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■第1302話 中国にウォシュレット?(前編)

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 今回は以下のメールマガジンに掲載された内容の転載です。

  メイル・マガジン「頂門の一針」3550号 2015(平成27)年1月17日(土)

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中国にウォシュレット?
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     渡部 亮次郎


 中国人は用便中を他人に見られて平気だ。

 それに手は滅多に洗わない。

 日中国交回復のための田中角栄首相の同行しての初訪中(1972年9月)。


 このとき万里の長城行きの取材バスに乗り遅れて、特別車を仕立てて後を追いかけたら、天安門から5分も走らぬ北京市内で、肥え桶を担ぐ人に出合って驚いた。

 まさか日本人記者が来るとも知らずに共産党は通行を許可したのだ。


 しかし、次の場面では、それこそ仰天した。

 万里の長城に登り始めるところにある公衆便所である。

 仕切りが全く無い。

 体育館みたいな広さの床に四角い穴が何十もあけられ、人々は他人に尻穴を見せながら用を足すのである。

 しかも手を洗う水はどこにも無い。


 そういえば、街の食堂で料理人はトイレに立っても、事後に手を洗わない。

 おそらく、中国では水が少ないので、手洗いの習慣が無いのだろう。


 そういう中国で、どれほどかは知らないが、用便後、便座にすわったままで尻を洗える「ウオシュレット」が売れているというから、やや驚きだ。

 改革・開放が尻にまで及んだか。驚き以外の何物でもない。


 洗った尻は汚れていないのだからと、ますます手を洗わなくなる事を恐れて、出来ることなら、中国へは行きたくないものだ。


 「ウォシュレット」は、TOTOが販売する、温水洗浄便座の登録商標及び商品名である。

 しかし、世界では日本しか普及していなかったから、大臣に随行して外国出張を重ねていた外務大臣秘書官の時代は携帯水洗器を持ち歩いたものだ。


 TOTOのウオシュレットは発売が1980(昭和55)年6月。

 以来、2005年6月には累計販売台数が2000万台を突破した。


 2006年10月現在、中国・香港・台湾・韓国・ベトナム・シンガポール・インド・ドバイなどの中東地域・アメリカ・カナダで販売されている。


 『頂門の一針』常連執筆者平井修一さんが紹介するワシントン・ポストの記事によると、インドでは人口のおよそ半分の6億6500万人がトイレに不自由しているというから、TOTOの市場は世界にまだ相当残っているわけだ。


 最近のアメリカやヨーロッパの方面での実際の普及状況はわからない。

 古くて歴史を誇るホテルではどうだろうか。

 古くからビデ完備だったパリのオテル・クリヨンでもウオシュレットを取り付けたろうか。


 「ウオシュレット」は温水洗浄便座では高いシェアを誇り、INAX(同社の名称はシャワートイレ)や他社製の同種類のものも含め、「ウォシュレット」と呼ばれるほど定着しているが、ウォシュレットの名称は先に述べた如くTOTOの登録商標(日本第1665963号)であるため、注意が必要だ。


 TOTOは1960年代に米国からの輸入によって温水洗浄便座(ウォッシュエアシート)の販売を行っていた。

 主に病院向けに医療用や福祉施設用に導入されていたものである。


 1969年にはこれを国産化したが、当時は販売価格も高く、なおかつ温水の温度が安定しないために火傷を負う利用者もいた。


 男装で有名だった女流作家が、ビデを使ったらなんと熱湯が出てきて大火傷をした。

 係りが呼び出されて謝罪したが、男装なのに、あそこは男性でなかったのかと、帰り途で2人で大笑いしたという話を耳にしたことがある。


(後編へ続く)


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第1302話)(2015年01月24日号)

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