加えて事の終始をわきまえるということ。
 時間はもともと無始無終で、どこから始まり、どこで終わるかは分かりません。しかしその時間にも始めと終わりがあります。一瞬をとってみれば、そこが終わりであり、同時に始まりでもあります。

 親鸞聖人に、

 「明日ありと思ふ心のあだ桜
  夜半に嵐の吹かぬものかは」

 という歌があります。
 先というのは分からないもので、夕べまで元気だった人が交通事故に遭い、今朝はもういないということもあり得ます。
 私自身、若い頃に応召してある部隊に所属しましたが、そこから他の部隊に転属した直後に、もといた部隊が艦載機の集中攻撃を受け、一夜にして全滅したという体験があります。
 ですから人間は、一瞬、一瞬が終わりという自覚を持って真剣に生きることが大切です。一瞬、一瞬を良き形で終えることができれば、次の一瞬がよき始まりになるのです。(伊與田 覺 先生)
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