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【RPE】★シリアでつづく米ロの戦い

RPE Journal==============================================



       ロシア政治経済ジャーナル No.1704


               2018/2/16

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アメリカとロシア、いまだにシリアで戦っています。


詳細は、【本文】で!↓






(●本文へ↓)
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★シリアでつづく米ロの戦い


全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。


世界には、主な紛争地域が、三つあります。

すなわち、

東アジア = 北朝鮮問題

欧州 = ウクライナ

中東 = 特にシリア


日本はアジアにあるので、もちろん北朝鮮問題が一番気になります。

北朝鮮問題は、五輪のおかげで「対話ムード」になっていますね。

一方、中東は、また荒れはじめています。

いくつか最近の事実をあげておきましょう。



▼米軍の攻撃で、「ロシア民兵」死亡



まず、「米軍の攻撃で、ロシア民兵がに死んだ」という、ショッキングなニュースがあります。




<シリアに派遣のロシア人民兵、米軍の空爆で死亡

CNN.co.jp 2/14(水) 9:36配信

(CNN) 米軍がシリア北部で7日に行った空爆で死亡した100人あまりの男性の中に、ロシア人民兵数人が含まれていたことが分かった。

家族や友人が明らかにした。>



「民兵」ってことは、「正規軍」とは違うのですね。

殺されたロシアの「民兵」とは誰なのでしょうか?


<関係者によると、死亡したのはロシアの民間企業ワグナーに採用された民兵で、ロシア軍とシリア政権軍を応援するためシリアに派遣されていた。>(同上)



民間【 軍事 】企業ワグナー。

アメリカにも、民間軍事企業はありますが、ロシアにもあると。



<ワグナーは、ウクライナ東部の分離独立運動を支持しているとして、米国の制裁対象になっている民間企業。

シリアには民兵数百人を派遣しているとされる。>(同上)



ところで、なぜアメリカは、ロシアの民兵のいるところを攻撃したのでしょうか?



<米当局者によると、この日は米軍が支援するシリア民主軍(SDF)の基地が砲撃されたことを受けて米軍が空爆を行い、100人あまりを殺害したという。>(同上)



なるほど。

アサド軍が「反アサド」の「シリア民主軍」を攻撃したので、報復した。

そしたら、その中に、「ロシア民兵」がいたと。

ちなみに、この件、ロシア側はほとんど反応していません。



<ロシア政府はシリアに派遣された民兵については言及していない。

ペスコフ大統領報道官は13日、「シリアにいたかもしれない他のロシア人に関する情報はない」と語った。>(同上)



事実上「俺たちとは何の関係もない」宣言ですね。

もちろん、「民間軍事会社」とはいえ、国と全然関係ないはずはありません。



▼イスラエル、シリアを空爆



米軍が、ロシア民兵を殺したのが2月7日。

その3日後の10日、今度はイスラエル軍機がシリアを空爆し、逆に撃墜されるという事件が起こりました。



<越境空爆後のイスラエル軍機、シリア軍が撃墜

読売新聞 2/11(日) 11:01配信

【カイロ=倉茂由美子】イスラエル軍は10日、シリアを空爆したイスラエル軍機が、アサド政権軍により撃墜されたと発表した。>



なぜ、イスラエルはシリアを空爆したのでしょうか?



<発表によると、イスラエル軍は10日、同国領内にシリアから侵入してきたイラン製無人機を撃墜。

シリア側に越境し、イランが関係する施設などを空爆後、シリア側の地対空ミサイルで撃たれた。

イスラエル領内に墜落し、操縦士が負傷した。>(同上)



シリアから、イラン製のドローンが、イスラエル領に侵入してきた。

イスラエルはそれを撃墜。

その後、シリア領に入り、イランが関係する施設を空爆した。


この件、アメリカは、早速「イスラエル支持」の声明を出しました。



<米国、「シリア内のイラン拠点」空爆でイスラエル支持を明言

2/11(日) 11:22配信

【AFP=時事】米国は10日、イスラエルがシリア国内でイランの軍事拠点とみなした標的を空爆したことについて、イスラエルを支持するとの声明を発表し、内戦で崩壊状態にあるシリアで暴力を激化させているとイランを非難した。>



▼シリアで何が起こっているのか?



ここまでの話、背景を知らないとわけがわからないと思います。

いい機会ですので、復習しておきましょう。


シリアでは、2011年から内戦がつづいています。

シリアのアサド大統領は、反欧米。

それで、アメリカ、欧州、さらにサウジアラビア、トルコなどが、「反アサド派」を支援しました。

一方、ロシアとイランは、アサド現政権を支援します。


そのため、アサド政権はなかなか倒れない。

忍耐が限界に達したオバマは2013年8月、「シリア(=アサド)を攻撃する!」と宣言します。

理由は、「アサド軍が化学兵器を使ったから」でした。

ところが、2013年9月、オバマは「やっぱ戦争やめた!」と宣言。

世界を仰天させます。


この当時、シリアは、大きく二つにわかれていました。

すなわち、アサド派 と 反アサド派 です。

ところが、反アサド派からISが独立し、急速に勢力を伸ばしていきました。


いまや、シリアは、アサド派、反アサド派、IS 三つの勢力になりました。

このIS、2014年、数々の残虐行為を行い、世界を恐怖に陥れた。

それで同年8月、アメリカは、IS空爆を開始します。

ところが、この空爆、やる気が全然なかった。

なぜ?

ISは、残虐で、世界のあちこちでテロをする。

しかし、「反アサド派」から出たISは、その後も「反アサド」なのです。

つまり、アメリカにとっては、敵であると同時に「味方」でもある。

それで、アメリカの空爆は、ほとんど効果があがらなかっ…

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