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◆致知出版社の「人間力メルマガ」-----2015年4月19日 ◆


突然の事故で、22歳の時に体の自由を失った大石邦子さん。


煩悶と苦悩を乗り越え、右手一本で紡ぎ出されるエッセイは読者に大きな勇気と感動を与えています。


絶望のどん底にあった大石さんはいかにしてその苦難を乗り越えていったのでしょうか。
「この人生を生きる上で大切な心得」とは――。


┌───────今日の注目の人─────────┐


    「ちょっとだけ桜を見てこようか」


    大石邦子(エッセイスト)

     
     ※『致知』2015年5月号
      特集「人生心得帖」より
 

└───────────────────────┘

※対談のお相手は、大石作品の愛読者で、文筆家として活躍する石川真理子さんです。


石川 先生が事故に遭われたのは勤務先に向かわれるバスの中とのことでしたね。


大石 はい。昭和39年、もうすぐ東京オリンピックの開会を控えた9月17日でした。


当時私は出光興産の会津事務所に勤めていました。


その日も7時20分の満員バスに飛び込んで、運転席を取り囲むパイプに掴まり立ちをしていたんです。


しかし、横からオート三輪車が飛び出してきて、バスが急ブレーキをかけた瞬間、私はみぞおちをパイプに打ちつけて、そこに乗客が将棋倒しで倒れてきたんです。


その重みを一身に受けて、「ああ」と声を上げたところまでしか覚えていません。


目が覚めた時、そこは病室でした。
そして部屋が燃えるように赤かったんです。
たぶん夕日が差し込んでいたからだと思います。


そこからの日々です。
回復の兆しの見えない日々を過ごしながら、いつしか死を願うようになって、自殺未遂をしたこともありました。


石川 ご著書にありましたね……。


大石 痛みでなかなか眠れないので、睡眠薬の量を増やしてもらうようお願いして、それを溜めておいて一気に飲んだのです。


だけど、死ねませんでした。
母はショックで心筋梗塞を起こし、父は私の頬っぺたをピタピタ叩きながら言いました。


「死んだほうが楽かもしれない。
 でも、生きなきゃダメなんだ。
 お父ちゃんのためにも、お母ちゃんのためにも生きなきゃダメなんだ、分かるか」


って、涙をこぼしました。


私はそれまで、命なんていうことを突き詰めて考えたことはなかったんです。
命は自分のものだと思っていました。


しかし、愛情で繋がっている命は一つの体のようなもので、私が苦しい時、母も苦しいんだなって。
父もきょうだいもお友達も同じで、私が死ぬっていうことは、最悪の苦しみを与えることになる。


自分のものだからどうしても構わないというものじゃなかったんだと感じました。


ただ、本当に生きるに生きられない、死ぬに死ねない、という思いは残りましたね。


石川 死ぬに死なれない……それはものすごい絶望ですね。


大石 はい。絶望の中の絶望でした。


自暴自棄にも陥り、病室で2度目の春を迎えたある日、自分の心が抑えられなくなったのです。


昔はお城から病院までずーっと桜並木が続いていて、夜には雪洞が灯って、夜桜見物の人たちが賑やかに行き交うわけです。


その賑わっている世界と、私のいる世界には越えられない淵があるんですね。


その頃、母もがんで入退院を繰り返していましたから、私の付き添いのために妹が大学をやめることになりました。


みんな私のために不幸になる。
私なんか生きていても世の中の何の役にも立たない。


そう考えるとカーッと頭にきて、とにかく手当たり次第に物を投げつけて、真夜中大暴れをしたんです。


その物音は病棟中に響いたと思います。
看護師さんが飛び込んできました。


私は彼女にも物をぶつけたんです。
同い年の看護師さんでしたが、何も言わないで私をじっと見ている。


いよいよ疲れ果て、声も涙も出なくなった時、彼女は私の頭を抱き寄せて、涙を拭いて、こう言ったんです。


「ちょっとだけ桜を見てこようか」


そう言うと、自分のカーディガンを私に着せて、タオルケットで私を背負うと、真夜中の階段を下りていってくれたのです。


彼女の背中の温もりを感じながら、本当に後悔しました。
こんなことをしても何にもならないのだと。
人を困らせるだけで、何の前進もないのだと。


そして、この人は生涯治ることのない障害を負った人間の、やりきれなさ、虚しさを分かってくれているのだと感じました・・・

   * *

※この続きは『致知』2015年5月号 P8~P17をご一読ください。

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