--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_45206/
--------
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26年(2014)9月25日(木曜日)
通巻第4347号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中国の金消費と生産世界一は本当?
@@@@@@@@@@@@@@@
さきごろ中国が世界一の金(ゴールド)消費国であるばかりか、金の生産でも世界一というニュースがあった。
筆者はすぐさま二つのことを連想した。
まず第二次大戦直後、国共内戦に敗れた蒋介石は故宮博物院の宝物を台湾へ運んだが、ある日、金塊を載せた船が沈没したと発表した。金の世界市場は揺れ、価格が暴騰した。先に先物を手当てしていた蒋介石系財閥は濡れ手に粟の大儲けをした。
つまり偽情報による金市場操作だった可能性が強い(伴野朗『蒋介石の黄金』)。
もう一つ。時代は五世紀ほど遡及して関ヶ原の合戦から十数年、大阪冬の陣のとき豊臣家の再興を念じた浪人およそ十二万人が大阪城に集まった。なかには真田幸村、後藤又兵衛など有名な武将も加わっていたが、大半は武士の禄をなくした食いっぱぐれ、金目当ての有象無象で豊臣恩顧の大名からの参加はなかった。
豊臣側は城の中庭に組頭を集め、目の前で蓄積してきた小判を改鋳し、朱金に小分けし前払金として支給し士気を大いに高めた(中村彰彦『真田三代風雲録』)
この対照的な逸話を紹介した理由はすでにお察しだろう。
中国の国家統計局のデータが杜撰であり、政治的作為の下の数字であることは世界にあまねく知られる。李克強首相自らが「あれは信用できない」と米国大使に吐露したように現在のGDP統計は「作文」に過ぎず、或る米国人経済学者は「百兆円の水増し」があると指摘した。中国人のエコノミストでも「GDP成長率は精々4%程度だろう」と言う。
不動産価格は五年以上前から下落しており、不良債権を隠蔽するために銀行が裏で株価操作、理財商品とシャドーバンキングにいそしみ、中央政府は景気刺激策を乱発しつつ通貨供給を増やし続けて、バブル崩壊を延命させてきたに過ぎない。
同様な情報操作が金(ゴールド)市場でも行われているようである。
第一に金備蓄は国有企業「中国黄金集団」が全体の二割を占めるという異常事態があり、その発表数字に対して国際機関の検証がない。日本の金備蓄は世界八位前後で(740トン)、しかもその全量は米国フォートノックスの地下金庫に眠る。この措置にも信頼が置けないとドイツは米国に預託していた金を本国へ引き上げた。
第二に金消費世界一の実態だが、金塊は三分の一前後しかなく、多くが宝飾品、アクセサリーとして民間に小口で分散備蓄され、しかも金の純度はフォーナイン(99・99%)ではない。国際基準を満たしていない金製品が多いと言われる。中国軍の誇るミサイル数とて半分が囮と言われるように、金塊もクローム塊の金メッキではないのかという疑惑がつきまとう。
第三に金は利息を産まず、経済生産には流用できない「退蔵品」である。つまり戦争などの危機に遭遇したときの通貨であり、日本のような平和のぬるま湯につかりきった国民からは発想もできないリスク管理商品となる。
このような考え方の違いがあり、冒頭のニュースの日本人の受け止め方と世界のそれとは対極的な差違が生じるのである。
(この文章は『北国新聞』、9月22日コラムの再録です)
○○○ ○○○ □□◇ ▽□○ ○▽◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
(読者の声1)貴誌前号の書評の文章の最後の節で宮崎正弘先生が菱田春草展に行かれたことを知り、意外感とともに驚きました。老生も菱田春草が好きで、とくに猫や鹿を日本的風景をバックに静かに描いた日本画に惹かれます。
あれも浮世絵や写楽とともに、海外にもっと評価されるべきですが、先生は菱田のどの作品がお好きなのでしょうか
(HI生、墨田区)
(宮崎正弘のコメント)菱田に限らず岡倉天心弟子筋では横山大観もいますね。菱田は不幸にも肝臓をわずらって失明し、36歳で夭折しましが、デビューは僅か21歳のとき、やっぱり天才です。小生は、春草が若き日に中国古典を題材とした李稜(蘇李訣別)や王昭君の作品に惹かれます。
王昭君は漢の時代、きょうどに嫁ぐ絶世の美女と云われますが、それを涙ながらに随行してゆく後宮の十七人の美女の、その白皙な美貌に醸し出された憂いを表して、これが哀愁を称えている。中国の絵画で、これほどの哀愁を漂わせた画はないでしょう。
脱線ですが、王昭君の記念公園とモニュメントは内蒙古省フフホト郊外にあり、十年ほど前に行ったことがあります。ところが大事な歴史的遺物はほとんど残らず、後世のつくり話に基づく石碑、銅像のほかに、とってつけたようなゲル展示、チンギスハーンのお土産(時代はまったく関係ないのに)、まったく歴史を冒涜した陳列でした。
(編集部より)ついでながら、菱田春草展は、11月3日まで東京竹橋の「東京国立美術館」で開催(一般入場1400円)。「蘇李訣別」は展示コーナー2,「王昭君」も冬山、滝、富士山などの作品に混ざって同2。ほかに「賢首菩薩」はコーナー3。鹿、鳥、猫など春草後期の作品はコーナー4です。
全部で108点、ただし一部の作品は開催前期と後期で展示内容が変わります。現在のところ「寡婦と孤児」の展示はありません。
♪
(読者の声2)世界ウイグル会議が、今回無期懲役を科せられたウイグル学者イリハム・トフテイ氏の判決に関して出した声明(原文英語)の翻訳です
http://uyghur-j.org/japan/2014/09/20140923_wuc_ilham_tohti/
(三浦生)
□○◇○□○△
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊予告)小誌は海外取材のため10月2日から7日が休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
宮崎正弘の新刊 大好評発売中!
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
軍拡膨張と異様なナショナリズムを鼓吹し、「いつでも戦争の準備をせよ」と呼号する習近平の中国に、日本やベトナム、フィリピンばかりか世界中から不信感が増大している。
告げ口外交の韓国には世界で嫌悪感が広がっている。
米国も財務省はべつとして、国防、国務両長官は中国を名指しで批判を繰り返し、親中派のドイツとてメルケルは北京大学の講演で「人権」に言及した。カナダは中国からの移民を制限しはじめ、豪がこの動きに連動。またEU加盟国の殆どで「移民排斥」を訴える保守新党が大躍進を遂げている。
本書は中国を囲むアセアンばかりか、カナダ、豪、モンゴル、トルコ、UAE、そしてインドでの現場の中国批判を取材して、静かな地殻変動をリアルに伝える画期的なルポを兼ねる。
http://www.amazon.co.jp/dp/419863856X/
(↑アマゾン。送料無料)
♪
宮崎正弘の最新刊 大好評発売中!
『台湾烈々―― 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
―『台湾現代史 1972-2014』でもあり著者の過去42年に亘る台湾との関わりと来歴を馬英九、李登輝両総統や独立運動家、中華思想組らへのインタビューなどを通して、そのモザイク国家の真相に迫る!
――定価1188円 (アマゾンは下記)
http://www.amazon.co.jp/dp/4828417680/
♪♪
宮崎正弘の「中国はおしまい」三部作!!
+++++++++++++++++++
△
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313761/
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313494/
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313303/
(上記三冊で「中国終焉シリーズ三部作」です)
♪
<< 宮崎正弘の対談シリーズ >>
♪
宮崎正弘 vs 石平の対話シリーズ第六弾 たちまち重版!
『2015年 中国の真実―― 中国は習近平に潰される』
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
定価972円、新書版 紀伊国屋新書で十位!
http://www.amazon.co.jp/dp/4898317049/
○□□○○○○○○○
宮崎正弘 vs 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――さようなら中国、おしまい韓国
『悪韓論』『呆韓論』の大ベストセラー作家・室谷克実と宮崎正弘が丁々発止
二つの反日国家の自滅への道を論じて話題騒然!
http://www.amazon.co.jp/dp/4198638160/
宮崎正弘 vs 川口マーン惠美
『なぜ、中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック、972円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
Http://www.amazon.co.jp/dp/4898316964/
<宮崎正弘のロングセラーズ>
宮崎正弘『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
http://www.amazon.co.jp/dp/428615484X/
『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫)
『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4198637385/
『黒田官兵衛のインテリジェンス』(晋遊舎、864円)
『中国を動かす百人』(双葉社 1620円)
『習近平が仕掛ける尖閣戦争』(並木書房、1620円)
♪
宮崎正弘 vs 石平シリーズ
第六弾(大増刷出来、ワック)
『2015 中国の真実 ――習近平が中国を潰す』)
http://www.amazon.co.jp/dp/4898317049/
▼
『2014年の中国を予測する―中国大陸から次々と逃げ出すヒトとカネ』(石平氏との対談第五弾)
http://www.amazon.co.jp/dp/4898316891/
『2013年後期の中国を予測する』(石平氏との対談第4弾 ワック)
『2013年の中国を予測する』(石平氏との対談第3弾 ワック)
『増長し無限に乱れる欲望大国、中国のいま』(石平氏との第2弾 ワック)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第1弾。ワック)
◎◎◎◎◎◇◇◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊予告)小誌は海外取材のため10月2日から7日が休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~//


