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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26年(2014)9月7日(日曜日)
通巻第4328号 <日曜版>
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(今号は長い書評と読者欄。ニュース解説はありません)
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◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆
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「影響力のある代理人」(Agent of Influense)はスパイ学の要諦
『朝日新聞』は知性をうたって疑似知識人をごまかしてきたが。。。。
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田母神俊雄『なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか』(飛鳥新社)
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朝日新聞の購読者が目に見えて激減している。
いよいよ倒産か、論調転換による生き残りかを選択する土壇場を迎えている。
米国の場合、ウォールストリートジャーナルは新聞王マードック傘下となり、NYタイムズはメキシコの実業家に身売りを考えたこともあり、名門ワシントンポストは社主が交代した。いずれもネット時代に乗り遅れたからで、地方メディアは数十紙が廃刊に追い込まれた。
クリスチャン・サイエンス・モニターなどはネットだけの新聞となった。
朝日の場合、凋落の原因は、ネット時代の影響も甚大だが、偏向報道による読者離反である。
読者からの抗議が殺到し、公称700万部という部数が激減し、強制連行、従軍慰安婦の虚偽報道の訂正事件では「精神的被害」を受けた人々を中心に、かつてない集団訴訟が用意されている。
朝日は「某国」のプロパガンダに合わせての紙面作りではなく、わが日本の国益を追求するメディアに生まれ変わらなければ消滅は避けられないかも知れない。
週刊誌もこぞって朝日新聞批判、それも過去の報道の誤りをいやいやながれ弁明がましく認めたものの謝罪がないという傲慢さを非難しており、夕刊紙も朝日批判が目立ち、ネット世論は攻撃につぐ攻撃、朝日を擁護する珍歩的ブンカジンは少数派に転落した。
本書で田母神氏が結論的に訴えているのは「中国共産党の先兵」である朝日新聞が、結局のところ、中国に奉仕する先兵、スパイ用語で云う「代理人」に成り下がった事実の糾弾であり、「反日が巨大なビジネス」になってきた、国家転覆、国家消滅を願った左翼全盛時代の終わりを告げるにふさわしい警告的主張である。
思えば評者(宮崎)の書いた『朝日新聞のなくなる日』(ワック)はあまりに早い段階の警告だった。
ネット世論が朝日批判であふれ出した頃、朝日は左翼偏向をむしろ拡大し、判断の基礎となる国益は日本ではなく北京のそれではないかと多くの人が疑問を抱きはじめていた。
部数があきらかに減っても、事実を認めようとはせず、とくに学生が読むと云われた時代からみれば、ネット世代の若者が完全に朝日新聞にそっぽを向いているという目の前の現実を軽視した。いや、みてみないふりをした。
朝日新聞を読まないと知識人ではない等と本気で教え込まれた、あの時代は共産主義を理想として、反戦平和、非武装中立を本気で訴える人がいた。
とくに朝日は「保守派」に「反知性主義」というラベルを貼って、そもそも上からの目線で日本に起きている保守回帰現象を過小評価してきたのだと田母神氏は強調する。
いままでの朝日の姿勢のなかで、とりわけ犯罪的なことのなかには資源に関しての意図的な報道である。とくに反原発報道である。福島第一原発事故に関して、信じられないようなウソを並べて国民の不安を煽った。
資源が欠乏すると日本経済は立ちゆかなくなるが、そうすると日本滅亡に繋がる。だから国家安全保障からみる資源問題を軽視し、徒らに原発は危険と扇動しているのが朝日である。
田母神氏はかく分析される。
「かつては戦争という軍事的手段が資源確保の最たるものであったが、いまでは情報戦争を通じた経済戦争という『目に見えない戦争』を仕掛けられている(中略)。戦争は国家による知略の限りを尽くした間接侵略が主流となった。現代では強大な軍事力を背景に『情報』をあらたな武器にして、激しい資源や富の争奪合戦が展開されている」。
つまり「情報網を駆使して相手国の経済を弱らせる。歴史認識では自虐的な教育をさせる。相手国の土地を買いあさる。相手国の中枢にスパイを送り込む、産業スパイを行う。相手国と敵対する国々と興隆を深める」(83p)。
こうした目的に沿って虚偽情報やデマ、ねつ造が頻繁に行われ、自国に有利な条約や国際システムを作ろうとする。「情報戦」を制する国が世界を制するのである。軍事力は戦争の道具ではなく、外交交渉で平和的に物事を解決するための手段になっている。軍事力がなければ侵略を許し、情報戦に勝つ体制づくりも出来ない」。
第二は日本を精神的劣等におくために国際的に仕掛けられるデマ、歴史論争である。
米国の議会に暗躍する中国の代理人は、「日本を貶める米国内の世論工作を大々的に展開している。いわゆる「歴史認識問題」「従軍慰安婦問題」のアメリカ工作だ。米国での日本糾弾は国際世論に一番影響があると熟知し、日英同盟を分断するのも最適と判断しての攻勢だ。」
そして、この世論工作という謀略を側面から間接支援したのが朝日新聞に代表される左派マスコミの偏向報道だった。
第三に問題視するべきは反安部政権という外国を利する行為に先頭を切って熱狂した四面作りをしていることだ。集団的自衛権、特定秘密保護法に関する朝日の報道の凄まじき歪曲は、意図的な世論工作である。
ここまで読んできて、評者が思い出したことがある。
ゾルゲの相棒だったコミンテルンのスパイ尾崎秀実は、朝日新聞記者だったことを。
コミンテルンの謀略では当時の近衛内閣が最も効果的と狙われた、彼らの真の目的は日本の政策変更だった。
赤軍情報部第四部諜報員だったリヒャルト・ゾルゲは朝日新聞記者の尾崎秀実を駆使し、およそ四百の機密情報を入手させたばかりか、尾崎を偽装させ、世論の誤導工作を行わせた。
日本を北方から中国大陸への進出に引きずりこむと、ソ連としては東部戦線の戦略を対独戦争に回せる。そこで廬講橋事件の翌年に『改造』に論文を書いた尾崎は、典型のスパイ工作文書を残したのだ。
「日本がシナと始めたこの民族戦争の始末を付けるために軍事的能力をあくまで発揮し」(中略)「日本がソ連を攻撃することは近視眼的で、シベリア東部に得るものはないも無い」(したがって)「日本が中国国内ではなく、他に拡大を目指すとしたら南方地域こそ価値がある。南方には日本の戦争経済に欠かせない重要資源がある」などといって、ついには近衛内閣の方針を南進させることに成功した。
これぞ世紀の謀略の成功例である。
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☆下段に「読者の声」欄があります
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)欧米の対ロシア制裁が強まる中で、日本がプーチン大統領を招くと国際社会でうまく立ち回れるというひとがいるが、いかがなものか。というのはロシアの正体や彼らが日本をどのようにみているのか分かっていないからだ。
ロシアの危険な国民性:今のロシアの国民性は裏切りと暴力、狡猾であり、人間的な信頼はできない。帝政時代にはキリスト教による善良さがあったとしてもソ連時代の70年間の残酷な独裁統治で消滅した。
そして再生していない。
ロシア政治の本性:クリミヤ、ウクライナの一連の危機はプーチンの政治が、凶暴なロシアの歴史の延長線上にあり何も変わっていないことを証明した。ということは北方でロシアに接する日本は危ない。ロシアはやはり露助だった。
対日蔑視:ロシアは戦後抑留者を虐待した経験から、無力な日本を腹の底からバカにしている。「ひ弱な花」という日本批判本が書かれている。
ゾルゲの顕彰慰霊祭:ロシアは今までモスクワで行っていたスパイゾルゲの顕彰慰霊祭を東京で始めた。多磨墓地に立派な墓がある。日本人を完全にバカにしているのだ。そして日本の政官財マスコミ界にはロシアスパイの網が張り巡らされている。戦後のソ連スパイ事件発覚は氷山の一角だ。
巨大軍艦配備:ロシアが今度日本向けに配備する強襲揚陸艦というのは、空母型の巨大な軍艦で、多数の兵員、戦車、装甲車、攻撃ヘリコプターを満載する浮かぶ攻撃基地である。ロシアの敵意は明確だ。核大国のパワー外交では無力な日本の出る幕はない。ロシアを利用しようなど、身の程知らずと嘲笑されるだろう。ロシアは日本を西側の一番弱い環としてみて切り離そうとしているのだ。
しかし米国の軍事力あっての日本であり、米国がいなくなれば、列強の草刈り場になる。あとは日本民族は大陸に追い出されて、列島には大陸人が住むだろう。国際社会は昔も今も変わらない民族闘争の場なのだ。戦う意志のない民族は歴史の舞台から退場しなければならない。
弱体日本と今後の対応:日本は核武装した北方三大国から圧迫されている。この対応は核自衛しかない。米国はいざとなると逃げるからだ。時間がない。次の政権は核自衛に向かってほしい。//驍









