◆■■■◆◆ 泉 ユキヲの 国際派時事コラム ◆◆■■■◆
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/
中国は人民元のハードカレンシー化を狙っているか
■■■■第392号■■平成27年4月18日発行■■■◆
尊敬する目利きの編集者からメールをいただきました。
≪『英語学習の極意』読了しました。軽妙洒脱の一冊。
ポーランド女性との語学的官能の世界も、慰安婦誤訳、韓国語辞書差別問題なども含めて、大変面白く楽しく読める一冊でした。≫
4月17日の金曜から一部の書店に並び始めました。
瞬間風速ながら、紀伊國屋書店グループで金曜1日の売上をみると、『英語学習の極意』が文藝春秋全出版物のなかで第5位につけました。
こちらの文藝春秋サイトで、本の目次が読めます:
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610228
Amazonで「カスタマーレビュー」を受け付けているので、読後感を書き入れていただければうれしいです。
* * *
アジアインフラ投資銀行(AIIB)ですが、ある読者からこんなメールをいただきました。
≪中国には、自国通貨のハードカーレンシー化、最終的には米ドルに代わる基軸通貨化の意図があるのでは?≫
中国の官僚たちも情緒的には、人民元がハードカレンシーとなり、世界の基軸通貨となることを夢見ているはずですが、そういう夢物語と AIIB 設立とは全く別物だとわたしは断言します。
人民元がハードカレンシーになるって、こういう世界ですよね:
(1) 中国の全人民が人民元を自由に米ドルやユーロ、日本円に兌換(だかん)できるようになる。
(2) 中国の全人民が、兌換した米ドルやユーロ、日本円を海外に自由に送金できるようになる。
これを許せば、AIIB なんか設立しなくても、人民元は即日、ハードカレンシーになりますが、まぁ、その日、何が起きるか。
おそらく中国の全世帯・全企業が「宵越しの人民元は持たねェぜ」の勢いで、手持ちの人民元を米ドルやユーロ、日本円に兌換し、外国系銀行の中国国外の支店に口座を開いて その外貨をそっくり振り込む。
あっという間に中国の外貨準備高は激減する。
人民元は大暴落。紙クズになるでしょう。
中国共産党がそれを否定するなら、試しにどこかの特区で人民元の兌換解禁・外国送金解禁をしてみてはどうでしょうか。
中国が軍国主義の統制国家である現状において、自国通貨をハードカレンシーにすることは不可能。ましてや基軸通貨など夢のまた夢です。
そういう負け組の中国が、バブル崩壊の前に最後の気を吐いているのが AIIB だとわたしは断言します。
* * *
アジアインフラ投資銀行に日本が参画したとして、日本の企業にどれだけのインパクトがあるか。
これまた、ごく簡単なお勉強で予測がつきます。
アジアインフラ投資銀行って、アジア開発銀行(ADB)よりも規模が小さい。
では、アジア開発銀行の融資のおかげで、日本企業はどのくらいプロジェクトを受注できているのか。
日本経済新聞の企業面を読み返していただければ、すぐにわかりますが、日本企業が海外でインフラプロジェクトを受注する場合、そのほとんどは国際協力銀行(昔の日本輸出入銀行)のお世話になっているか、ないしは市中銀行団の融資によっています。
アジア開発銀行の融資によって日本企業が大プロジェクトを受注した!
という事例は極めて少ないです。
(というか、わたしは特段のものを例示できません。)
アジア開発銀行の現状を直視し、アジアインフラ投資銀行がそれ以下の存在にすぎないことを想起するべきです。
===
▲ 後記 ▼
本は、売り始めの最初の週末がひとつの勝負なのだそうです。
売れ行きがいいと、書店側が本をいい位置に置いてくれるようになり、ますます売れるという好循環。
ぜひぜひ、皆さまの応援をお願いします。
本のなかに書いてある世直し提言のひとつでも、実現に近づけることができれば! というのが、正直、いちばんの願いです。
■主宰 泉 ユキヲ(いずみ・ゆきお Izumi Yukio)
http://plaza.rakuten.co.jp/yizumi/
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≪『英語学習の極意』読了しました。軽妙洒脱の一冊。
ポーランド女性との語学的官能の世界も、慰安婦誤訳、韓国語辞書差別問題なども含めて、大変面白く楽しく読める一冊でした。≫
4月17日の金曜から一部の書店に並び始めました。
瞬間風速ながら、紀伊國屋書店グループで金曜1日の売上をみると、『英語学習の極意』が文藝春秋全出版物のなかで第5位につけました。
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アジアインフラ投資銀行(AIIB)ですが、ある読者からこんなメールをいただきました。
≪中国には、自国通貨のハードカーレンシー化、最終的には米ドルに代わる基軸通貨化の意図があるのでは?≫
中国の官僚たちも情緒的には、人民元がハードカレンシーとなり、世界の基軸通貨となることを夢見ているはずですが、そういう夢物語と AIIB 設立とは全く別物だとわたしは断言します。
人民元がハードカレンシーになるって、こういう世界ですよね:
(1) 中国の全人民が人民元を自由に米ドルやユーロ、日本円に兌換(だかん)できるようになる。
(2) 中国の全人民が、兌換した米ドルやユーロ、日本円を海外に自由に送金できるようになる。
これを許せば、AIIB なんか設立しなくても、人民元は即日、ハードカレンシーになりますが、まぁ、その日、何が起きるか。
おそらく中国の全世帯・全企業が「宵越しの人民元は持たねェぜ」の勢いで、手持ちの人民元を米ドルやユーロ、日本円に兌換し、外国系銀行の中国国外の支店に口座を開いて その外貨をそっくり振り込む。
あっという間に中国の外貨準備高は激減する。
人民元は大暴落。紙クズになるでしょう。
中国共産党がそれを否定するなら、試しにどこかの特区で人民元の兌換解禁・外国送金解禁をしてみてはどうでしょうか。
中国が軍国主義の統制国家である現状において、自国通貨をハードカレンシーにすることは不可能。ましてや基軸通貨など夢のまた夢です。
そういう負け組の中国が、バブル崩壊の前に最後の気を吐いているのが AIIB だとわたしは断言します。
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アジアインフラ投資銀行に日本が参画したとして、日本の企業にどれだけのインパクトがあるか。
これまた、ごく簡単なお勉強で予測がつきます。
アジアインフラ投資銀行って、アジア開発銀行(ADB)よりも規模が小さい。
では、アジア開発銀行の融資のおかげで、日本企業はどのくらいプロジェクトを受注できているのか。
日本経済新聞の企業面を読み返していただければ、すぐにわかりますが、日本企業が海外でインフラプロジェクトを受注する場合、そのほとんどは国際協力銀行(昔の日本輸出入銀行)のお世話になっているか、ないしは市中銀行団の融資によっています。
アジア開発銀行の融資によって日本企業が大プロジェクトを受注した!
という事例は極めて少ないです。
(というか、わたしは特段のものを例示できません。)
アジア開発銀行の現状を直視し、アジアインフラ投資銀行がそれ以下の存在にすぎないことを想起するべきです。
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本は、売り始めの最初の週末がひとつの勝負なのだそうです。
売れ行きがいいと、書店側が本をいい位置に置いてくれるようになり、ますます売れるという好循環。
ぜひぜひ、皆さまの応援をお願いします。
本のなかに書いてある世直し提言のひとつでも、実現に近づけることができれば! というのが、正直、いちばんの願いです。
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