【RPE】★メドベージェフ北方領土訪問、ロシアの本音は?
RPE Journal==============================================
ロシア政治経済ジャーナル No.1251
2015/8/25
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ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土を訪問しました。
ロシアの上層部は今、何を考えているのでしょうか?
詳細は、【本文】で!↓
↓
●政治の本質をしりたいですか?
北野が非常に尊敬するロベルト・ジーコ・ロッシ先生のメルマガです。
「政治の本質」を理解したい方は、是非ご一読ください。
以下、ロベルト先生ご自身の紹介文。
↓
<日本人(国)をして世界の指導者(国)にすることで、地球文明のレベルを上げて宇宙の発展に寄与します。
実現する為の手段は日本人を自虐史観から脱却させて自らの歴史と民族及び国家に誇りと自信を持たせる事によってです。
故に、「政治の本質」はデフレを深刻化させる消費税増税とTPP参加と外国人参政権及び人権保護法に反対し、デフレから脱却して経済成長する為の日銀法改正、日銀による金融緩和、インフレターゲット政策と公共投資増加に繋がる公共投資推進庁の新設、国土強靭化基本法に賛成しています。>
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★メドベージェフ北方領土訪問、ロシアの本音は?
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
今回は久しぶりにロシアの話です。
↓
<ロシア首相、択捉島を訪問…日本の中止要請無視
読売新聞 8月22日(土)12時34分配信
【モスクワ=田村雄】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北方領土の択捉島を訪問した。
露首相の択捉島入りは初めてで、今月で占領70年となる北方領土の実効支配を内外に訴える狙いとみられる。
首相の訪問中止を求めてきた日本政府の要請を無視したもので、北方領土問題をめぐる歩み寄りを拒む姿勢を鮮明にした。
日露が目指すプーチン露大統領の年内訪日に向けた調整に影響を与える可能性がある。>
これはなんでしょうか?
今回は「ロシアの本音」について書きます。
こういうのを書くと、「あなた(北野)は間違っている!」とクレームしてくる人がいます。
私の本音ではなく、ロシアの本音ですから、よろしくお願いします。
▼日本は誠意を見せている?
日本とロシアの関係は、安倍さんが総理になってからしばらく良好でした。
ところが、両国関係を悪化させるできごとが起こります。
それが、2014年3月のロシアによる「クリミア併合」。
それにつづく、「対ロシア経済制裁」。
日本はこれに参加したので、日ロ関係は悪化したのです。
しかし、「私が任期中に北方領土返還を実現する」と決意されている安倍総理は、
「他の国々より、ゆるい制裁をする」ことにしました。
これをもって、「ロシア側に日本の誠意は伝わっている」という人がいます。
どうなのでしょう?
たとえば、「荒れている中学校の一室」をイメージしてください。
小さくて弱いウクライナ君は、体が一番大きいロシア君の子分でした。
ところが、アメリカ君と欧州君は、ウクライナ君にいいます。
「ロシア君なんて裏切って僕たちと遊ぼうよ!」
ウクライナ君の心は揺れ、「裏切ろうかな?」と思いました。
しかし、そのことがロシア君にバレ、「ふざけるな!」と激怒された。
それを見たアメリカ君は、欧州君、日本君、オーストラリア君と相談し、「ロシア君をボコボコにしようぜ!」ということになります。
みんなでよってたかって、ロシア君に蹴りをいれ、さすがのロシア君も防戦一方になります。
しかし、日本君は、蹴りを入れる際、【ゆるく蹴る】ことにしました。
(ゆるい制裁にした。)
ロシア君は、「やっぱり日本君はやさしい!」とちょっとウルウルします。
ロシア君が日本君に「ありがとう!」というと、日本君は(蹴りながら)にっこり笑ってこんなことをいいます。
「いいんだよロシア君。
だから、島返してね!!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この時、ロシア君は、「ありがとう日本君!もちろん島は返すよ!」となりますか?
「なんて狡猾で自己中な奴だ!
僕が皆から袋叩きにあっているときに、島を取り返すことだけ考えているなんて!」
と辟易するのでは?
もちろん、ロシア側に「日本の誠意」など通じていません。
なぜかというと、「島をゲットするために、ゆるい制裁をする」というのは、「誠意」といわないからです。
▼実は「安保関連法案」を嫌がるロシア
最近、複数のロシア人から、「安保関連法案についてどう思う?」と聞かれました。
この件、ロシアのテレビでは全然報道されていないので、驚きました。
私は、「中国が沖縄を自国領と主張しているから、対中国ですよ」と毎回答えています。
しかし、どうもロシアは、「安保関連法案」を恐れているのですね。
理由はわかります。
2014年3月の「クリミア併合」以降、世界の構図は、
アメリカ、欧州、日本、ウクライナ 対 ロシア、中国
という感じになりました。
上の構図で、ロシアは「日本の脅威」について考える必要がなかった。
なぜなら、日本は「集団的自衛権行使」を認めておらず、自国が攻められた場合以外、米国と一緒に戦うことができない。
ところが、「安保関連法案」が成立すると、「日本がアメリカと一緒に戦える」道が開けることになります。
そして、そのアメリカは、今現実にウクライナを支援することでロシアと戦争している。(一応、半年前に停戦合意したが。)
つまり、ロシアから見ると、
1、アメリカの敵ナンバーワンは、ロシアである
2、ロシアの敵アメリカは、GDP世界3位の日本と一体化してより強力になる
だから、「安保関連法案」をロシアは嫌がるのです。
今回のメドベージェフ首相の「北方領土訪問」。
これは、ロシアの「危機感のあらわれ」と見てよいでしょう。
「日本は敵のアメリカとますますひっついているので、国境を固めなければ」と。
▼米ロ関係の現状
ところで、2014年に比べると、アメリカのロ…
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ロシアのメドベージェフ首相が、北方領土を訪問しました。
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実現する為の手段は日本人を自虐史観から脱却させて自らの歴史と民族及び国家に誇りと自信を持たせる事によってです。
故に、「政治の本質」はデフレを深刻化させる消費税増税とTPP参加と外国人参政権及び人権保護法に反対し、デフレから脱却して経済成長する為の日銀法改正、日銀による金融緩和、インフレターゲット政策と公共投資増加に繋がる公共投資推進庁の新設、国土強靭化基本法に賛成しています。>
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読売新聞 8月22日(土)12時34分配信
【モスクワ=田村雄】ロシアのメドベージェフ首相は22日、北方領土の択捉島を訪問した。
露首相の択捉島入りは初めてで、今月で占領70年となる北方領土の実効支配を内外に訴える狙いとみられる。
首相の訪問中止を求めてきた日本政府の要請を無視したもので、北方領土問題をめぐる歩み寄りを拒む姿勢を鮮明にした。
日露が目指すプーチン露大統領の年内訪日に向けた調整に影響を与える可能性がある。>
これはなんでしょうか?
今回は「ロシアの本音」について書きます。
こういうのを書くと、「あなた(北野)は間違っている!」とクレームしてくる人がいます。
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▼日本は誠意を見せている?
日本とロシアの関係は、安倍さんが総理になってからしばらく良好でした。
ところが、両国関係を悪化させるできごとが起こります。
それが、2014年3月のロシアによる「クリミア併合」。
それにつづく、「対ロシア経済制裁」。
日本はこれに参加したので、日ロ関係は悪化したのです。
しかし、「私が任期中に北方領土返還を実現する」と決意されている安倍総理は、
「他の国々より、ゆるい制裁をする」ことにしました。
これをもって、「ロシア側に日本の誠意は伝わっている」という人がいます。
どうなのでしょう?
たとえば、「荒れている中学校の一室」をイメージしてください。
小さくて弱いウクライナ君は、体が一番大きいロシア君の子分でした。
ところが、アメリカ君と欧州君は、ウクライナ君にいいます。
「ロシア君なんて裏切って僕たちと遊ぼうよ!」
ウクライナ君の心は揺れ、「裏切ろうかな?」と思いました。
しかし、そのことがロシア君にバレ、「ふざけるな!」と激怒された。
それを見たアメリカ君は、欧州君、日本君、オーストラリア君と相談し、「ロシア君をボコボコにしようぜ!」ということになります。
みんなでよってたかって、ロシア君に蹴りをいれ、さすがのロシア君も防戦一方になります。
しかし、日本君は、蹴りを入れる際、【ゆるく蹴る】ことにしました。
(ゆるい制裁にした。)
ロシア君は、「やっぱり日本君はやさしい!」とちょっとウルウルします。
ロシア君が日本君に「ありがとう!」というと、日本君は(蹴りながら)にっこり笑ってこんなことをいいます。
「いいんだよロシア君。
だから、島返してね!!!!」
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この時、ロシア君は、「ありがとう日本君!もちろん島は返すよ!」となりますか?
「なんて狡猾で自己中な奴だ!
僕が皆から袋叩きにあっているときに、島を取り返すことだけ考えているなんて!」
と辟易するのでは?
もちろん、ロシア側に「日本の誠意」など通じていません。
なぜかというと、「島をゲットするために、ゆるい制裁をする」というのは、「誠意」といわないからです。
▼実は「安保関連法案」を嫌がるロシア
最近、複数のロシア人から、「安保関連法案についてどう思う?」と聞かれました。
この件、ロシアのテレビでは全然報道されていないので、驚きました。
私は、「中国が沖縄を自国領と主張しているから、対中国ですよ」と毎回答えています。
しかし、どうもロシアは、「安保関連法案」を恐れているのですね。
理由はわかります。
2014年3月の「クリミア併合」以降、世界の構図は、
アメリカ、欧州、日本、ウクライナ 対 ロシア、中国
という感じになりました。
上の構図で、ロシアは「日本の脅威」について考える必要がなかった。
なぜなら、日本は「集団的自衛権行使」を認めておらず、自国が攻められた場合以外、米国と一緒に戦うことができない。
ところが、「安保関連法案」が成立すると、「日本がアメリカと一緒に戦える」道が開けることになります。
そして、そのアメリカは、今現実にウクライナを支援することでロシアと戦争している。(一応、半年前に停戦合意したが。)
つまり、ロシアから見ると、
1、アメリカの敵ナンバーワンは、ロシアである
2、ロシアの敵アメリカは、GDP世界3位の日本と一体化してより強力になる
だから、「安保関連法案」をロシアは嫌がるのです。
今回のメドベージェフ首相の「北方領土訪問」。
これは、ロシアの「危機感のあらわれ」と見てよいでしょう。
「日本は敵のアメリカとますますひっついているので、国境を固めなければ」と。
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