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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
平成29年(2017)1月13日(金曜日)
通巻第1050号
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(読者から その1)三島先生の生前に肉声テープですが、ネットに出ておりましたのでURLを貼り付けて案内をさせていただきます。ご覧ください。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170112/Tbs_news_80302.html
(HS生、杉並)
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(読者から その2)(CAM様へ)その5
太宰治と会った日に関してですが、これは全集に記されている昭和21年12月14日が正しいものです。この根拠は、三島の「会計日記」や、その他の同席者の証言などから昭和21年12月14日で確定されていることです。
それから太宰治の件は、三島本人以外にもそこに参加した人々の「複数の証言」があることですから、CAMさんがおっしゃる「基本的事実」に該当するという認識に異存がありませんが、受験の件の場合は母親一人だけの話なので、同列扱いにはできないものと私は思います。もし本当に受験していたら、ほんの些細なことでも他にも受験生の中などからの目撃談や同級生からの情報のようなものがあっても不思議はないと思うからです。最新版の全集を編纂した複数の研究者が手を尽くして調べても、今のところは客観的な事実が出ていないのですから。そして彼らが調べた結果出てきた「学習院在学中には他校の受験はできなかったという説もある」という報告も無視してはいけないと思います。
そして仮に受験が事実だったとしても、やはり清水文雄先生と離れてしまうことは三島自身が望んでいなかったことと私は思いますし、東文彦とのやり取りからも三島が学習院高等科に進む意思だったことは明記されております。
まあいろいろと見解の相違があるのは仕方ありませんから、CAMさんが様々な推論や考察なさるのは、それはそれなりに意味があることと尊重いたしますが、少なくともWebサイトで真偽不明な伝聞や妄想を垂れ流している人のブログなどを根拠になさるのは止めた方がよいと思われます。それなりに三島を専門的に研究なさっている方(安藤武など)からの根拠や、新たな資料などが出てくるのをお互い待ちましょう。
(さつまいも)
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(読者の声 その3)一高と学習院の文芸的伝統について、三島は、次のように述べていますが、三島が一高を受験して不合格であったとすれば(私は事実だと思いますが)、紙背についての読み取り方も変わってくるように思います。
「私は頭が古いのかもしれないが、學習院の文學は、やはり最後には貴族精神に帰すると思つてゐる。 戦前は、一高と学習院は犬猿の仲であって、私などもことごとに一高を罵倒して暮らしたものだが、この對立は、一面からいふと、似たもの同士の對立といふところがあつた。 一高精神も一種の貴族精神であり、明治以来の日本の知的エリットの矜持であつた。學習院のはうには知的エリットの気概はなかつた。その代り、藝術家の成長にとつては大切なある土壌があつた。私はそれを『官能性』と名附けたい気がする。學習院には貴族の淫蕩の傳統と、気むづかしい高度の美意識の傳統があつた。それは一高にはないものであった。私が貴族精神といふのは、正にこの點である。」 (「學習院大學の文學」『現代小説は古典たり得るか』1957)
「(東文彦宛昭和18年3月24日付書簡)一高の校友会雑誌を送ってきましたが、部報なしの贅沢な一段組、人手は沢山あり、その点は癪にさわるほどうらやましく思いました。しかし内容は二、三よいのもありますが、一高式の理屈一点ばりでおしとおそうとするところがあらわれており、学習院の作品に共通な『感覚の鮮やかさ』が少ないのにおどろきました。思索などゝいう得体のしれぬものはさておき、直感の点ではどうも学習院は一番のような気がします。」
また、次のようにも述べていますね。
「(昭和20年7月3日清水文雄宛封書)大学へ行ってみて気がついたことですが、学習院には実に高貴な顔立が多いことです。 大学生の数百人のなかに、血統の高貴を証明するやうな柔弱な気高い顔は見出すすべもなく、どことなく賤しい翳のさす生活力の強い容貌が殆どですが、久し振りに学習院を訪れて、至る処に、生活力の乏しい(良い意味で)柔弱な、典雅な、気高い、日本の貴族の末裔といつた立派な顔立の少年たちを見出した時、ここが我々の母校であるといふ感じと、我々の母校も滅びゆくものであるといふ感じと、一種言はうやうのない懐しさと腹立たしさ、歓びと悲しみ、そして憤り、要之、やるせない気持で胸が一杯になりました。」
「どことなく賤しい翳のさす生活力の強い容貌が殆どです」というのが、言い得て妙だと思いますね。
(CAM)
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三島由紀夫研究会、二月の「公開講座」は下記の要領です。
記
日時 平成29年2月23日(木)18時半より(18時開場)
場所 アルカディア市ヶ谷
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/10766/rtmap.html
講師 松本徹先生(文芸評論家、三島由紀夫文学館館長、憂国忌代表発起人)
演題 三島由紀夫の時代(仮題)
(講師プロフィール 昭和8年北海道生まれ。大阪市立大学文学部卒。産経新聞記者を経て文芸評論へ。近畿大教授、武蔵野大教授を歴任。現在三島由紀夫文学館館長。最近著に『三島由紀夫の時代 芸術家11人との交錯』、水声社)
会費 2000円(会員は千円)
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3月の公開講座は西村幸祐氏
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記
日時: 平成29年3月21日(火)午後6時半~(午後6時開場)
場所 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/10766/rtmap.html
講師: 西村幸祐氏(評論家)
演題: 三島由紀夫と21世紀の日本(仮題)
会費: 一般2千円(会員1千円)
(プロフィール:昭和27年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学文学部哲学科中退。学生時代に『三田文学』の編集に携わる。以降評論、言論の世界で活躍中。
主な著書に『21世紀の「脱亜論」中国・韓国との決別』(祥伝社新書)、『日本人に「憲法」は要らない』(KKベストセラーズ ベスト新書)など多数)
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来年4月の公開講座は井上隆史先生
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メキシコでも「国際 三島シンポジウム」があり、その本の編集も進んでいるとのことです。
記
日時 平成29年4月25日(火)午後6時半(午後6時開会)
場所 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
講師 井上隆史先生(国文学者、白百合女子大教授)
演題 三島由紀夫 「二つの国際シンポジウム ― 東京とメキシコ」
(講師プロフィール:昭和38年生まれ。横浜市出身。東京大学文学部国文科卒。国文学者。専門は日本近代文学。白百合女子大教授。憂国忌発起人。著編書に『三島由紀夫幻の遺作を読む~もう一つの『豊饒の海』』(光文社新書)、『三島由紀夫の愛した美術』(共著、新潮社)、『混沌と抗戦~三島由紀夫と日本、そして世界』(共編、水声社)など多数。
会費 一般2千円(会員1千円)
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三島由紀夫研究会 yukokuki@mishima.xii.jp
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(C)三島由紀夫研究会 2017 ◎転送自由
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