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平成29年9月8日発行 vol.503
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斎藤吉久の「誤解だらけの天皇・皇室」
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5人の日本人枢機卿
──コンクラーベで思い出した白柳枢機卿の信仰 1
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拙著『検証「女性宮家」論議──「1・5代」天皇論に取り憑かれた側近たちの謀叛』からの抜粋を続けます。一部に加筆修正があります。
第4章 百地章日大教授の拙文批判に答える
第6節 コンクラーベで思い出した白柳枢機卿の信仰
百地章日大教授が月刊「正論」平成25年3月号にお書きになった拙文批判について、検証しています。この節では、先生が専門とされている政教分離について、ほんの少しだけ考えてみます。
その前に、新しいローマ教皇が選出されましたので、そのことについて書くことにします。
▽1 5人の日本人枢機卿
第265代ローマ教皇ベネディクト16世の退位に伴い、教皇選挙(コンクラーベ)が行われ、平成25年3月13日、アルゼンチン人のブエノスアイレス大司教ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が新たに教皇に選出されました。新教皇はフランシスコ1世を名乗ることとなりました。
コンクラーベは世界から集まった、100人を超える枢機卿によって行われましたが、参加できる日本人の枢機卿は、今回はいませんでした。
過去には5人の日本人枢機卿がいました。
土井辰雄元東京大司教(1892~1970年)、田口芳五郎元大阪大司教(1902~1978年)、里脇浅次郎元長崎大司教(1904~1990年)、白柳誠一元東京大司教(1928~2009年)、濱尾文郎元横浜教区司教(1930~2007年)の5人です。
田口、里脇両大司教は、キリシタンの歴史を伝え、遠藤周作の名作『沈黙』の舞台となった長崎県外海町(いまは長崎市)の出身です。そもそもキリスト教人口が少ない日本で、同じ町から2人の高位聖職者を輩出しているのは、それだけ長い、キリスト教色の強い、この地の歴史を感じさせます。
濱尾司教は濱尾四郎子爵の三男だそうですが、戦時中に母親が改宗した影響で、戦後、兄の実氏とともに洗礼を受けたといわれます。実氏は今上陛下が皇太子時代の東宮傳育官で、東宮侍従となってのちは現在の皇太子、秋篠宮親王殿下の教育にも携わりました。
土井、白柳、濱尾のお三方はそれぞれコンクラーベに参加しているようです。
以上、斎藤吉久『検証「女性宮家」論議』(iBooks)から抜粋。一部に加筆修正があります
☆ひきつづき「御代替わり諸儀礼を『国の行事』に」キャンペーンへのご協力をお願いいたします。
このままでは悪しき先例がそのまま踏襲されるでしょう。改善への一歩を踏み出すために、同憂の士を求めます。
おかげさまで賛同者が300人を超えました。
◇ 筆者のプロフィール ◇
斎藤吉久(さいとう・よしひさ) 昭和31年、第32代崇峻天皇の后・小手姫(おてひめ)が里人に養蚕と機織りを教えたとの物語が伝えられる福島県・小手郷(おてごう)に生まれる。子供のころ遊んだ女神川は姫の故事に由来する。弘前大学、学習院大学を卒業後、総合情報誌編集記者、宗教専門紙編集長代行などを経て、現在はフリー。著書に『天皇の祭りはなぜ簡略化されたか』など。過去の発表記事は斎藤吉久のブログで読める。「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦(あしづ・うずひこ)の「没後の門人」といわれる
━━━━━━━━━━━━《《《著書紹介》》》━━━━━━━━━━━━━
『天皇の祈りはなぜ簡略化されたか─宮中祭祀の危機─』 斎藤吉久著
定価(1700円+税)
天皇ご在位20年、ふたたび宮中祭祀の破壊が始まった!政教分離の名のもとに側近らが祭祀を破壊してきた知られざる歴史を検証しながら、たったお一人で祭祀を守ろうとされた昭和天皇と今上陛下のご心情に迫る。http://www.namiki-shobo.co.jp/
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5人の日本人枢機卿
──コンクラーベで思い出した白柳枢機卿の信仰 1
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第4章 百地章日大教授の拙文批判に答える
第6節 コンクラーベで思い出した白柳枢機卿の信仰
百地章日大教授が月刊「正論」平成25年3月号にお書きになった拙文批判について、検証しています。この節では、先生が専門とされている政教分離について、ほんの少しだけ考えてみます。
その前に、新しいローマ教皇が選出されましたので、そのことについて書くことにします。
▽1 5人の日本人枢機卿
第265代ローマ教皇ベネディクト16世の退位に伴い、教皇選挙(コンクラーベ)が行われ、平成25年3月13日、アルゼンチン人のブエノスアイレス大司教ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が新たに教皇に選出されました。新教皇はフランシスコ1世を名乗ることとなりました。
コンクラーベは世界から集まった、100人を超える枢機卿によって行われましたが、参加できる日本人の枢機卿は、今回はいませんでした。
過去には5人の日本人枢機卿がいました。
土井辰雄元東京大司教(1892~1970年)、田口芳五郎元大阪大司教(1902~1978年)、里脇浅次郎元長崎大司教(1904~1990年)、白柳誠一元東京大司教(1928~2009年)、濱尾文郎元横浜教区司教(1930~2007年)の5人です。
田口、里脇両大司教は、キリシタンの歴史を伝え、遠藤周作の名作『沈黙』の舞台となった長崎県外海町(いまは長崎市)の出身です。そもそもキリスト教人口が少ない日本で、同じ町から2人の高位聖職者を輩出しているのは、それだけ長い、キリスト教色の強い、この地の歴史を感じさせます。
濱尾司教は濱尾四郎子爵の三男だそうですが、戦時中に母親が改宗した影響で、戦後、兄の実氏とともに洗礼を受けたといわれます。実氏は今上陛下が皇太子時代の東宮傳育官で、東宮侍従となってのちは現在の皇太子、秋篠宮親王殿下の教育にも携わりました。
土井、白柳、濱尾のお三方はそれぞれコンクラーベに参加しているようです。
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◇ 筆者のプロフィール ◇
斎藤吉久(さいとう・よしひさ) 昭和31年、第32代崇峻天皇の后・小手姫(おてひめ)が里人に養蚕と機織りを教えたとの物語が伝えられる福島県・小手郷(おてごう)に生まれる。子供のころ遊んだ女神川は姫の故事に由来する。弘前大学、学習院大学を卒業後、総合情報誌編集記者、宗教専門紙編集長代行などを経て、現在はフリー。著書に『天皇の祭りはなぜ簡略化されたか』など。過去の発表記事は斎藤吉久のブログで読める。「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦(あしづ・うずひこ)の「没後の門人」といわれる
━━━━━━━━━━━━《《《著書紹介》》》━━━━━━━━━━━━━
『天皇の祈りはなぜ簡略化されたか─宮中祭祀の危機─』 斎藤吉久著
定価(1700円+税)
天皇ご在位20年、ふたたび宮中祭祀の破壊が始まった!政教分離の名のもとに側近らが祭祀を破壊してきた知られざる歴史を検証しながら、たったお一人で祭祀を守ろうとされた昭和天皇と今上陛下のご心情に迫る。http://www.namiki-shobo.co.jp/
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