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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)5月22日(火曜日)弐
通巻第5709号
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(休刊のお知らせ)海外取材のため小誌は明日23日から31日が休刊になります
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王岐山、初外遊はワシントンではなくサンクトペテルブルグだ
米中経済摩擦、ロシアとのバランス重視へ王岐山が舵取りへ
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安倍首相は24日から露西亜を訪問し、プーチン大統領と会談する。そこで、飛んだハプニングが起こりそうだ。なぜなら王岐山も同日はサンクトペテルブルグに滞在しているからである(ただし24日にはベラルーシへ移動する予定という)。
王岐山は誰が見ても中国のナンバーツー。実質的に「首相兼外相」である。年齢制限のため共産党の最高層序列からは外れているが、国家機構の制度を活用して「国家副主席」となり、「人治の国」らしく、李克強首相や王毅外相の役割をこえた、パワフルな地位を獲得している。
国家副主席に選ばれた直後、王岐山が最初に面談した外国要人はフィリピン外相だった。成果はと言えば、スカボロー領海問題をみごとに棚に上げて、沖合油断の共同開発に落とし所を持っていった。
ドゥテルテ比大統領がいみじくも言うように「中国と戦争になれば、フィリピンは勝てないだろ。それなら領土問題は棚上げしかないじゃないか」と過激すぎるほど露骨な打算である。
さて、折からのトランプの強硬な対中姿勢、ZTEは経営悪化、というより経営危機に陥って、中国は深刻な様相で、米中貿易戦争に対応する。対米交渉では米中貿易戦争のタフネゴシエーターとして、訪米すると観測されていたが、どっこい、王岐山はロシアへ向うのである。22日から開催されるサンクトペテルブルグでの「経済フォーラム」へ出席し、プーチン大統領とも会見する。
対米バランスを取る均衡策だが、習近平とて、2013年最初の外遊先はロシアだったから、意外ではない。
プーチンは来月8日に青島で開催予定の上海協力会議(SCO)に出席をすることになっており、王岐山は、中国外交を当面、ロシアとの蜜月演出を連続させて、バランス外交を演出しながら、トランプとの交渉を有利にしようという腹づもりだろう。
ならば中露間の議題、懸案はなにかと言えば、ロシアからみた貿易不均衡の解消であり、米中摩擦の構造とは正反対だ。外交面では、トランプ政権の「イラン核合意」離脱と、制裁強化への対策であり、特にZTEが米国市場から向こう七年間締め出されるのはイランとの不法な取引が原因だった。
▽◎◎み□△◎や◇◎□ざ▽◎○き○□▽
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(休刊のお知らせ)海外取材のため小誌は明日から5月31日まで休刊です。
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西部氏が盛んに「アクティブ・ニヒリズム」に言及し、また三島由紀夫論の精髄を語り、アンドレ・マルローへの憧れを語った。
「アクティブ・ニヒリズム」を西部氏は「ひたすら何かのアクションへ自分を駆り立ててしまえという衝動」と言っている。「安保反対」も「全学連委員長」も、西部氏の中ではチャレンジであり、保守への目覚めも「転向」ではなく「天性」のものだった。
八年前の対談だが、時粧がまったく色褪せず、ここに文庫化!
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)日本はアメリカを「米国」と漢字で書きますが、中国は「美国」ですね。どうしてアメリカを美しい国と喩えるようになったのでしょうか?
(HI子、世田谷)
(宮崎正弘のコメント)美は「羊」が「大きい」という意味で、日本語のもつ美人とか、きれいな景色をいう意味よりも、おいしいもの、ゆたかなものというニュアンスが先にあります。ですから「美人」というのはアメリカ人(ただしくは美国人)。クーリーでアメリカへ渡った人々が奴隷のようにこき使われていた実態を知らなかった時代に冠せられた語彙ですかね。
ちなみに「米中関係」を中国は「中美関係」。ところが、台湾国民党系メディアは「中美関係」とは台湾とアメリカの関係であり、中米関係を「陸美関係」と書きます(「陸」はいうまでもなく「中国大陸」の意味です)。
また中国語にはカタカナがないので、外来語、外国人や固有名刺には漢字を選ぶ時に、ふさわしい意味を込めて発音に近い語彙を宛てるので、「トランプ」は中国大陸系は「特朗普」と表現し、台湾は「川普」です。前者はティランプ、後者はツァンプに聞こえます。レーガンを中国は「黒根」、台湾が「雷根」と表現していました。
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(読者の声2)朝鮮半島に曖昧模糊として一種の和平ムードが拡がり、なんだか安定が訪れると、北朝鮮の経済的離陸のために日本がまたカモにされ、巨額をむしり取られそうな雰囲気ですが、これを峻拒するべきではないでしょうか。
すくなくとも拉致被害者全員が帰国するまでは。
(BC生、横浜)
(宮崎正弘のコメント)過去の清算に関しては朴正煕政権のときに解決済みです。あのときの五億ドルには、北朝鮮復興も含まれており、さらに小泉訪朝で、お互いに請求権を放棄することが合意されています。
ですからその後の所謂「慰安婦」については民間の「アジア女性基金」が補償金を負担しており、政府とは関係のない建前になっています。
北に対しては韓国がそれなりに援助を行うと声明しているうえ、韓国が日本をせっつくという事態が予測されますが、慰安婦像を撤去しないばかりか釜山には徴用工像まで建てようとしており、文在寅政権は、向こう見ずなほどに反日です。当面、次の問題は韓国との対応でしょう。
なにしろ当事者なのに「(アメリカと)北朝鮮の仲介をする」などと無責任なことを放言して憚らない国ですから。
今夕にワシントン入りする文在寅、トランプ大統領に韓国の立場をいかに説明をするのか、見物ですよ。
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宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
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