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┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
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├ 2014年12月15日 【特別号】(選挙後)日本に迫る真の危機と、根本的対策
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★★★【無料動画新たに公開しました】★★★
http://www.nicovideo.jp/watch/1418625186

来日記念特番!
▼ミアシャイマー教授に聞いた“あの話”

オフェンシブ・リアリズムの世界的権威、シカゴ大学ミアシャイマー教授が遂に来日!

各地で講演を行い、そして・・・官邸に・・・
ほぼ全ての日程帯同する奥山真司が、ミアシャイマー教授から直接聞いた“あの”話を・・・

果たして日本にも「リアリズム」は根付くのか?
この特番を観て、共に考えましょう。お見逃しなく!

→ http://live.nicovideo.jp/gate/lv202259729

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管理人です。

今回はお知らせ号として、本のご紹介を致します。
お馴染みの「ロシア政経ジャーナル」の北野様が新刊を発売されました。

管理人は既に読ませて頂きましたが、「アメ通」読者の皆様でしたら、必ずや感づるところがあるはずの、素晴らしい内容でした。

まずは、ご本人のお話をお聞きになってみて下さい。

(ご紹介はじめ)

RPE Journal==============================================
ロシア政治経済ジャーナル No.1135                   2014/12/15
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★(選挙後)日本に迫る真の危機と、根本的対策

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。

選挙が終わりました。
皆さん、結果に満足されていますか?
今日は、ちょうどいい機会ですので、本に迫っている真の危機とその根本的対策について考えてみましょう。

▼自虐史観から脱却しつつある日本

皆さん、おそらく感じておられることでしょう。
日本は、ようやく「自虐史観」の呪縛から脱却しつつあります。

「自虐史観」

冷静に考えてみればおかしな話です。

日本は、世界一広大な植民地をつくり、「日の沈まない国」と呼ばれたイギリスより悪い国???

日本は、原爆を落して、史上空前絶後の大虐殺を実行したアメリカより悪い国???

こんなもん、常識的に考えればすぐわかることです。

しかし、日本国民はいままで、
「私がすべて悪いのでございます。原爆を落されたのも私たちの責任ですなどと、変なことを信じていた。

要するに洗脳されていたわけです。

私は19歳のときモスクワに留学し、即座に「自虐史観」から脱却しました。
なぜなら、ロシア人が日本を愛していることを知った。
さらに、モスクワ国際関係大学にいた外国人留学生も、皆日本を愛していた。

学生時代もその後も、私はいろいろな国に行ってみました。
そして、「なんだ。日本を嫌っているのは、中国、韓国、北朝鮮だけじゃないか!
『日本は世界中から嫌われている』と勘違いしていたのか?」
と気づいた。

それで、メルマガを発行しはじめた1999年から、一貫して、
「自虐史観を捨てましょう!」と主張しつづけてきました。

いま、一つの夢(=日本国民が自虐史観から脱却すること)
が実現し、とても喜んでいるのです。

▼必然的に訪れる次の大問題

ところで、日本が自虐史観から脱却するのを喜ばない国があります。
中国と韓国は当たり前ですが。

もう一国、超重要な国。
そう、アメリカです。
アメリカは、日本が「自虐史観から脱却すること」を喜ばないのです。

なぜ?

「自虐史観」を植えつけたのがアメリカ自身だから?

なんのために?

日本が二度とアメリカに逆らうことがないように。

しかし、日本国民は今、自虐史観から脱却しつつある。
ということは、アメリカ政府は当然、
「再びアメリカに反逆してくるのではないか?」
と警戒感を強めるわけです。

そして、日本とアメリカがケンカするのを喜ぶ国がある。
そう、アメリカの次の覇権国家を狙う中国です。

中国は、日本とアメリカが一体化していたら、尖閣も沖縄もとれない。
しかし、日本とアメリカがケンカし、日米安保が無力化すれば楽々と尖閣、沖縄を奪うことができる。

そういうことなのです。

▼「脱自虐史観」だけでは不十分な理由

現在大変多くの人が、「自虐史観がすべての問題の原因だ!」
「自虐史観から脱却できればすべてうまくいく!」
と主張しています。
私は、「自虐史観が日本最大の問題である」ことには同意します。

しかし、「自虐史観から脱却すればすべてうまくいく」
と信じるほどナイーブにはなれません。

なぜか?

こう質問されると、私はいつも逆に質問し返します。
「戦前、日本には自虐史観がありましたか?」と。
すると、質問された人は、考えて答えます。

「いえ、ありませんでした。
自虐史観どころか、正反対でした。
『日本は神国である』と信じていたのですから」

私は、さらにこう質問します。

「そう、日本には戦前『自虐史観』がなかったのですね。
あなたは今、『自虐史観から脱却すればすべてうまくいく』
と信じている。
それが真実であるのなら、なぜ『自虐史観のなかった』日本は
『戦争で完敗したのですか????????????』」

これで、100%気づきます。
そう、戦前の日本国民は、自虐史観などもっていなかった。
しかし、戦争には完敗した。

要するに、自虐史観から脱却することは最優先課題ですが、それだけでは戦争に勝てないということなのです。

では、日本はなぜ戦争に負けたのでしょうか?

▼「世界情勢が全然わからない!」と首相が告白した国

答えは簡単です。

会社が倒産すれば、まず社長の責任が問われるでしょう?
原発事故が起これば、当然電力会社幹部の責任が問われます。
同じことで、国が戦争に負ければ、
「当時の指導者の責任が問われる」のは当たり前。

では、当時の日本の指導者たちは、どうだったのでしょうか?

調べてみると、非常に残念なことに、
「世界情勢を知る力」「大局を読む力」
が、決定的に欠けていたようです。

わかりやすい実例もあります。

1939年8月、平沼騏一郎総理が辞職しました。
その時に残した名言。(?)

「欧洲の天地は複雑怪奇」

要するに、総理大臣が、
「欧州で何が起こっているのかさっぱり理解できないぜ~~~」
と告白している。
当時欧州は、世界情勢の中心なのですから、これは

「日本国の総理大臣は世界情勢を全然理解していなかった」

といっても過言ではないでしょう。

1939年といえば、日中戦争がはじまって2年経過。
日米開戦の2年前。
こんな緊迫した状況下で、日本の総理は、
「世界で何が起こっているかわかりません」といっている。
これで、戦争に勝てるはずがないでしょう?

しかし、平沼総理だけのせいにするのは、かわいそうです。
歴史を調べてみると、日本の指導者たちは、
「日ロ戦争後から第2次大戦終結まで、約40年間判断ミスをくりかえしてきた」
ことが明らかになってきます。

(具体的にどんな判断ミスをしたのか?
ここでは長くなるので触れませんが、新刊で詳述してありますので、是非ご一読ください。)

つまり、日本が戦争で負けた理由を一人の指導者のせいにすることはできない。
日本は日ロ戦争後から敗戦まで40年間、
「世界情勢を理解できない指導者によって統治されてきた」。
これが、敗戦の根本的理由なのです。

それで、1937年に日中戦争がはじまったとき、日本は、中国、アメリカ、イギリス、ソ連を同時に敵にして戦うというあり得ない状況に陥った。
この4国を同時に敵にして勝てるはずはない。
そんな国は、世界中どこにも存在していなかったのです。

▼「国際連盟脱退」に歓喜した国民

日本が戦争に負けた最大の理由は、指導者たちが
「世界情勢を理解していなかったこと」である。

では、日本国民に責任はないのでしょうか?
そうともいえません。

日本が絶対勝てない戦争にむかっていった理由は、

・満鉄の権益から、アメリカを追い出し、怒らせたこと
・第1次大戦時、イギリスの「陸軍派兵要請」を断り、怒らせ、後に「日英同盟」を破棄されたこと

などなど、いろいろあります。

しかし、日本が決定的に孤立したのは、やはり満州国問題でもめ、国際連盟を脱退したことでした。(1933年)
このとき、国際連盟では42カ国が満州国建国に反対。
賛成は、日本一国という状況だった。
正直いうと、今のロシアより孤立していた。

先見の明のある人なら、「これで日本は破滅にむかう。
なんとかしなければ」と理解できたはずです。
松岡全権代表も、相当沈んで帰国したのです。

しかし、彼は驚きの光景を目にします。

<松岡が横浜港に着いたのは、一九三三年四月二七日のことだった。
横浜は朝野をあげた歓呼の嵐だった。
松岡を待つ数万もの人垣が港を埋め尽くし、学生や在郷軍人らが日の丸の小旗を手に列をなしていた。松岡も甲板上から小旗を振って応えた。
浅間丸が岸壁に横づけになると、「万歳」「万歳」という声が怒涛のように沸き上がった。>

(「なぜ、日米開戦は避けられなかったのか」服部龍二 NHK出版126p)

<華々しく帰朝した松岡は、いわば連盟脱退の英雄として迎えられたのである。
日本の要求を国際連盟に呑ませることができず、圧倒的大差で敗れた末に退場したことは、本来なら外交的失策と批…

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