【RPE】★アメリカと北朝鮮は、「ビックディール」を目指す

RPE Journal==============================================



       ロシア政治経済ジャーナル No.1741


               2018/4/19


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安倍総理が訪米し、トランプさんと会いました。

わかったのは、「北朝鮮問題」が「大きく動いている」こと。


詳細は、【本文】で!↓







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★アメリカと北朝鮮は、「ビックディール」を目指す


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


皆さんご存知のように、安倍総理が訪米し、トランプさんと会談しました。

北朝鮮問題、シリア問題、通商問題等、いろいろ話すテーマはあります。

しかし、日米間でもっとも重要なのは、「北朝鮮問題」でしょう。

日米首脳会談で、トランプさんは、こんなことをいいました。



<朝鮮戦争の「終戦」実現、トランプ氏が意欲示す

読売新聞 4/18(水) 11:51配信

トランプ氏は17日の日米首脳会談で、米朝首脳会談に関して「北朝鮮と極めて高いレベルで直接協議を既に行っている」と語った。>



アメリカと北朝鮮は、「極めて高いレベルで直接協議を既に行っている」そうです。



<米紙ワシントン・ポスト(電子版)など米メディアによると、協議を担ったのは次期国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官で、3月末から4月初旬頃に秘密裏に訪朝し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。

水面下での調整が大きく進展していることを示すものだ。>

(同上)



ポンぺオCIA長官=次期国務長官が、交渉を担当しているのですね。

この件、CNNが報じています。



<ポンペオCIA長官が極秘訪朝、正恩氏と面会

CNN.co.jp 4/18(水) 12:20配信

ポンペオCIA長官が極秘に訪朝していたことがわかった

ワシントン(CNN) トランプ米政権の次期国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官が、先月末から今月初めにかけての週末に北朝鮮を極秘訪問し、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と面会していたことが分かった。>


ポンぺオさんは、既に訪朝して金正恩と会っていた。


アメリカが北と交渉している内容について、トランプさんは、こんなことをいっています。



<トランプ氏は

「(韓国と北朝鮮が)朝鮮戦争の終戦について議論することに賛同している。
今それを議論する時が来た」

とも表明し、朝鮮戦争(1950~53年)の終戦実現に意欲を示した。

発言は、4月27日に予定される南北首脳会談の結果次第では、朝鮮戦争の終戦宣言や平和協定締結に向けて米朝が協議する用意があることを強く示唆したものだ。>

(読売新聞 4月18日)



皆さんご存知のように、韓国と北朝鮮は、ここ65年間「休戦状態」にある。

「戦時中」ともいえます。


トランプは、韓国と北朝鮮が、朝鮮戦争の「終戦宣言」をし、「平和条約」を締結することを支持すると。

この件については、韓国政府も認めています。



<休戦協定から平和協定への転換検討=韓国大統領府

4/18(水) 11:58配信

【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は18日、記者団に対し、南北首脳会談や米朝首脳会談などで終戦宣言を行い、朝鮮半島の休戦協定体制を平和協定体制に転換する方法を議論する方針を明らかにした。>



▼アメリカと中国の「ビックディール」



少し、歴史を振り返ってみましょう。


1949年、中華人民共和国成立。

この国は、共産党の一党独裁国家。

それで、アメリカと中国の仲は悪かった。

しかし、1970年代になると、大きく関係が変わります。

アメリカと中国は、「共通の敵」ソ連に勝つため、和解することにした。

1972年にニクソンが中国を訪問した後、米中関係は劇的に改善された。

以後46年間、紆余曲折ありながらも、両国関係は、基本的に良好なのです。


さて、ニクソンは訪中時、何を中国にオファーしたのでしょうか?

「台湾5原則」といいます。

内容は、


1. 中華人民共和国を唯一正当の政府として認め台湾の地位は未定であることは今後表明しない

2. 台湾独立を支持しない

3. 日本が台湾へ進出することがないようにする

4. 台湾問題を平和的に解決して台湾の大陸への武力奪還を支持しない

5. 中華人民共和国との関係正常化を求める


要するに、「アメリカは、台湾を捨て、中国をとります!」と宣言した。


この米中和解を推進したのが、キッシンジャー大統領補佐官(後国務長官)でした。

そのキッシンジャーさん、90歳をはるかに超えた今も現役。

なんとトランプの「最高顧問」的立場にある。

だから、今回の話も、「キッシンジャーが考えたのかな」と思えます。


ちなみにキッシンジャーさんは、ニクソン訪中に先立つ、1971年7月、北京を「 極秘訪中 」しています。

今回、ポンぺオさんが、「 極秘訪朝 」していますが、こんなところも、「キッシンジャーぽい」ですね。



▼ビックディールの中身は?



これは、もちろんわかりません。

しかし、予想してみましょう。


金正恩が望んでいるのは、「体制保証」です。

自分自身で自分の「体制保証」するために、核兵器開発に励んできた。

しかし、彼は「非核化」に同意している。

ウソかもしれませんが。


トランプが望んでいるのは、北朝鮮の「非核化」です。

そうなると、取引は、「非核化して体制保証」「体制保証して非核化」となるでしょう。


しかし、アメリカは、03年核開発を停止したカダフィのリビアを2011年に攻撃。

カダフィは惨殺されています。

それで、金は、容易にアメリカを信じることができないでしょう。

一方、アメリカも、「ずっと北朝鮮には騙されてきた」という思いが強い。

では、どうするか?


ここで登場するのが、中国です。

キッシンジャーは、アメリカ一番の「親中派」。

中国が、米朝が約束を履行することを、「保証」します。



(「体制を保証する国」、数が多ければ多いほど、いいでしょう。
日本、ロシアに加え、国連もくわわればベストですね。)


これは、中国にどういうメリットをもたらすのでしょうか?

「緩衝国家」北朝鮮がサバイバルすることは、中国の利益なのです。


そんな感じで、「ビックディール」の中身を想像してみましょう。


・韓国と北朝鮮は、「終戦宣言」し、「平和条約」締結

・北朝鮮は、「非核化」に同意

・アメリカは、北朝鮮の「体制を保証する」と宣言

・アメリカと北朝鮮は、「平和条約」を締結

・中国は、アメリカと北朝鮮の約束が履行されることを「保証」する


●朝鮮半島で戦争状態が終結し、非核化がなったことで、在韓米軍駐留の意味…

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