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ライターの平藤清刀です。陸自を満期除隊した即応予備自衛官でもあります。
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【10月21日配信】桜林美佐の国防ニュース最前線
「北朝鮮のミサイルはミサイル防衛システムで撃ち落とすことができるのか?防衛予算概算要求について」
市川文一元陸自武器学校長・陸将補
https://youtu.be/jESYh1lIeSE
こんにちは、エンリケです。
本文中にもありますが、
・連載が本になるそうです
・2週間お休みの後、市川さんの新連載が始まります。
・市川さんが番組に出演されるそうです
ではさっそくどうぞ。
エンリケ
お読みになっての感想や市川さんへの疑問・質問やご意見は、いつでもお寄せください。
⇒ http://okigunnji.com/url/169/
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驚くほどよくわかる防衛論(最終回)
市川文一(元武器学校長・陸将補)
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□はじめに
前回の連載をもちまして、「驚くほどよくわかる防衛論」も終了しました。昨年の10月から今年の1月までの4か月間、短い期間でしたが、拙文をお読み頂き、ありがとうございました。
次は、今までとは少し趣向を変えまして、「意外と知られていない面白兵器技術」をテーマとして、短いコラム形式で連載したいと思います。少し専門的内容になりますが、次の連載でも、「簡単で分かりやすい」を基調とします。わかりにくい説明は遠慮なく指摘して頂き、自分も、「分かりやすく説明するにはどうしたらよいか」を研究、勉強しながら連載していきたいと考えています。引き続きよろしくお願いします。
▼読者の皆さんからのご所見、ご意見、ご質問
Iさんからご所見を、Tさんからご意見を、Nさんからご質問を頂きました。また、連載再開のご要望も頂きました。ありがとうございました。まず、ご意見、ご質問に回答します。
Tさんのご意見は、「核武装こそが、我が国の自主独立を守る唯一最善の策と思える」というものです。戦力関係だけで考えると、日本が核戦力を持ち、周辺国が保有する核戦力と通常戦力に対抗するというのは、極めて合理的な安全保障政策です。戦力主体の本連載の本旨からすると、核戦力を持つことが、日本が採用すべき政策という結論を出すべきかもしれません。
しかし、核兵器については、「意思」の分野があまりにも大きく影響するため、本連載でも日本の核武装については触れませんでした。国内的には、たとえ、ある政権が核武装する政策を決断したとしても、マスコミを中心とした大がかりな反対運動が起こり、次の総選挙では政権交代がなされ、政策は白紙に戻されることでしょう。国際的には、ほぼ全ての国から非難され、経済制裁等も覚悟しなければなりません。
本連載でも触れたように、まずは、核戦力についての正しい認識と理解、日本の安全保障への影響を考えるところから始めることが大切だと思います。
Nさんからは、4つのご質問がありました。
「陸海空自衛隊の統合化についてどのように考えるか?」。自分の経歴にもありますが、統合幕僚監部の立ち上げの業務を行ないました。当時は、正直、こんな状況で本当に機能するのかという思いもありましたが、現在では、有効に機能しているといえます。
まだまだ、不十分な部分もありますので、今後も強化していくべきです。
「超法規的措置の連発は国家にどういう悪影響をもたらすか?」。
法治国家では、法令が基本となって、法令が守られることにより社会活動が行なわれています。超法規的措置とは、法令を無視することです。現行法令で対処できない場合は、国を維持するためにやむを得ません。しかし、連発するとなると、法令の重みが希薄化し、最悪、機能しなくなり社会が混乱します。そうならないように、各種事態に対応できるように法令を整備しなければなりません。
「軍の役割として、領域外での紛争の芽を摘むことも必要であるが、それを踏まえて、今後の日本の陸上戦力の方向性をどのように考えるか?」。読者のご質問は、先制的自衛権を念頭においてのものと思われますが、この分野も日本の国情からは、核武装と同様に、国策として採用するのは難しいものと考えます。そして、その前に処置すべきことがあります。今の陸上戦力は、打撃力(火力)が減少傾向にあるバランスに欠けたものです。まずは、防衛費を増やし、打撃力の回復を図ることが第一で、その後は中国、ロシアに対抗できるだけの戦力をバランス良く整備していかなければなりません。今の防衛費では、それさえも厳しい状況です。
「陸自に離島駐屯の任務が与えられた場合の問題は何か?」。
まずは、離島に駐屯するための政治決定、自治体の理解、施設建設のための経費が現実問題として解決できるかです。それらが解決できれば、海自の大型DDH等により、兵站物資を継続的に補給し、隊員も1か月交代等の勤務でストレスも最小限にできます。
国際貢献等で得られた多くの経験を活かせば、大きな問題はないと思われます。
▼本の出版、YouTube出演のお知らせ
今まで連載してきました「驚くほどよくわかる防衛論」を加筆、修正し、本として出版することとなりました。内容は、ほとんど同じです。大きな違いは、より分かりやすいように図を付けたこと、タイトルと表紙を奇抜なものにしたことです。図を付けたことで説明しやすくなったため、「通常兵器で考える防衛論の複数国」を複雑な設定にしました。また、「実際の防衛問題」に「憲法第9条」を追加しています。
連載を全て読まれた方には必要ないかもしれませんが、紙媒体が好きな方、図を見ながらもう一度理解したい方には、最適です。
軍事・防衛・安全保障にあまり関心のない方に薦めて頂き、防衛についての理解者を増やしていただけることを、切に願います。
また、近くの図書館でリクエスト頂けると、図書館に新刊として並び、多くの人の目に触れることとなります。軍事・防衛・安全保障の啓蒙活動にご協力ください。連載を読まれた皆さんはご存じのとおり、内容は非常に真面目なものですが、人目に付くように、あえて奇抜なタイトルと表紙にしました。
無名なライターが書いたものを、いかに多くの人に見て頂くか、考え悩んだ末の選択です。防衛・安全保障にあまり関心のない人に読んで頂かなくては、啓蒙活動になりません。これが、吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、ご批判も頂きながらPR活動をしていきたいと考えています。
出版の日取り等決まりましたら、連絡させて頂きます。なお、都合により、販売はAmazonと出版社の通販だけとなります。書店に並びません。ご不便をご容赦ください。
また、今回の本を出版する機会に、肩書きを「防衛問題アナリスト」とさせていただきました。肩書きを付けて、早速、次の連載テーマの方向性がちょっと違いますが、兵器技術は、戦力の骨幹となるものですから、基本・基礎を大事にするアナリストということでお許しください。
YouTube「桜林美佐の国防ニュース最前線」への、3回目の出演を依頼されました。アップロードされるのは、2月10日18時の予定です。今回は憲法第9条を主に取り上げて解説したいと考えています。こちらも、是非ご覧ください。
今後の連載について
今回頂いた連載再開のご要望は、今までの連載の続編かとも思われます。「驚くほどよくわかる防衛論」の骨格は「戦力」でしたが、やはり、「意思」の分野についても書かなければ片手落ちであろうという思いがあります。この、複雑、広範多岐にわたる分野を理解するために必要な、基礎的知識が得られる続編を、次の連載の後を狙って構想を練っていきたいと考えています。
現役時代の思いは、ともかく、防衛、軍事、安全保障の知識のない方でも理解できる防衛論を書きたいということで、たどり着いたのが戦力主体の防衛論です。少しずつ構想を練り、今回、そのほとんどを文章化できたと思います。
まずは、「戦力」で防衛論を理解して、次に「意思」の分野の基本を理解し、現実の国際情勢に取り組むというのが、本来の順序です。現実の国際情勢を捉えた、防衛・軍事・安全保障の解説書は、沢山ありますので、後は、「意思」の基本がわかる解説書が必要です。
この分野を連載するには少し充電が必要ですので、次の連載では、現役時代に蓄えた自分の専門分野を書かせて頂きます。後は、いかに分かりやすく表現するかが課題です。また、特定の分野に関しては自分よりも詳しい方がいらっしゃるかと思いますので、ご意見を頂きながら進化させていきたいと考えています。
兵器技術のコラムをお楽しみ頂きながら、次の防衛論の連載をお待ちください。今まで、お付き合い頂きありがとうございました。
そして、次の連載でもお付き合い頂きますよう、よろしくお願いします。
市川文一
【著者紹介】
市川文一(いちかわ・ふみかず)
1961年生まれ。長野県出身。防衛大学校27期生。1983年、陸上自衛隊に入隊。
2002年に1等陸佐に昇任後、第13後方支援隊長、統合幕僚監部人事室長、装備施設本部武器課長、陸上幕僚監部武器・化学課長、東北方面後方支援隊長、愛知地方協力本部長として勤務、2015年陸将補に昇任後、陸上自衛隊武器学校長の勤務を最後に2017年8月に退官。
退官後の9月にはYouTube「桜林美佐の国防ニュース最前線」に出演。 https://youtu.be/6hPY3vgpidw
2017/10/21「桜林美佐の国防ニュース最前線」に出演
https://youtu.be/jESYh1lIeSE
■ご意…
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