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■このメールマガジンの目的は、『人生を変えるような良い本を紹介すること』です。


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1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』1ヶ月30冊の情報をe-Mailで 5043冊目

★★★☆☆「放射線医が語る福島で起こっている本当のこと」中川 恵一♪


読書普及研究所 本のソムリエ
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<名言クイズ>

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・タバコが原因のがんや心臓病で亡くなる人は13万人、自殺者が3万人、大気汚染でも3万~5万人、交通事故で●●●●人がなくなります・・
 では、放射線はどうでしょうか(p92)


<ヒント>「10万」ではありません。


▼「名言クイズ」の答えを読む
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<本ナビ(5043冊目)>

http://1book.biz/2017/07/13/post-3347.html
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「放射線医が語る福島で起こっている本当のこと」中川 恵一、ベストセラーズ
【私の評価】★★★☆☆(77点)

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■福島第一原子力発電所の事故は、悲惨なものでした。


 多くの周辺自治体の人たちが、国の指示で避難し、今も多くの人が避難しています。


 この本では、今回の事故の放射線で死亡する人より、避難のストレスで死亡した人が多かったのではないかと問題提起しています。


 特に自分では動けないような介護老人は避難により多くの人が亡くなっています。


・3年半に及ぶ避難生活は、住民の心身をズタズタにしてきました・・直接死を上回る3089人(2014年3月末現在)の「震災関連死」・・体調不良や過労、自殺など(p79)



■つまり、福島ではデータに基づく合理的な判断ができていないのではないかということです。


 なぜ、避難すると亡くなるリスクが高い人まで避難させるのか。


 なぜ、自然被ばく量が約2mSv/年で、100mSvでガンが0.5%増える程度なのに除染の目標が1mSv/年なのか。


 なぜ、世界の原子力発電所では放流している弱い放射線しか出さないトリチウムを含んだ汚染水が放流できないのか。


・日本人の自然被ばく量は平均約2.09ミリシーベルト/年・・
 一方で、自ら望んで受ける「医療被ばく」は世界一(平均3.87ミリシーベルト/年!)・・
 イランの温泉保養地ラムサールにはウラン鉱石による自然被ばくが非常に多いところで、1年間で260ミリシーベルトといった場所があります(p29)



■特に放射能に関しては、理論や統計的に間違った判断が行われやすいのだと思いました。


 なぜなら、放射能というものが見えず、影響もすぐには出現せず、なんとなく怖いものだからです。


 現実問題として、風評被害が出るじゃないかということもあると思います。


 合理的な報道と合理的な意思決定ができないのは戦争中から今まで変わらないのだなとも感じました。


 中川さん、良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・広島・長崎のような一瞬の被ばくでは、100ミリシーベルト以上になると・・がん死亡が0.5%増えます(p36)


・天然の放射性物質であるポロニウムなどが含まれる魚介類を摂取することによって、日本人は年約1ミリシーベルト程度の自然な内部被ばくを受けています(p19)


・肥満や運動不足、塩分の摂りすぎは200~400ミリシーベルトの被ばくに相当します。
 タバコを吸ったり、毎日3合以上のお酒を飲むと、がん死亡率のリスクは1.6~2倍に跳ね上がりますが、これは2000ミリシーベルトの被ばくに相当します(p4)


・汚染水はなぜ流していいのか・・・
 汚染水に残るのは水素の同位元素の「トリチウム」という放射性物質だけです・・
 トリチウムは1リットル当たり6万ベクレルまでは海洋放出してよいと認められています・・
 毎日2リットル飲んだとしても、1年間の被ばく量は0.8ミリシーベルト程度(p18)


・飯館村の老人ホームを避難させようとした愚・・ 
 高齢者を動かすと、むしろ亡くなる確率が高まるというのは、データとして出てきています(p51)


・飛行機と自家用車を比べたら、自家用車の危険のほうが確率的には絶対に高いわけです・・
 9・11の後にものすごくアメリカで交通事故が増えちゃった(p165)


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■目次

第一章 放射線のウソ・ホント
第二章 がんのウソ・ホント
第三章 避難が最大のリスクという福島の皮肉
第四章 豊かさと健康長寿は相関する
第五章 「バカの壁」で健康を損ねる人類




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<私の評価:人生変える度>
 ★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
 ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
 ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
 ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
 ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
 ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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