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▼宮崎正弘の新刊 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)6月7日(木曜日)
通巻第5719号
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フェイスブック、中国との危ないデータシェアを認める
華為ばかりか、レノボ、OPPO、TCLのスマホとも
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米議会が燃えるようにいきりたって、フェイスブックを糾弾している。同社は世界60のデバイス・メーカーと契約し、データシェアをしている。このなかに中国の華為技術(フアウェイ)、レノボ、OPPO、TCLのスマホが加わっていた。
すでに米国連邦政府ならびに軍、公務員は華為(フアウェイ)、ZTE(中興通訊)の使用を禁じられており、また米軍兵士は華為、ZTEのスマホの使用を禁止されている。
議会で「中国制裁」を騒いでいるのはなにも共和党の対中強硬派だけではなく、民主党とのシューマー上院議員(ニューヨーク選出)、ペロシ院内総務など、どちらかといえばリベラルな議員のほうが、この問題では過激である。フェイスブック問題は連邦議会で超党派の合意がある。
おりしもトランプ政権は中国との貿易戦争でロス商務長官と劉?副首相との会談が数回なされ、そして物別れに終わり、報復関税の出動が近いとされる。
中国が土壇場で出してきた妥協案は「もし、関税強化を引っ込めるのなら」という条件付きで、米国から700億ドルの買い物をするなどという曖昧な風呂敷だった。
もっともフェイスブックに関しては、十代の利用者が離れつつあり、『ニューズウィーク』(6月12日号、日本版)によれば、13-17歳の利用率はユーチューブが85%、インスタグラムが72%、スナップチャットが69%で、フェイスブックは51%、ツィッターは32%に落ち込んでいることがわかった。
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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不思議な独裁者、習近平が現代中国にどうして生まれたのか
あの日中友好ムードが、何故とげとげしい日中関係に陥没したのか
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石平v 矢板明夫『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(ビジネス社)
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じつにスリルに富んだ体験談に溢れた本である。
ともに文革時代を中国で生きて、目の前で起きた惨劇を体験しただけに全ての経験談が迫真に満ちているのだ。
「子供の時分からこのような密告社会に身を置いていると、結論としては誰もホンネを言わなくなる。嘘しかつかなくなる」(矢板)という実体験が身に染みる。
誰も信用しない社会は表面上、のっぺらぼうのシステムに見える。
残留孤児として天津で育った矢板氏は、日本人であることがすなわち「外国のスパイ」だとしていじめにあった。
ところが田中訪中があって、日中国交回復がなると、途端にちやほやされ始め、その豹変ぶりになんとも言えない違和感を抱く。
対談相手の石平氏のほうはと言えば、両親は大学教授だったがために「知識青年」として下放され、少年期を石さんは祖父の元で育った。漢方医だった祖父は論語を教え、世間の常識を教える人だった。
それでも周囲の環境を見ながら育つから、世の中はこんなものだと認識していた。
毛沢東の写真が掲載された新聞に芋を包んだだけで処刑されたおばさんがいた。肉は配給で週に一度。極貧のなかにあっても、アメリカはもっと貧しいと洗脳され、中国は世界一幸せな国民と信じてきた。
あの時代、情報が閉鎖され、操作されてきたからである。
地獄の十年といわれた「文革」が終息し、やっとこさ大学が再開されると、一斉に統一試験が行われたが、高校の先生と現役の生徒と、そして老齢のひとも一斉に試験を受ける有様だった。生徒が合格し、先生が落ちたという悲喜劇もあった。
日本の映画が解禁されるや『君は憤怒の河を渡れ』と『幸せの黄色いハンカチ』が凄まじいブームとなって、中国では高倉健がヒーローになった。中野良子がヒロインだった。
当時は日本を批判する社会的ムードは皆無に近く、友好友好と叫んで、すこしでも日本に近付こうという社会風潮になった。
北京大学をでて「配給された」仕事場が四川大学。そこで教鞭をとることになった石平氏は、本当のことを教えると周りから疎まれ、やがて日本留学中の友人から『日本に来たら』と誘いを受けた。
じつに衝動的に日本語も出来ないのにふらりと日本に留学を決めたという。
天安門事件で批判の嵐に直面した中国共産党は、突如『反日』に舵取りを換え、爾後、中国において日本は敵となった。
無知蒙昧の大衆を統治するには、つねに仮想敵を必要としているからだ。
なにしろ日本の温泉ブームにあやかった中国で、ならば一儲けと温泉発見のために、日本から専門家を呼び寄せたが、それが『スパイ』とイチャモンをつけられて、まだ一年以上も勾留されている。我が物顔で中国にいた「日中友好屋」も、なぜかスパイといわれ、まだ拘束されている。不思議な国である。
習近平がいかに無能であるかを、両人はその体験を踏まえて、実例を具体的に挙げて描き出す。じつに示唆に富んでいる。
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宮崎正弘の新刊『アメリカの「反中」は本気だ』!
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宮崎正弘『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社)
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――アジア市場争奪の深刻な米中貿易戦争が始まった
――南シナ海は「中国の海」となり、「一帯一路」はアジア諸国への間侵略ではないのか?
――AIIBは「阿漕な高利貸し」。親米だった国のなかには中国シフトが鮮明に。
――インドは反中に米国とともに立ち上がったが、日本はどうするのか?
――トランプは歴史的な同盟の組み替えを行っている。TPP離脱、NAFTA見直し、パリ協定離脱、イラン核合意離脱。なにもかも、そのグランドデザインは、中国を同盟国から敵国への認定替えにある
――現況を世界史的視点から見ると世界とアジアの近未来はこのように見えてくる
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)イタリアの新政権、ようやく「五つ星運動」と「同盟」の連立がなって、大学教授の首相が決まりました。
ところが、ユーロ離脱表明はありませんでしたね。
イタリアはEUに留まり、緊縮財政をつづけるなら、財政危機は継続すると考えられますが、如何でしょう?
(JJセブン)
(宮崎正弘のコメント)「同盟」を極右と定義する欧州のメディアからは真相を掴めませんが、金利と外貨の動きを見ると、金利が急上昇し、外貨が逃げています。
つまり表面の政府声明はともかくとして、市場は「EU離脱」の可能性が残っていると判断しているように思います。
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■宮崎正弘vs西部邁『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫)
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宮崎正弘vs西部邁『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫)
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「主権国家」であるはずの日本に外国の軍隊があり、事実上、アメリカの保護領であるという基本的認識を共有。とりわけ二人が合点したのは自存自立の精神の回復だった。
西部氏が盛んに「アクティブ・ニヒリズム」に言及し、また三島由紀夫論の精髄を語り、アンドレ・マルローへの憧れを語った。
「アクティブ・ニヒリズム」を西部氏は「ひたすら何かのアクションへ自分を駆り立ててしまえという衝動」と言っている。「安保反対」も「全学連委員長」も、西部氏の中ではチャレンジであり、保守への目覚めも「転向」ではなく「天性」のものだった。
八年前の対談ですが、内容的に時粧が色褪せておらず、文庫になりました!
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▼宮崎正弘の新刊 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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<宮崎正弘の書き下ろし単行本>
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『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社、1404円)
『米国衰退、中国膨張。かくも長き日本の不在』(海竜社、1296円)
『AIが文明を衰滅させる ~ガラパゴスで考えた人工知能の未来』(文藝社、1404円)
『習近平の独裁強化で、世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店、1080円)
『連鎖地獄―日本を買い占め、世界と衝突し、自滅する中国!』(ビジネス社、1188円)
『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円)
『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
『日本が全体主義に陥る日 旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)
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<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ>
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宮崎正弘 v 西部邁『アクティブ・ニヒリズムを超えて』(文藝社文庫、778円)
宮崎正弘 v 福島香織『世界の中国化をくい止めろ』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852-1941』(ビジネス社)//

