51sXyFzufBL.jpg

51NIiznPzKL.jpg

51KD2jmBRIL.jpg

--------
↓全文読めない等の場合はバックナンバーでご覧下さい↓
http://melma.com/backnumber_45206/
--------


★小誌通巻4300号を突破! ★メルマガ・オブ・ザ・イヤー(2013)を受賞
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成26年(2014)7月29日(火曜日)
     通巻第4302号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 (本号はニュース解説がありません)
****************************************
 ◎□ ▽□ ▽□ ▽◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 痛ましい事故が頻発するのも汚職とセットだからだ
  指導者は責任を取らず『先逃』するのが、韓国の伝統である


室谷克実『ディス・イズ・コリア  韓国船沈没考』(産経セレクト)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 たまたま関西旅行中、二、三軒ほど駅や飛行場の書店を覗いたところ、本書がベストセラーに並んでいた。
 高校生の修学旅行をふくむ多くの船客をのせたセオゥル号は珍島沖で、貨物の積み過ぎと過剰な客の所為もあって、座礁した。船は浸水し、やがて45度に傾き、瞬く間に沈没した。
夥しい犠牲がでたが、この事故で真っ先に逃げたのが船長だった。日本人の美意識からは到底考えられない仕儀だが、なぜ、こうした「先逃」が起きるのか?
朱子学の先輩だと言ってモラルを吹聴してきた国に、じつは基本的なモラルがないのだ。
 直後「あの船は日本製」とネットに投書があり、すぐに反日キャンペーンに利用されるかと思いきや、船内を勝手に作り替え、重量オーバーも平気、しかも船員らが内緒で『闇の乗客』を多数乗せて、かれらからの運賃はポケットに入れていた事実も浮かぶ。
 要求された船の設計図もなかった。
 防犯カメラに写っていても乗船リストにない客がかなりいるため「犠牲者の数は永久にわからないだろう」と室谷氏は言う。「造船大国」と豪語してきた韓国が、じつはフェリーを造れないことも同時にばれた。日本批判は沙汰やみになった。
 期限がきれた食肉をつかっても「なに死ぬことはないさ」と平気だった中国の「責任感」と同質、いや韓国の方がもっと悪質か。
 デパートが崩壊し、橋梁が崩落しても、トップが責任を取らないくに、「先逃」は、この半島の伝統である。
 さて、本書のなかに多くの重要な指摘があるが、評者(宮崎)が、えっと驚いたのは次の事実である。
 「韓国民が、この事故を契機に、倫理的にも『霊的』にも生まれ変わるよう望む」とメッセージを発した外国人がいる。
 だれあろう、ローマ法王である。
 この「すごい言葉」は室谷氏によれば「今日の韓国人の人格を全否定する言葉のように思える」くらいである。
 韓国の多くのメディアは数行で伝えるか、あるいは無視した。「よほどショックだったのだろうか」
 本書は大ベストセラー『呆韓論』の第二弾。
   ◎◎ □ ◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

<知道中国 1105回>       
――「犯罪人の数は年ごとに少なくなり、監獄でも監房が空いてくる・・・」(仁井田7)
    「中国の旅」(仁井田陞 『東洋とはなにか』東大出版会 1968年)

  △
 仁井田の妄言は止まるところを知らない。
 当時、「中国内の少数民族が五十一あって」、その「総人口三千六百万人といわれる」人々の「中級高級幹部の養成のための学校」である中央民族学院を訪ねる。少数民族も多種多様。
「民族によっては言語はあっても文字のないものがある。それについては文字を作り、また不完全なものについては改革された。「この学院の学生は四七民族二四〇〇名。学生の小遣、服装、医療費もみな国費でまかなうが、学生の服装も食事もその民族の習慣が尊重されている」と、ここまではいい。だが「また学生の信仰は自由であって」と綴った辺りからマユツバものになってくる。だいたい絶対神である真っ赤な太陽、つまり毛沢東を信仰する強固なる“毛沢東一神教”の国で、信仰の自由が許されるわけはないだろうに。

 「学院内を参観しながらウイグル女子学生などと一緒に記念撮影をした」とのことだが、その時、いったい、どのような顔をしたのか。まさか恥ずかし気もなく「ハイ、チーズ」なんて・・・。

 写真撮影とは微笑ましい限りだが、「ウイグルはトルコ系民族であり新彊地方に自治区をもっている」と記すに及んでは、もはや詐術以外のなにものでもない。自動筆記装置のフル作動である。

確かに「新彊地方に自治区をもっている」。だが、「自治区」とは名ばかり。建国以来、兵団組織を組んだ漢族をつぎつぎに送り込んで実質的には漢族居住区に変容させ、無尽蔵といわれる地下資源(石油、石炭、鉄鉱石、マンガン、クロム、ニッケル、銅、鉛、亜鉛など)を持ち去る一方で、広大な砂漠で原爆実験を繰り返す。
だから、新疆ウイグル自治区というカンバンには、大いに偽りがあるというべきだ。

北京の中央政府は新疆に対し、チベットや内モンゴルと同じ方法で、建国時から現在まで一貫して漢族による漢族のための植民地化工作を続けて来たことを忘れてはならない。その証拠に、自治区主席にウイグル族を座らせることで“ウイグル族の自治区”の体裁は取っているが、最高権力者である自治区党委員会書記は一貫して漢族が押さえているのだ。

ここで参考までに統計数字を。新疆ウイグル自治区の人口は1718万人(97年)、このうち少数民族が946万人(90年)。年代は些かズレルが、総人口の約半数を漢族が占めていると考えていいだろう。04年の統計では総人口は1963万人ということだから、漢族の占める割合に変化なしとみて、1000万人近くが漢族ということになる。

最近の全国規模に拡大したウイグル族弾圧、漢族によるウイグル族差別事件を考えれば、仁井田の記す「ウイグルはトルコ系民族であり新彊地方に自治区をもっている」がネゴトの類でしかないことに気がつくはずだ。つまり最近になって俄かに独立運動が活発化したわけではないのだ。

「ラマ教礼拝堂にはダライ・ラマの肖像もラマの仏像とともに安置してあった」とも記す。共産党が「チベット動乱」と称する人民解放軍のチベット進駐をキッカケとして起こった流血の惨事の後の1959年3月に、ダライ・ラマはインドに脱出している。つまり仁井田訪中の5ヶ月ほど前のこと。であればこそ、ここでラマ教礼拝堂にダライ・ラマの肖像が安置してあることの真意を考えるべきではずを、仁井田の言い様ならチベットを去ったダライ・ラマが悪人になってしまう。

かくて「日本ではチベット問題を信教の自由を圧迫した事件と〔中略〕見るむきもあるようであるが、問題を考えるときは、チベットの内部状勢を、社会経済構造の上から分析検討するようにしたいと思う」と結論づける。
これは共産党の詐術と同じだろうに。
《QED》
     ◇△◎□○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1) 素人につき、諸賢のコメントがいただきたいのですが、現状の概念枠で尖閣、核を解決するなら、新規国内立地が不可能な原子力発電を尖閣に作って、超伝導コイルの海底ケーブルで国内に電気をおくるという解決策があるのではないでしょうか。
所管官庁は防衛省が相応しいです。事故の際に対応できるのは特別な公務員でないと無理でしょう。有事の際どこの国がここにミサイル攻撃するのか、想定はどうなるのでしょうか?
 (アシカビヒコ)



  ♪
(読者の声2)発売のムック「READ JAPAN」(晋遊舎)で、宮崎さんと渡辺惣樹氏とのカナダにおける対談、面白く拝読しました。
なかでも「尖閣有事の際、アメリカは日本と共同で対応するはずだ」とする惣樹氏の議論は、はたしてどうですかねえ。
アメリカの基本的な戦略は中国協調で、おまけに核保有国とは正面切って戦争はしません。最初の小競り合いのうちはともかく、結局は日本に「退け」と迫るのではないでしょうか。
 (GT生、練馬区)


(宮崎正弘のコメント)小誌の一週間ほど前の号で米国軍事戦略の弱気論を紹介しました。逃げるシナリオもあるようです。ペンタゴンには。



  ♪
(読者の声3)日本ウイグル協会のページが大変見やすくなりましたのでぜひご訪問ください。あと、8月5日の広島におけるイリハム・マハムテイ講演会のお知らせも載っています。
http://uyghur-j.org/japan/
http://uyghur-j.org/japan/2014/07/hiroshima20140805/
(三浦生)

      ◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘最新刊の案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
 宮崎正弘 vs 室谷克実
『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
***********************
四刷出来!
――さようなら中国、おしまい韓国
  ――『悪韓論』『呆韓論』の大ベストセラー作家・室谷克実(時事通信元ソウル特派員)と宮崎正弘が丁々発止で、その自滅への道を論ず。
http://www.amazon.co.jp/dp/4198638160/
      △▽▽
 
   ♪♪♪
宮崎正弘『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
**************************
――高度成長で世界が瞠目し、日本企業も中国進出がめざましかった。しかし中国は経済力をつけるや軍事力増強を背景に横暴にして傲慢となって世界中から嫌われ始めた。米国はアジア・シフトへ移行し、アセアンは反中国で結束した。
 http://www.amazon.co.jp/dp/4759313761/

 ♪♪♪
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
  **************************
  ――中国の支配政党の独裁システム崩壊シナリオを七つの視点から予測
  http://www.amazon.co.jp/dp/4759313494/

  ♪♪♪
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
 ***********************
――中国のバブル崩壊を予測した先駆作 斯界騒然の話題作! 
http://www.amazon.co.jp/dp/4759313303/
  (上記三冊で「中国終焉シリーズ三部作」です)

<宮崎正弘のロングセラーズ>
  ♪♪
『黒田官兵衛のインテリジェンス』(晋遊舎、864円)
『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/4198637385/