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■■■ JOG Wing ■■■ 国際派日本人の情報ファイル ■■■

憲法改正の署名活動の中で思ったこと

ちよまる
■■ 転送歓迎 ■■ No.2742 ■■ H29.12.18 ■■ 7,975部■■


 忘れもしない昨春平成28年4月13日のこと。ふだん乗り降りしてゐる東海道線の藤沢駅前で憲法改正の署名を求める街宣を数名の仲間と始めようとした時であった。「九条の会」の百人ほどに取り囲まれた。
彼らは広場を埋め尽し「九条を壊すな」「安倍を許すな」「子供達を戦場に送るな」などと連呼して、私達の声をかき消した。私達の街宣を知ったTBS(東京放送)と神奈川新聞が「九条の会」に情報を拡げて仕掛けたものだった。
翌日の神奈川新聞には「街中でふってわいた憲法論議」との記事が載ってゐた。なぜその場で記者やカメラマンが待機してゐたのか。マスコミの偏向とその横暴ぶりには今更ながら腹立たしかった。

 その時気付いたことがある。安倍政権に対して「独裁」とか「ヒットラー」とかと的外れなことが何故言へるのか。「言論の自由」を謳ひながら、彼らは他者の立場を頭から否定する。もしこの人達が支持する政権が出現すれば、中国政府のやうに〝反対派〟を徹底的に押さへつけるに違ひない。自らが権力者になった時のことを想ひ描くからこその言動ではないかと思ったのである。

 私の住む神奈川県は左翼勢が強く地元紙の偏向もあって「第二の沖縄」と言ひたいくらゐである。ここで「負けてはならぬ」といふ思ひから、毎月街宣を続けて、10月で17回となった。ある日、街宣を終りかけた時、「署名します。僕空自のパイロットだったのです」といふ男性が現れた。「私の息子は陸自です。空自は平時有事問はず大変ですよね」と私は応じた。
「頑張ってくださいね」と握手を求められたが、自衛官とその家族との間に伝はる得も言へぬ交流だった。「改憲は自衛官の総意である」と改めて感じたことだった。

 マスコミの一面的報道に力を得て、左翼は「改憲すると戦争につながる」、「改憲すると自衛官が辞めてしまって徴兵制が導入される」などと国民の不安を煽ってゐる。そのため「憲法改正→戦争」といった思考停止の単純極まりない見方が依然として根強い。憲法は私達の為にあるものであって、憲法の為に私達がある訳ではない。
もはや、野党と共闘するマスコミの倒閣運動となってゐる。この政治闘争には、短・中期的視野からの対策?偏向報道の実態を広く世間に知らしめること(これも容易なことではないが)?が不可欠であることは言ふまでもないが、一方で、真に日本人としての自覚を呼び覚ます息の長い努力も必要だと思ふ。

 私は国文研の合宿教室で知識の多寡とは異なる「学問と人生」に取り組む姿勢を先生方から学んだ。そこでは日本人の情感から来る深い友情の世界の大切さが説かれてゐた。左派の人達の間にも友情はあるだらうが、その根柢には先人の歩みを冷視して国家を巨悪視する憎しみの感情があるやうに思はれる。それは日本人の情感とは大きくかけ離れたものと言ふ他はない。

 近頃ことに、先人の魂が脈打つ古典を読むことの大切さを痛感してゐる。かつて合宿教室で、小柳陽太郎先生が寺田虎彦の言葉を紹介された。「万葉集は読めば読むほど面白き本、国民みな此れを読めば思想問題など起るまじく候」と。父祖の遺した言葉を手に取って、味はひ大切に扱っていく。さうした心持ちに徹したら、思想問題など氷解するはずである、といふことだらう。
万葉集のほかにも、古事記、明治天皇御集、黒上正一郎先生の『聖徳太子の信仰思想と日本文化創業』、戦中学徒遺詠遺文集『いのちささげて』(国文研叢書)等々、書棚に並ぶ書物を改めて味読したいと思ふ。

 下記は明治天皇の「落葉有聲」(明治39年) といふ御製である。

 なかなかに風のたえたる夜はにこそおつる木(こ)の葉の音はきこゆれ

 風がぱたっと途絶えた深夜(夜半(よは))、さうした折こそ木の葉の落ちる音がはっきりと聞えてくる。葉の一枚が落ちる僅かな音をも聞き逃されない。心に滲みるお歌である。

 悲しいかな、今も、飢ゑた国民をよそに核開発を強行する独裁国がある。我が国は落葉一枚のかすかな命にもお耳を傾けられる天皇を頂いてきた。戦後、古典は軽んじられてゐるが、古典を読むことは日本人として生れた命の根源に触れることだ。その世界へ一人でも多くの人を誘ふべく努めたいと思ってゐる。
(元、コピーライター 主婦)

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