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致知出版社の《人間力メルマガ》 2017.7.30
加速する英語教育。
ほんとうにこれでいいのだろうか、と思われている方は多いと思います。
日本における英語支配の現状と、母国語を学ぶ意義について、津田幸男さんに話を伺いました。
───────「今日の注目の人」───
津田 幸男(社会言語学者)
※『致知』2017年8月号
※連載「意見・判断」P120
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英語支配はいまや社会人や大学生だけでなく小学生にまで及んでいます。
文部科学省は2020年度から小学5、6年生の英語教科化を決定しました。
早くから国際人としての基礎を培う狙いなのでしょうが、私は逆にその弊害を憂慮せずにはいられません。
日本語と英語を同時に学ぶことによって、子供たちの言語の発達が中途半端に止まってしまうのは避け難いでしょう。
それ以上に恐れるのは、小さい頃から英語に親しんできた子供たちが、本当に日本語を大切にできるのかという問題です。
グローバル化の流れの中で
「英語をやったほうが得だ」
と思えば、いとも簡単に母国語を捨て去ってしまうこともあるのではないかと心配になるのです。
私たちはここで植民地化によって母国語を失い、国家としてのアイデンティティーを喪失していった外国の歴史を教訓とすると同時に、日本語の持つ意義や素晴らしさをもう一度、再認識する必要があります。
英語支配から日本語、さらには日本を護らなくてはならない第一の理由は、言葉と民族は切り離せない関係にあるからです。
言葉を単なる道具だと短絡的に捉えるようでは、日本人は日本人でなくなってしまいます。
言葉は自分という存在に直接繋がっているのです。
同様に国語は国家の基盤でもあります。
これが二つ目の理由です。
日本が今日まで歴史を紡ぐことができたのは……
※時には普段何気なく使っている日本語に想いを馳せることも大切なことですね。
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