岩波書店への抗議文

 7月24日、東京・神保町で岩波書店への抗議街宣活動を行いました。12時から「岩波ホール」前で街宣を行い、13時に岩波書店への抗議文を手渡しました。
抗議文の内容は以下の通りです。ご報告させていただきます。
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_岩波書店社長  岡本厚殿

 私は「愛国女性のつどい 花時計」という市民団体の代表をしております岡と申します。5月初旬、岩波ジュニア新書760『日本軍「慰安婦」にされた少女たち』という本について社長に手紙を出した者です。

 たまたまこの本を読んでみましたが、嘘やデタラメのオンパレードで驚きました。この本が1993年に出された時には読者に分からなかった嘘が今日ではもう通用しなくなっているにもかかわらず、なぜまた改訂して出されたのか、本当に不思議です。

 慰安婦とは戦地で高収入を得ていた売春婦です。この本の中に何度も出てくる金学順さんは、養父に前金400円で慰安所に売られたことが分かっています。この本の97ページに出てくる文玉珠さんはビルマで2年6ヶ月働いて26,145円貯金した、と毎日新聞が1992年5月12日に報じています。当時の26,145円は家が10軒は買える金額です。このような事実が既に判明しているにもかかわらず、この本の中には1行も書いてありません。

 当時、売春は合法的な職業ですから、募集広告は堂々と新聞に掲載され、それを見た者が応募してきました。中には女衒にだまされた人や家族や親戚に売られた人もいたでしょう。彼女たちが貧しく、慰安婦にならざるを得なかったことは同じ女性として同情しますが、日本政府や日本軍に責任を問うのは筋違いです。もちろん軍による強制連行などはありません。慰安所の経営者はほとんどが朝鮮人で、慰安婦の給与をピンハネしたりする悪徳業者が多かったので、日本軍の憲兵は給与がきちんと慰安婦の手に渡るように管理していました。また軍医が慰安婦の健康診断をしたり、衛生管理をしていました。軍の関与とは、違法行為がないかどうか、慰安婦の働く環境が劣悪でないかなどをチェックする「善意の関与」でした。

 私どもの会の会員には小さい子供を持つ母親が少なくありません。このような嘘を書いた本がもし自分の子供の目に触れたらどうしよう、不安だという声が多く、お手紙を差し上げた次第です。純真で疑うことを知らない日本の子供たちがこのような嘘によって傷つき、先人に対する敬意を持てず、日本人としての誇りを持てなくなることを貴社はどのように考えているのでしょうか。日本の出版社としての責務をどう考えているのか、まったく理解に苦しみます。ここに強く抗議します。

 この本の内容は「表現の自由」などという範疇を超えており、子供たちに及ぼす悪影響を考えると放置できません。岩波ジュニア新書編集長の山本慎一氏にも手紙を出しましたし、また電話で話もしましたが「お手紙に対しては回答を差し上げております」の一辺倒で、まったく誠意が見られません。しかし貴社に出版社としての良心がおありならば即刻、回収すべきだと思います。社長として回収する意思があるかどうか、誠意ある回答をお待ちしています。

                          平成26年7月24日

                「愛国女性のつどい 花時計」代表 岡真樹子