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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月11日(月曜日)
        通巻第5543号
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ネパールとモルディブ、いわゆる「印度軌道」から離れ「中国寄り」に修正
  南アジアを間接攻略する中国の札束外交の攻勢を前にインドの憂鬱
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 快進撃の印象があるインドのモディ政権だが、ここへ来て外交的に懸念材料が大きく膨らんだ。
 第一にネパールの総選挙(12月7日)でマオイストらの左翼連合が勝利し、中国寄りを鮮明にした。
 第二にモルディブのヤミーン大統領が同じ日から四日間、北京を公式訪問し「もっとも信頼できるパートナーだ」と発言。習近平から赤絨毯で迎えられた。

 ほかにもインドを囲む国々でスリランカは中国の投資を仰ぎ見ており、バングラデシュは中国の巨額の投資を前に外交関係を考慮し、ミャンマーはいまや中国路線に復帰した。スーチーは国際的に孤立し、これを千載一遇のチャンスと捉えた中国が王毅外相をネピドーに送り込み、復縁を迫ったのだ。

こうなると南アジアでインドを頼りとするのはブータンくらいしかない。パキスタンは一貫してインドに敵対してきた。
なぜインドは地政学的に重要な国々から反目、あるいは離反をかってしまったか。

 ネパールは前回の総選挙でマオイストが分裂し、極左マオイストは敗北していた。インド寄りの外交路線は変更がないはずだったし、経済的絆、文化的共有度、おなじヒンズー教徒であるうえ、ネパール南部にはインド系の住民が大多数暮らしている。
インドからの経済援助、貿易でネパールは成り立っており、ネパールの北側に屹立するヒマラヤ山脈を越えて、よもや、「あの国」との関係が強まるなどとは考えられないことだった。

 ついインドは保護者としての傲慢な態度が現れ、ささいなすれ違いから2015年にはネパールに二ヶ月間、経済制裁を課した。直後、ネパールは地震に襲われ、多くの建物が倒壊した。
救援隊を派遣した救援活動でインドは、突然空路やって来た中国の援助、支援部隊を前に、ネパール国民の感性、中国への近親度が増している現象を目撃する。そういえばカトマンズの観光に来るのは中国人ばかりである。

 モルディブは人口わずか42万人。岩礁だけで成り立つ島嶼国家、マーレ空港はやがて海に沈む怖れもある。
貧困に喘ぎ、観光業のほかにこれと言った産業もないから、若者は過激なイスラム原理主義に走りやすく、ISへ800名が参加したという。

 地政学的にインドを取り囲む軍事戦略を行使する中国は、「海のシルクロード」などと言って、ミャンマー沖合から雲南省へパイプラインを敷設し、またパキスタンのグアダル港から新彊ウィグル自治区へ鉄道、高速道路、原油とガスのパイプライン(CPEC)を敷設している。

 インド外交は旧ソ連とのただならぬ関係を、いまのプーチン政権とも維持しながら、他方では、中国の戦略である「真珠の首飾り」に取り囲まれる前に、米国、日本、豪との安全保障上の連帯を強めてきた。
だが、つい足下の政治的激変を過小評価してきたようだ。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の小堀桂一郎先生の『和辻哲郎と昭和の悲劇』への書評を拝読しました。この本を、小生も出たときに買って読んでいたのですが、宮崎さんが、どのような評価をされるか、なにしろ小堀先生、渾身の力作ですので、愉しみにしておりました。
文中、「桑原武夫も志賀直哉も、南原繁もあいつもこいつも情けなく占領軍に追従」という、宮崎さん独特のキャッチコピーが真っ直ぐ胸に響きました。
「知識人の良心」について真正面から取り上げた大事な本だと思います。
(TK生、江東区)

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