--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_45206/
問い合わせID
 F0U0sQdq10hwCkyS61b2LGR014a8bad8
--------

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)4月22日(水曜日)
   通算第4522号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「下関条約120周年 国民の集い」 に愛国者つどう
   雨にもかかわらず超満員の会場は「歴夷戦」の熱気につつまれた
****************************************

「下関条約120周年 国民の集い」 に愛国者つどう
 四月十七日の「下関条約一二〇周年 日清戦争勝利 国民の集い」はあいにくの雨模様で出足が心配されたが、会場はほぼ満員となり、盛況でした。

会は国歌斉唱、加瀬英明さんの開会の辞に始まり、中村彰彦、渡邊惣樹両氏の記念講演、そのあと女性軍からは宮脇淳子、河添恵子さんらが駆けつけ、さらには遠方から梅原克彦(前仙台市長)と石平さん、つづいて高山正之、藤岡信勝、西村幸祐、黄文雄、室谷克実、水島総の各氏らが登壇しました。このほか所用のため、西村真吾さん、頭山興助さんが中座され、また小堀桂一郎先生は急用のため欠席でした。
時間切れとなって壇上に昇る時間が割愛となった先生方も大勢いらっしゃいました。
 (会の模様は下記サイトでスライドがあります)
http://www.jpmuseum.com/shimonoseki_120/

 第二弾は9月5日、ポーツマス条約110周年です
 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 九月五日は歴史戦の第二弾「ポースマス条約 110周年、日露戦争を考える国民の集い」を開催します。
 概要は下記の通りです。
         記
 とき      9月5日(土曜日)午後二時(一時半開場)
 ところ     星陵会館 大ホール
 記念講演(敬称略、順不同)
 「日露戦争の歴史的意義を問う」      前防衛大学教授  平間洋一
   「歴史は英雄達がつくる」         拓殖大学客員教授 藤岡信勝
   「満州蒙古とは何だったのか」        近現代史研究家 宮脇淳子
 発言(登壇予定)「司馬遼太郎の虚説を衝く」(福井雄三)
「現代ロシアはどうなっているのか」(馬渕睦夫)
加瀬英明、水島総、高山正之ほか
             (スケジュールは予告なく変更されることがあります)

 (下関条約120周年国民のつどい事務局より)なお、支援金をおおくりいただいた皆様には冊子とともに決算報告を五月中旬までにお手元にお送りします。まだ精算がおわらないので、発送が遅れておりますが、五月15日ごろをメドにしております。

     □○ □▽ ◇○ ◇○  □▽○ ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1233回】    
   「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室10)
『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局)
 
   △
「支那ノ國情ニ通ゼザルノ日本人」が撒き散らす弊害は、遠く小室の時代には止まらず、現在にまで延々と続いている。ここで始末に困るのが、「支那ノ國情ニ通ゼザル」にもかかわらず、その自覚すらなく我こそ「支那ノ國情ニ通」じていると自任する方々だろう。さしずめ、かつて肩で風切って歩いていた支那通などは、その悪しき一例といえる。もちろん、「支那ノ國情ニ通ゼザル」ことの弊害を後世にもたらした夥しい数の官民双方の専門家や支那学者、国策策定に与った高級官僚、兵站もままならず敵の背後を等閑視したままに確たる勝算もなく広い大陸での戦争に突き進んでいった帝国陸軍作戦中枢(必ずしも「勝算」がなかったわけではないだろうが、それは妄想に起因する願望に過ぎなかった)、さらには有象無象のメディアなど(その悪しき典型が戦前も戦後も「朝日新聞」だ)――

自ら思い込んでしまった“バーチャル中国”に、日本と日本人は何度煮え湯を飲まされたことか。いつになったら中国に対する幻想や陶酔から目覚め、等身大の中国とドライに真正面から、日本の立場で向き合うことができるようになるのか。

「支那ノ國勢ノ日ニ蹙レル―今更ニ言フ迄モナシ」とする小室は、そのダメさ加減を、内外政に分けて語る。

「内ニシテハ政令日ニ弊ヘ百官月ニ怠リ言路壅塞賄賂公行シテ人心離畔シ百姓怨ヲ積ム一朝事アラバ匪徒所在ニ蜂起シテ政令施ス所ナキニ至ラントスルノ勢有リ」

――国内をみれば、政治は荒廃するばかりで行われていない。官僚は政務を怠り、官民上下に意思疎通は見られない。賄賂は横行し、人民の怨嗟はいよいよ募る。不穏な情況が発生するや、直ちに匪賊が各地に蜂起し、政治は機能マヒに陥りかねない――

以上の国内情況に続き、清国を取り巻く国際環境に言及する。原文は長文でもあり、紙幅の関係で聊か整理し、適宜原文を引用して小室の主張を見ておくこととしたい。

――いまやフランスという敵を前に清国の敗北は必至であり、その「禍ノ及ブ所測リ知ル可カラズ」。次に控えているのがロシアだ。清仏戦争敗北によって「北京城陥リ邊防人ナキノ日ニ至ラバ其ノ利爪ハ知ラズ」。いずれ「幾百里」をものともせずに侵略してくるだろう。イギリスもドイツも「其ノ表面親睦ノ色ヲ現スモ」、真意は判ったものではない。しかもドイツとフランスは永遠の仇敵だが、目下のところは「隠善」として同一歩調を取っている。イギリスはフランスが宣戦布告前に発した台湾封鎖令を「承認シテ之ヲ拒ムナシ」。以上から、イギリスとドイツの真意は明かだろう。「支那國ノ形勢ハ目下恰モ俎上ノ肉ニシテ飢虎其ノ四邊ニ咆哮スルモノヽ如シ」。

これを要するに「佛人先ズ進ンデ調理割烹ノ任ニ當レルモノ」。次いで「飢虎」であるイギリス、ドイツ、ロシアが清国という「俎上ノ肉」をむしゃぶり尽くすことになる。フランス人が先ず木に攀じ登り、枝にたわわに実った果実を「打墜ス各國筐ヲ提ヘテ之ヲ拾ハントスルモノナリ」。

では、隣国がこのように亡国の瀬戸際に立たされている時、「日本人ハ何如ガ處シテ可ナルカ」と自問し、小室は「蓋シ未ダ明言シ能ハザルモノアル可シ英雄豪傑ノ士ニシテ始メテ能ク其ノ方ヲ知ルベキノミ」と結ぶ。結論的にいうなら、小室にも明確な方策は思い浮かばなかった――

小室の説く清国をめぐる内外情勢が現在の習近平政権下の中国にそのまま当て嵌るわけはないが、3月半ばのイギリスによるアジア投資銀行(AIIB)参加表明以後のフランスやドイツの素早い動きを見せつけられると、「飢虎」の伝統は21世紀初頭の現在にも受け継がれているようにも思える。日本の急務は、やはり「英雄豪傑ノ士」の鍛造だろうか。
《QED》
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)アジアインフラ投資銀行(AIIB)に関して、私見を述べさせてください。
 AIIBに参加するかしないかで巷でも喧しくなっていますが、参加するかしないかの判断はとっくに着いている、と私は思っています。
 希代の詐欺師で今世紀最大の殺人鬼、毛沢東の似顔絵を建国の父として、「中華人民共和国万歳」・「世界人民大団結」の標語に挟んで、堂々と天安門の門上に掲げている匪賊原理が働く国際法無視の畸形社会。どんなに危険な政権か推して知るべしでしょう。オリンピック開催後の政権崩壊まで後4年。支那は余程資金繰りに困ってきたのでしょうね。
 中華文化の優位性を示す下賜物的援助の財源が、経済の低迷、過剰援助や持ち逃げなど種々の要因が重なり底を着いてきたため、窮余の一策としてAIIBなるものを思いついたのではないかと勘繰っています。
 支那主導のAIIBは世界を誑かして「中華文化」の中に取り込み、巧みに金集めをするための窮余の一策ではないでしょうか。
 嘘と恫喝が国是のような、「匪賊原理」で動いている政権とは、まともに付き合わないほうが賢明だと思っています。先人が教えているように、深入りせず、警戒しながら付かず離れずで丁度よいと思っています。
 襤褸は着てても心は「錦」の日本人と、高価なス-ツは着ていても中身は未熟児で「禽獣」に等しい無宗教の支那人。この様な支那人とではどうしても反りが合いません。
 自己撞着的矛盾の社会で、人権など全く無視して浮利を追い、裏の裏で動く「匪賊文化」の社会。常に「笑面術」を使って周囲を誑かしている、非賊がスーツを着ているような畸形国家。この様な「面従腹背」の面妖な民族とは真ともに付き合わないのが利口だと思っています。
  「アメリカはAIIBに参加しないよう各国に強く働きかけてきたが、参加国は約40に達した。米国の呼掛けに唯々諾々と従ってきた日本が、21世紀的な金融秩序の形成から取り残される形となった。アメリカはその戦いに敗れつつある。」とまで高野猛が吠えていますが、気は確かかと怒鳴っています。高野猛に限らずこの種の同士は、江田憲司、福田康夫など等他にも沢山いますが。
 世界経済を「中華文化圏」の中へ取り込むため、経済的後進国に下賜物的投資を約則してきた「中華帝国」。財源が底を尽きはじめ慌てているのでしょう。
 支那特有の「整人術」がどこまで通用するか見ものです。中華の馬英九が戦勝70周年を祝う記念行事を催すとか。貴方は台湾人、それとも支那人ですかと尋ねたくなりますが、共産党の毛沢東も、国民党の蒋介石も、どちらも非賊の出。遺伝子は何百年経ってもそう簡単に変わるものではないようですね。

ところで中国人民銀行の周小川総裁が、「IMF」に人民元の採用を働きかけていると報道されていますが、冗談も程々にしてもらいたいと怒っています。
 紙くず同然となりつつある人民元を“ジャブビャブ”刷ってドルへ洗浄されたのではドルの価値が下がるだけでなく、世界経済が大混乱に陥ってしまうと思います。
 何百年懸かるかは分かりませんが、覇権妄想を止め、国際法を順守する、開かれた民主国家に成るまでは蚊帳の外扱いで充分だと思っています。「悪の孫子」国が仕掛ける、「整人術」の陥穽に努々嵌まらないよう細心の注意を払ってもらいたいものです。
 台湾が設立メンバ-に成れず、との報道がありますが、台湾人(内省人)にとっては幸いなことではないでしょうか。
  (北九州素浪人)


(宮崎正弘のコメント)AIIBに関して、五月下旬に緊急出版をすることになりました。仮題ですが、『AIIBは必ず挫折する』、或いは「アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路」という題名になります。
詳しくは黄金週間明けに告示します。



   ♪
(読者の声2)宮崎先生。お元気で健筆をふるい、日本を正道に導かれていることに感謝もうしあげます。先生の御高書「中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる}をジャカルタで拝読しました。
読みやすい、良い本です。昨年、ミャンマーでの「ASEAN首脳会議」で、「航海の安全」「国際法により平和的解決」が明確にうたわれ、中国は慌てた、とありますが、全くそのとおりです。
インドネシアでも、中国は嫌われております。韓国人も嫌われていますね。ジャカルタに日本人は一万人駐在しているのに、韓国人は4万人もすんでいます。//