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■第1249話 患者自己注射物語(2/3)
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今回は以下のメールマガジンに掲載された内容の転載です。
メイル・マガジン「頂門の一針」3414号 2014(平成26)年9月2日(火)
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(前回から続く)
そこで常日頃、昭和56年までの糖尿病患者たちの苦しみを追ってきたが、最近、やっとそれらしい記事をインターネット上で発見した。
「インスリン自己注射への長い道のり」(2001/05/28 月曜日)と題するもので、とある。
http://www.geocities.jp/y_not_dm/insurin2.html
東京女子医科大学名誉教授 福岡白十字病院顧問 平田 行正氏へのインタビュー記事「インスリン自己注射の保険適用から15周年を迎えて…」より
抜粋と要約
<インスリンが発見されたのは、1921年(大正10年)です。
欧米では供給のメドがつくとすぐに患者の自己注射が認められました。
しかし、日本では60年もの間、自己注射が認められず、また、保険の適用もありませんでした。
当時の日本では、医療は医師の占有物だとする古い考え方が根強く、医師会はもちろん、厚生省の役人の中にも、何もインスリン注射をしなくとも飲み薬があるではないか、と平気で発言する人もありました。
インスリン注射が必要不可欠な糖尿病患者は、インスリンを自費で購入し、自ら注射するという違法行為でもって、生命をつないでいました。
インスリン発見50周年にあたる昭和46年、糖尿病協会は全国的な署名運動を行い、3ヶ月足らずで11万4,000名の署名を集めましたが、厚生省からは、「国としては、正面きってこれを取り上げるのは難しい」という回答が繰り返されました。
(佐藤内閣で厚生大臣は内田常雄に続いて齋藤昇)。
中央官庁の理解が得られず、困り果てた医療側や自治体はあの手この手で知恵を絞り、自己注射公認まで持ちこたえました。
昭和56年、各種の努力によりインスリンの自己注射が公認され、その5年後には血糖値の自己測定が公認されました。保険適用。
医療は医師だけのものではなく、患者と共に手を携えて行うべきものだということが公認された、医療史上最初の出来事です。
◎インスリン自己注射公認までの悪戦苦闘
長野県・浅間病院と県の衛生課や医師会などが協議して、生み出した苦肉の策。
患者の来院時にインスリンを1本処方し、その一部を注射して、残りを渡して自己注射する。
毎月1~2回患者から直接電話で報告を受けることで、電話再診料として保険請求した。
(次回へ続く)
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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第1249話)(2014年09月10日号)
・ このマガジンは『melma!』から発行されています。
(ID:160538)
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・ 配信中止は、こちらからどうぞ
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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。
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欧米では供給のメドがつくとすぐに患者の自己注射が認められました。
しかし、日本では60年もの間、自己注射が認められず、また、保険の適用もありませんでした。
当時の日本では、医療は医師の占有物だとする古い考え方が根強く、医師会はもちろん、厚生省の役人の中にも、何もインスリン注射をしなくとも飲み薬があるではないか、と平気で発言する人もありました。
インスリン注射が必要不可欠な糖尿病患者は、インスリンを自費で購入し、自ら注射するという違法行為でもって、生命をつないでいました。
インスリン発見50周年にあたる昭和46年、糖尿病協会は全国的な署名運動を行い、3ヶ月足らずで11万4,000名の署名を集めましたが、厚生省からは、「国としては、正面きってこれを取り上げるのは難しい」という回答が繰り返されました。
(佐藤内閣で厚生大臣は内田常雄に続いて齋藤昇)。
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昭和56年、各種の努力によりインスリンの自己注射が公認され、その5年後には血糖値の自己測定が公認されました。保険適用。
医療は医師だけのものではなく、患者と共に手を携えて行うべきものだということが公認された、医療史上最初の出来事です。
◎インスリン自己注射公認までの悪戦苦闘
長野県・浅間病院と県の衛生課や医師会などが協議して、生み出した苦肉の策。
患者の来院時にインスリンを1本処方し、その一部を注射して、残りを渡して自己注射する。
毎月1~2回患者から直接電話で報告を受けることで、電話再診料として保険請求した。
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