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鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第185号(4月25日)
*中国の侵略地図
中国の新シルクロード構想のイメージ地図が公表された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150417-00000085-san-cn
巨大な経済圏構築を目指しているというのだから、昨今、中国が提唱しているAIIB(アジアインフラ投資銀行)の基本構想と見られている。
だがその地図では欧州、地中海からロシア、中央アジア、西アジア、南アジア、アフリカ、インド洋、南シナ海、南太平洋がプロットされており、一体どこに重点が置かれているのか全く読み取れない。
いまどき居酒屋チェーンだって、こんな漠然とした出店計画を示して出資者を募ったら即倒産だ。つまり経済圏構想などとは名ばかりで、中国の漠然たる膨張主義がそのままイメージ化されたとしか考えようがない。日本と韓国と台湾が含まれていないのは、日米を刺激したくないという思惑からだろう。
インドネシアのジャカルタでは、習近平主席が安倍総理に擦り寄るかのような態度を示した。AIIBに日本から莫大な出資をさせたい意図は明らかで、それまで険しい態度を取っていながら一転して柔和な表情になるのは、周恩来、?小平、以来、歴代中国政権の常套手段である。
そして、そのとき中国は必ず金詰りで日本に金をせびるのが真の狙いなのだが、日本のマスコミは、いとも簡単に騙され「中国、大人の対応」とか「真の和解へ」とか言って日中友好ブームを演出し、結局政府は金を出してしまうというのがお定まりのパターンだ。
つまり中国には金がない。金がないのにある振りをしてAIIBを言い出した。倒産寸前の企業が粉飾決算をして資金集めをする手口にそっくりだ。だからAIIBの基本構想を示せと言われても、始めからそんなものはありはしない。仕方がないから今やっている中国の膨張主義をそのまま地図にして示した訳だ。
なぜ中国には金がないのか?面白い事に、答えはこの地図にある。拙著「領土の常識」の中で地政学の法則に触れているが、いかなる国も大陸国家と海洋国家を兼ねることは出来ない。何故かと言えば、大陸国家は長大な国境線を防衛するために巨大な陸軍を必要とし、海洋国家は広大な海上交通路を防衛するために巨大な海軍を必要とする。
両者を兼ねると巨大な陸軍と巨大な海軍を共に維持しなくてはならず、国防費の増大により財政が破綻するのである。
地図をみれば明らかな様に中国は大陸進出と海洋進出を同時に推し進めている。中国の国防費は公表額だけで約17兆円だが実数はこの倍額以上だろう(日本は5兆円)。しかも毎年10%以上の伸びに対してGDPは7%増だとすると答えは自ずから明らかである。
軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
著書:「領土の常識」(角川学芸出版)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321212000089
「国防の常識」(角川学芸出版)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167
「戦争の常識」(文春新書)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265
「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版)
共著:「総図解よくわかる第二次世界大戦」
http://www.kadokawa.co.jp/product/301310010411/
監修:
「イラスト図解 戦闘機」
http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html
「超図解でよくわかる!現代のミサイル」
http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true
インターネット動画配信中:「現代戦闘機ファイル」
http://www.nicovideo.jp/watch/1411697197
「よくわかる!ミサイル白書」
http://www.nicovideo.jp/watch/1383640409
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巨大な経済圏構築を目指しているというのだから、昨今、中国が提唱しているAIIB(アジアインフラ投資銀行)の基本構想と見られている。
だがその地図では欧州、地中海からロシア、中央アジア、西アジア、南アジア、アフリカ、インド洋、南シナ海、南太平洋がプロットされており、一体どこに重点が置かれているのか全く読み取れない。
いまどき居酒屋チェーンだって、こんな漠然とした出店計画を示して出資者を募ったら即倒産だ。つまり経済圏構想などとは名ばかりで、中国の漠然たる膨張主義がそのままイメージ化されたとしか考えようがない。日本と韓国と台湾が含まれていないのは、日米を刺激したくないという思惑からだろう。
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軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
著書:「領土の常識」(角川学芸出版)
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監修:
「イラスト図解 戦闘機」
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