┃日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信 ┃ http://www.realist.jp
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├ 2014年7月23日 どうしても「分かり合えない」人たち
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▼「奥山真司のアメリカ通信 LIVE」今夜生放送 
 2014/07/16(水) 20:00
http://live.nicovideo.jp/gate/lv184656011
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■ 特番「リアリスト宣言」|奥山真司の「アメリカ通信」LIVE ■

http://live.nicovideo.jp/gate/lv186484298

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おくやまです。

直近の安全保障関連のニュースとして世界のメディアが最も注目しているのは、イスラエル軍のガザ侵攻と、マレーシア航空撃墜疑惑事件。

とくにイスラエルの件では、ガザ地区に徹底抗戦を仕掛けているというだけでなく、イスラエル側の人間が、軍のガザへの空爆の様子を丘の上からスポーツ観戦するように楽しんで見ている報道(http://goo.gl/tyC04m)が非難されておりまして、パレスチナ側の被害だけでなく、他のプロパガンダ戦でもイスラエル側にかなり不利な材料が出てきております。

さて、この二つの出来事ですが、互いには全く無関係ながら、そこには一つの共通項があると私は考えております。

それが「間主観性」(inter-subjectivity)という問題です。

「はぁ・・・?なんですか?そのワケのわからない小難しい言葉は・・・?」

と、皆さん、お感じかもしれません。

ですが、これは実は意外に理解しやすい概念ですので、今回もちょっとお付き合い下さい。

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この「間主観性」という概念は、そもそも、社会学の専門用語として出てきたもので、私が学んできた国際関係論という分野では、
「コンストラクティビズム(社会構成主義)」
という学派の人たちがよく使うものです。

“学派"と言っても、ここではその点はあまり重要ではないので、詳細は割愛させて頂くとして、ズバリその要点だけいえば、

「一定数の集団の中だけで共有されている“事実”」

という感じになるでしょうか。

「・・・。おくやまさん、これじゃあよくわからないです・・・。
 もっと具体的な例を・・・」

という方もいらっしゃると思いますので、実際の例で見てみましょうか。

たとえば、今回のマレーシア航空機撃墜事件ですが、ロシア政府とウクライナ政府(と西側メディア)の間では、「誰に撃墜の責任があるのか」で意見が完全に割れております。

日本国内の報道などに触れていると、どうしても西側各国メディアの影響を強く受けてしまいますので、ウクライナ領内の分離独立勢力(親ロシア派)がロシア製の防空ミサイルを使って誤爆したのでは?

という分析に多く触れることになります。


▼「露からブク」証拠映像あるとウクライナ大統領|yomiuri online
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140720-OYT1T50131.html

ところがロシア側のメディアではそれが正反対でして、たとえばこの原稿を書いている時点では、撃墜された時間にその空域ではウクライナ軍のSu-25攻撃機が近くを飛んでいたという報道がされております。

▼Ukrainian Su-25 fighter detected
in close approach to MH17 before crash - Moscow

http://rt.com/news/174412-malaysia-plane-russia-ukraine/


さらに、イスラエル軍のガザ侵攻に至った件でもウクライナでの構図と、基本的には同じことです。・・・・・・・・・つづきはこちらでお読み下さい。
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http://ch.nicovideo.jp/strategy/blomaga/ar583528
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▼「リアリズム」の理論とは何か?
~ジョン・J・ミアシャイマー『大国政治の悲劇』から読み解く~
http://www.realist.jp/mea2.html

勃興する中国、混迷を続ける欧州、そして、冷戦終結後の世界で覇権を握ったかと思いきや、ここに来て、衰退の兆しも見え始めた米国。

その米国が、東アジアから撤退する可能性すら囁かれている現在、これを読んでいるあなたは、日本が大変な岐路に立っている、大変な状況に置かれている。
と言われれば、必ず納得するはずです。

では、そんな厳しい現状で、私たち日本人は何をすべきなのでしょうか?
それは・・・古今東西、国際政治の底流に脈々と流れ続ける、学問・学派としての「リアリズム」を真摯に学ぶことです。

しかし・・・日本国内で一般的に言われているような、ともすれば、“世俗主義"的な意味合いで語られるいわゆる<現実主義>ではない、本当の意味での「リアリズム」をしっかり学べる素材があまりにも少ない・・・そんな想いの元に、今回のCDを企画・制作しました。

▼「リアリズム」の理論とは何か?
~ジョン・J・ミアシャイマー『大国政治の悲劇』から読み解く~
http://www.realist.jp/mea2.html

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