●人は死んだ後、来世はあるのか~キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の源流:タルムードから学ぶ

★人は死んだ後、どうなるのか
いま、76歳の私にとって、一番切実な問題(問い)は、私が死んだ後、私がどうなるかという問題です。
これについては、これまで取り組んできた人物・著書全集(著書、各約100冊)の研究の中で、3人の聖書研究者は次のように述べています。

◆内村鑑三は、内村鑑三全集の中で「私が死んだ後は、恐らく、同じように聖書研究を楽しんで続けているだろうな」と述べていたと記憶しています。

◆シュタイナーは、輪廻転生説を唱え、死んだあとは、また、別の肉体をもって、生まれ変わるとその著書に述べていました。

◆スウェーデンボルグは、「私が死んだら、恐らく、天上で、天使たちと語り合い、自分より高度の知恵を持つ天使から、真理についていろいろ学んでいる事だろう」と述べていたと記憶しています。

◆本年8月ごろから取り組み始めたタルムードでは、(注:旧約聖書(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の源流・経典)の解説実践書とも言える、タルムード)、その入門書、「タルムード入門」全3巻(A. コーヘン著)を読むと、第三巻の第11章「来世」というテーマで、なんと入門書だけでも、67ページにわたって書かれています。

なお、タルムードの素晴らしい点は、何千人という人生研究の専門家(ラビ)たちが、議論を尽くして、後世のために紀元3世紀までに書き記した5000頁、73巻にわたる、無尽蔵の知恵の宝庫ともいうべき書物です。従って、原則から例外まで、多様な思考法が書かれています。その中で、自分に合った思考法を選べばいいという自由さがあります。

別の言い方をすれば、タルムードの優れた点は、様々なテーマで、上記のように人がどのように考えるか、5000頁にわたり、多様な意見が書かれており、読者は、現時点の自分や世界を見て、現時点で納得できる説を選ぶことが出来ることだと思います。つまり、個人により、多様性のある人間の思考形態の中から、自分の状況に合った意見を選択できるという自由さがあるということでしょう。

この中でも、人は死んだらすべてお終いという人々(サドカイ派)と人は死後、復活するという人々(パリサイ派)などに分かれます。

上記のように入門書だけでも、67ページにわたって書かれている中から、私は、次の文章を一番納得できるものとして、選びました。それは、次のような祈りが、主要な祈りの一つとして、捧げられているということです。つまり、神は死者を復活させてくれるという希望です。ここに現時点での私の希望と祈りがあります。(神は、教会や宗教の中や外に関係なく、どこにでも普遍的に存在しておられます。もちろん、日本中、世界中、どこにでも。)

「あなた(神)は生きる者をも慈愛をもって支えて下さり、偉大なる恵みで死者を蘇生させ、落ちる者を支え、病める者を癒し、縛られた者を解き放ち、塵の中に眠る者に対して変わらず誠意を見せて下さいます。力強い御業の主であるあなたに似た者がいるでしょうか。死に至らせ、そして復活させ、救済を芽ばえさせる者がいるでしょうか。本当に、あなたは誠実にも死者を復活させて下さいます。主よ、死者を蘇えらせるあなたが祝福されんことを」(タルムード入門3、A.コーヘン著、教文館、168頁)

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