日本人であれば、だれもが心に刻むべきものでしょう。
さらに日本陸軍からは、ユダヤ人を救った樋口李一郎少将も登場します。
第5方面軍の最後の指揮官として、8月17日以降の占守島の戦いを指導したことをソ連に恨まれますが、同盟国ドイツを無視してユダヤ人を救ったことでユダヤ人が恩返しに助命活動をしてくれたようです。
人権を守る本当に近代人とは彼のような人なのでしょう。
また、オーストラリアで散った海軍兵の母の態度も立派すぎて涙が出ます。
電車の中で泣きそうになりました。
軍事だけではありません。
化学者の高峰譲吉、降伏調印文書に署名した重光葵など、本当に立派な人が多く書かれています。
中学生の読書の友として、子供や孫に送ってみるのは如何でしょうか。
学校で日○組の歴史教育で深刻なダメージを受けた若者を救うのは、このような本なのだと思います。
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