■「加瀬英明のコラム」メールマガジン
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“自衛隊の保持”を明記すべき火急の時
5月3日の憲法記念日に、安倍晋三首相が2020年までに憲法を改正して、改正憲法を施行したいと述べて、第9条1項と2項をそのままにして、3項として自衛隊を保持することを加えることを、提言した。
9条1項は「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」、2項は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と定めている。
私は『美しい日本の憲法をつくる東京都民の会』の共同代表を、下村博文先生、長谷川美千代先生とつとめているから、これから述べることは、私見であることを前置きしたい。
私は第九条1、2項を改めずに、自衛隊の存在を3項として新しく加えるという、安倍首相の提言に双手をあげて賛成したい。
北朝鮮危機が募るなかで、5月にヘリコプター搭載護衛艦『いずも』が、安保関連法のもとで米艦を護衛する任務を与えられて、横須賀を出港した。テレビのニュースで映像が放映されたが、艦尾の旭日旗が目に染みた。
新聞や、テレビがすでに4月に入ってから、海上自衛隊と航空自衛隊が、米艦や、米空軍の爆撃機を護衛する共同訓練を実施してきたことを報道していた。
日本の若者が生命(いのち)を賭けて、任務についているのだ。
現行の日本国憲法は、誰もが知っているように、アメリカが占領下で自由意志を奪われていた日本に、押し付けたものだ。
マッカーサー元帥が、占領下にあった日本について、「日本は12歳の少年だ」と公言したことは、有名だ。この発言は、占領下の日本の新聞各紙に大きく載っている。
現行憲法は日本が自前の軍隊を持つことを禁じているが、アメリカは未来永劫、日本という“少年の国”を半独立国化して、アメリカが守るつもりでいた。
護憲派の人々は、気づいていないのだろうが、恥しいことにアメリカに対する属国根性を丸出しにして、アメリカに甘えている。
そして、多くの現行憲法を護りたいと願っている純朴な善男善女が、現行憲法は平和を願う真摯な祈りであると、信じているのだろう。
ところが、現実は厳しい。国民の生命と安全をただ祈るだけでは、守ることはできない。
核実験と弾道ミサイルの試射を繰り返している北朝鮮も、隙あれば尖閣諸島を奪おうと狙っている中国も、自国民の自由を力によって抑えつけている、一党独裁政権のもとにあって、自国民を武力を用いて従わせている政権は、外に対して武力を使うことを躊躇しない。
今年は日本が対日講和条約によって、独立を回復してから、65年目に当たる。もちろん、アメリカはもはや今日の日本が12歳の少年だと、みなしていない。
今日のアメリカは、日本が攻撃を蒙った時には、アメリカだけではなく、日本もアメリカ軍と一体になって、日本を守るために戦うことを期待している。もし、日本がそうしなければ、アメリカは日本を放棄しよう。
日本国民は日本が危機に陥った場合に、自衛隊員が戦うことを期待している。それなのに、憲法に自衛隊の存在が書かれていないのは、自衛隊員に対して残酷なことだ。
9条2項と矛盾しようが、火急な場合だ。自衛隊を保有することを、3項で規定しよう。
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“自衛隊の保持”を明記すべき火急の時
5月3日の憲法記念日に、安倍晋三首相が2020年までに憲法を改正して、改正憲法を施行したいと述べて、第9条1項と2項をそのままにして、3項として自衛隊を保持することを加えることを、提言した。
9条1項は「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」、2項は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と定めている。
私は『美しい日本の憲法をつくる東京都民の会』の共同代表を、下村博文先生、長谷川美千代先生とつとめているから、これから述べることは、私見であることを前置きしたい。
私は第九条1、2項を改めずに、自衛隊の存在を3項として新しく加えるという、安倍首相の提言に双手をあげて賛成したい。
北朝鮮危機が募るなかで、5月にヘリコプター搭載護衛艦『いずも』が、安保関連法のもとで米艦を護衛する任務を与えられて、横須賀を出港した。テレビのニュースで映像が放映されたが、艦尾の旭日旗が目に染みた。
新聞や、テレビがすでに4月に入ってから、海上自衛隊と航空自衛隊が、米艦や、米空軍の爆撃機を護衛する共同訓練を実施してきたことを報道していた。
日本の若者が生命(いのち)を賭けて、任務についているのだ。
現行の日本国憲法は、誰もが知っているように、アメリカが占領下で自由意志を奪われていた日本に、押し付けたものだ。
マッカーサー元帥が、占領下にあった日本について、「日本は12歳の少年だ」と公言したことは、有名だ。この発言は、占領下の日本の新聞各紙に大きく載っている。
現行憲法は日本が自前の軍隊を持つことを禁じているが、アメリカは未来永劫、日本という“少年の国”を半独立国化して、アメリカが守るつもりでいた。
護憲派の人々は、気づいていないのだろうが、恥しいことにアメリカに対する属国根性を丸出しにして、アメリカに甘えている。
そして、多くの現行憲法を護りたいと願っている純朴な善男善女が、現行憲法は平和を願う真摯な祈りであると、信じているのだろう。
ところが、現実は厳しい。国民の生命と安全をただ祈るだけでは、守ることはできない。
核実験と弾道ミサイルの試射を繰り返している北朝鮮も、隙あれば尖閣諸島を奪おうと狙っている中国も、自国民の自由を力によって抑えつけている、一党独裁政権のもとにあって、自国民を武力を用いて従わせている政権は、外に対して武力を使うことを躊躇しない。
今年は日本が対日講和条約によって、独立を回復してから、65年目に当たる。もちろん、アメリカはもはや今日の日本が12歳の少年だと、みなしていない。
今日のアメリカは、日本が攻撃を蒙った時には、アメリカだけではなく、日本もアメリカ軍と一体になって、日本を守るために戦うことを期待している。もし、日本がそうしなければ、アメリカは日本を放棄しよう。
日本国民は日本が危機に陥った場合に、自衛隊員が戦うことを期待している。それなのに、憲法に自衛隊の存在が書かれていないのは、自衛隊員に対して残酷なことだ。
9条2項と矛盾しようが、火急な場合だ。自衛隊を保有することを、3項で規定しよう。