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致知出版社の《人間力メルマガ》 2017.4.16


教育改革に伴い、社会科では用語の変更が検討されています。

その功罪について、元高校教諭の占部さんがお話しされています。

───────「今日の注目の人」───

占部 賢志(中村学園大学教授)

※『致知』2017年5月号【最新号】
※連載「日本の教育を取り戻す」P120

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【教師C】
ほかに気になったのは、中学校では「元寇」が「モンゴルの襲来(元寇)」と言い換えられるそうです。


【占部】
それはおそらく、世界史的な視野から理解させたいとの理由から、世界史と共通のモンゴルを前面に出したのでしょう。

さらに忖度すれば、「元寇」という言葉は幕末から明治にかけて、国防意識を高めるために用いられるようになったものだから、これも客観性を欠く。

そこで改めた。
そんなところだと思います。


【教師C】
しかし、モンゴルの襲来と表記すれば、高麗や元の江南軍の来襲が分かりづらくなります。


【占部】
そうですね。世界史の枠組みから日本史を見る方針は大いに結構ですが、用語まで無理に同一にしなくてもいいのです。

むしろ、児童生徒に誤解を与えかねない記述の方が困る。


【PTA役員】
明らかな誤りは変えるべきですが、そうでなければ、改訂は慎重にして貰いたいですね。

教科書を通じての親子の対話などがやりにくくなりかねません。


【占部】
元寇の取り扱いについては、むしろその中身に問題があります。

最新の研究では、「蒙古襲来絵詞」の再検証や新資料の発掘などによって従来の説明が成り立たなくなっているのです。


【教師B】
どういう点でしょうか。


【占部】
例えば、モンゴル兵三人が竹崎季長が乗る馬を射ている有名な「蒙古襲来絵詞」の絵がありますね。……




※続きは本誌でお楽しみください。




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