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    『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

        2015/08/20




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From 柴山桂太@京都大学准教授



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●●自虐史観はなぜ作られたのか、、、
月刊三橋の今月号のテーマは、「大東亜戦争の研究?教科書が教えないリアルな歴史」です。
http://youtu.be/cx6gcrylFvc



◆◇お客様の声◇◆

“日本の問題の根本は、正しい歴史を学ばないことにあると常日頃考えています。
なぜ、他国の顔色を伺った、脚色された歴史を学ばなくてはならないのでしょう?
真実を知り、正しく理解することはイロハのイの字です。”




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日本人は英語が苦手、と言われます。義務教育や高校、大学で英語を学んできたにもかかわらず、英語はいっこうにうまくならない。国際会議やビジネスの商談でも、英語が下手なために損ばかりしている。そう不満を漏らす人は少なくありません。

しかしこれは当然と言えば当然のこと。発音体系も文字体系も西欧語とはまったく異なる言語文化にある日本人が、英語を流暢に操るようになるには、相当の時間とエネルギーが必要になるからです。

例えばスカンジナビアやオランダなどの北ヨーロッパでは、普通の人でもイギリス人並みに上手な英語を操りますが、これは言語体系が近いためでしょう。旧植民地だった国では、今でも公用語が英語という場合が少なくなくありません。言語体系が違い、植民地になった経験もない日本では、国民全員が英語をぺらぺら喋るようになるための条件が、そもそも欠けているのです。

ところが戦後のアメリカ支配と最近のグローバル化で、「英語ができなければならない」という強迫観念は大きくなる一方です。教育行政も小学校から英語を導入したり、大学の英語講義を増やしたりするなど、英語化の方向に舵を切っています。その目的が「国民の大半が流暢な英語を操る」というところに置かれているとするなら、その実現には途方もないエネルギーが必要となることでしょう。そんな労力をかけてまで英語化を進める必要が本当にあるのか、疑問に思わざるをえません。

施さんの新著『英語化は愚民化』(集英社新書)は、こうした疑問に明快に答えてくれる本です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4087207951
http://honto.jp/netstore/pd-book_27217490.html

本書を読むと、英語化への要求が今に始まったものではなく、明治の昔から続いてきたものだということがよく分かります。国語を英語にすべし、という声は明治時代にもありました。日本語のままではビジネスや学問で不利になるから、という理由も今と同じです。しかし明治の日本人は、日本語のままで行くことを選択します。日本語を知的言語として磨き上げることで、西洋語や西洋文化の支配から日本語を護ろうとしたのです。

このとき、重要な役割を果たしたのが大学です。大学は翻訳の一大センターでした。西欧言語で書かれた書物を日本語に翻訳することで、あらたな概念や表現を次々に日本語に導入していったのです。当時の大学人は外国語に精通していましたが、その能力はもっぱら「読む」ことに特化していました。すぐれた文献を西欧語で読み、日本語で書くことで、日本語の知的表現の幅を広げていきました。

おかげで日本人は、日本語だけで高等教育を受けることができるようになりました。英語はうまく話せませんが、日本語だけあれば科学も文学も、西欧諸国と比べて遜色ない水準で学ぶことができます。西欧との圧倒的な国力差から植民地支配を受けることを余儀なくされた非西欧諸国が多い中で、日本が独立を保つことができた理由の一つが、ここにあります。

よく近代日本の経済発展は、日本が教育を重視したためだと言われます。事実、アジア諸国では日本の先例に従って、教育に力を入れている国が少なくありません。これは間違っていませんが、事実の半分でしかありません。日本が教育に力を入れたのはその通りですが、その際、母国語での教育に力を入れたのです。そして母国語で学問する上で、重要な役割を果たしたのが翻訳センターとしての大学でした。ともすれば無用の長物に見える大学が、近代日本において果たしてきた大事な役割が本書(特に第二章)から見えてきます。

この点、昨今の英語化の風潮で大学が槍玉に挙げられているのは、興味深いところです。これまで大学の語学教育は、西欧の古典を「読む」ことに特化したものがほとんどでした。これは大学が翻訳センターだった時代の名残と言えます。どの大学にも文学部があり、学生の「読む」能力を鍛えてきたのも、日本独自のものかもしれません。

ところが今、大学改革で狙い撃ちされているのは、「読む」ことに特化した大学のあり方です。大学講義の英語化や文学部廃止論は、その好例と言えるでしょう。外国語を読み日本語で考えるなどもう時代遅れだ、それよりも英語でコミュニケーションする能力の方が重要で、その方がビジネスの即戦力になる、というわけです。おかげで大学は、これから「お雇い外国人」の数を増やすということになりそうな雲行きです。

翻訳センターとして始まった日本の大学が、その役割を見直す時期に来ているのは間違いないところでしょう。しかし、今のように英語化をさらに進めるという方向で改革を進めていくことが、本当に日本にとって望ましいことなのか。むしろ、これまで培ってきた日本の国力を大幅にすり減らす結果になるのではないか。そのような疑念は、本書を読むことで確信に変わります。最後に、本書の主張が詰まった、施さんの言葉を引用しましょう。

「言語は単なるツールではない。言語が我々のものの見方や感受性を形作っている。日本の良さや強みも言語、つまり日本語の充実によるところが少なくない。現在の日本語は先人の無数の営みによって作られてきた。我々は、英語化に踊らされ、先人の努力を、将来の日本人を、そして自分たち自身を裏切ってはならないのだ。」(本書、246頁)



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