■このメールマガジンの目的は、『人生を変えるような良い本を紹介すること』です。



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1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』5248冊目


★★★★☆「夕張問題」鷲田 小彌太♪


読書普及研究所 本のソムリエ
http://www.mag2.com/m/0000094236.html
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■名言クイズ http://www.1books.jp/entry/2018/01/31/070452

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・「●●太り」という言葉がある。
 閉山や炭鉱火災、経営危機があるたびに、北炭は補償・補助金ばかりか、「政治決着」金を得た(p124)


<ヒント>「焼け」ではありません。


▼「名言クイズ」の答えを読む
http://www.1books.jp/entry/2018/01/31/070452



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■本ナビ(5248冊目) http://1book.biz/2018/01/31/yuubari.html

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「夕張問題」鷲田 小彌太、祥伝社
【私の評価】★★★★☆(87点)

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http://amazon.co.jp/o/ASIN/4396110707/mag06-22/ref=nosim/

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http://bit.ly/2nn9hVf


■10年前に北海道の夕張市が破綻しました。
 1万人くらいの町で、借金は500億円です。


 本書は夕張市の財政再建計画、つまり人件費削減、住民サービスのカットに対する著者の感想と意見となっています。


 日本の人口が1億人で、借金が1000兆円。
 現在の日本政府のほうが厳しい状況にあり、夕張を考えることは、日本を考えることになるのでしょう。


・「自治体は絶対に潰れない、人が住んで居れば自治体はなくなることはないんだ。
 最後は国がついているんだ」。
 これは中田市長の言葉だ
 (『夕張市長町おこし奮戦記』PHP研究所1987)(p131)



■まず、人件費カットについては、夕張市は同規模の自治体の2倍の人員数で給与も高かった。


 つまり、人件費カットはカットではなく、人件費を適正化したということです。


 市民税、自動車税、入湯税を上げる。
 ゴミ有料化、水道料の値上げ、図書館、美術館が閉鎖される。


 これらも、これまでの高いサービスを普通に戻すだけであり、元々過剰で格安のサービスだったのです。


・市役所の職員数を半減し、給与水準を一般職員で平均最大40%カットで臨むという。
 やっと、同じ規模の市と肩を並べたのだ。
 経常収支に占める人件費の割合が50%を超えていた状態から平常へと脱却可能になった(p47)



■夕張市の破綻は、国や自治体の仕事の欠点をすべて示唆していると感じました。


 まず、収入と支出に責任を持つ人がいないこと。


 逆に責任を持つ人自身が、収入以上の支出を推進している。


 黒字でない事業はリストラまたは廃止するべきなのに、ずるずると事業を継続してしまう。


 収入以上の支出を永遠に続けることはできないのです。


 鷲田さん 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・91年、松下興産が大規模なスキー場とリゾートホテル経営にのりだしてきた・・
 しかし、私企業である。
 将来とも、集客数の増加が見込めず、採算が合わないと分かると、すぐに撤退する・・
 施設を市に買い取らせる・・つまり、私企業が手を出さない観光事業を、市がはじめた・・そもそも夕張市が観光事業に手を出さなかったら、今日の破産を迎えることはなかった(p130)


・夕張の「人口千人当たり普及会計職員数(04年)は20.12人で類似団体10.20と比較すると約二倍となっている・・つまり、夕張市の職員に待っているのは、《地獄》の生活ではない。
 ごく普通の《地上》の生活ということだ。
 06年までは、まさに《極楽》の生活を送ってきたのである(p141)


・地方債の発行残高は、83年に107億円を超え、ピークの92年は220億円に達した。
 法的にいえば、夕張市はもう20~30年前から「破産」していたのだ(p26)


・バブルが終わったあとも、毎年200億円近い財政支出を続けた。夕張市の適正規模を・・・



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「夕張問題」鷲田 小彌太、祥伝社
【私の評価】★★★★☆(87点)

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■目次

1章 ダイヤ型=心臓の形をし、Y字形に伸びる旧石炭の町・夕張
2章 「財政破綻」か、「市破綻」か?リストラは可能か?
3章 夕張の繁栄と衰退
4章 夕張再生のシナリオ 10のテーゼ
5章 夕張、その可能性の条件=哲学




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<私の評価:人生変える度>
 ★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
 ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
 ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
 ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
 ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
 ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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※注意書き※
 良いことを書いている人が、良い人とは限らないのが世の常です。
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