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     黄文雄の歴史から読み解くアジアの未来

       2014年4月30日号(第20号)

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黄文雄の最新刊『世界が憧れる 天皇のいる日本』


 オバマ大統領が来日、天皇陛下と会見し、晩餐会に出席しました。

 2009年の来日時には、天皇陛下に深々とお辞儀をする姿が話題になりました。

 本書は、万世一系が続く日本こそ世界最古の国であり、宋の太宗の時代から現在まで、世界が憧れ、尊崇してきた史実を明らかにしたものです。

 それと同時に、天皇の存在が日本と日本人にどのような影響を与えたかということを、外からの視点で論考しています。

 ご興味のある方は、ぜひ、お買い求めください。

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☆【中国】世界の華人スパイ網に警戒せよ

「豪大学内に中国人スパイ網」 地元紙報道、総領事は反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140427-00000063-san-asia

 オーストラリアの有力紙が、中国人留学生の「密告ネットワーク」について報道しました。内容は、オーストラリアの主要都市にある大学の中国人留学生が、法輪功やチベットなどの人権問題において諜報活動を行っているというもの。シンガポールでも同様の記事が掲載されたとも、報じています。

 記事によると、学生たちは本国から資金援助を得ながら、中国人ネットワークを張り巡らせ、人権や民主主義について踏み込んだ発言をする中国人教授など、不穏分子を見られる人物を密告しているそうです。

密告された人物は、中国での尋問を受けるなどの措置が取られます。また、中国要人が海外訪問をする際にも学生たちは動員され、歓迎ムードを盛り上げたり、チベット支持者を攻撃するなどの行動などにも動員されているようです。

 この報道に対し、中国領事館は厳重抗議を行い、中国人留学生を引き上げることをほのめかすような脅しに似たこともしています。ちなみに、オーストラリアにとって中国人留学生は貴重な外貨収入源となっています。

 オーストラリアは中国人留学生が多く、かつて法輪功の活動基地の一つでした。中国領事館の諜報関係者の告発や、その他の資料によれば、オーストラリアにおける中国人スパイは1000‐2000人、日本における中国人スパイはその約10倍と推計されています。アメリカの中国人留学生の80%はスパイという、CIAの報告もありました。

 日本の公安関係者によれば、日本の中国人スパイをどのように定義するかによって、その数は変わるために、特定するのが難しいそうです。プロのスパイを養成するにはカネと時間がかかります。そこで近年は、アマチュアを一件ごとに利用するというのが多いとのことです。

 ことに私立探偵社の社員を雇うのが多いそうです。仮に失敗しても、せいぜい「不方侵入罪」で検挙されるくらい。日本にはスパイに関する法律がないからです。

 日本の中国人スパイはたいてい大学の中国人教授や言論人が多いですが、たとえば、中国の外務省(外交部)など、省庁単位でそれぞれの横の組織を持っています。

 詳しい対日スパイ工作については、かつて私が「正論」や「will」に数度にわたって長文のレポートを掲載したことがあります。

 中国の諜報活動は、日本ではあまり表立って報道されませんが、ネットで検索すればいろいろと小さなニュースとして取り上げられています。たとえば東京スポーツでは、4月28日付で中国人スパイの記事が掲載されています。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/135966/

 日本人は馬鹿正直でお人よしなので、狡猾な中国人スパイがちょっと近寄ればすぐに騙されてしまうのは目に見えています。中国にとって日本ほど諜報活動がしやすい国はないのではないでしょうか。


「スパイ事件」といえば、最近、東洋学園大学の朱建栄教授が上海で逮捕された件に関して、『正論』『will』『中央公論』などのオピニオン誌で、中国専門家たちが二重スパイだったといった説をえんえんと展開していたが、すべてピント外れでした。

 中国の対日スパイ工作は、言論よりも安全保障や企業の機密情報にアクセスする形に変わりつつあります。

 朱の逮捕については、台湾最大紙の「自由時報」では、「恵比寿の土地購買」が絡んでいると伝えています。大学教授の年収はたかが知れています。資金はどこから入ってきたのか。

 そこで言われているのが、上海閥の番頭である周永康一派からの資金です。周永康一派が不正蓄財した資金は1兆4000億円にものぼるとされています。このブラック・マネーの一部が、日本にも入り、土地ころがしの資金となっているというわけです。

 現在、習近平は上海閥を潰すために、汚職追放運動を展開していますが、その一環として、朱建栄教授が逮捕されて取り調べられたというのです。

 こうしたことは、すでに日本のチャイナウオッチャーの間では常識となっていますが、中国専門家に限って、知らないか、または知らないふりをしています。

 スパイ関連のニュースで記憶に新しいのは、アメリカのCIA元職員エドワード・スノーデン氏のニュースでしょう。アメリカは、彼に各国の通信傍受や盗聴を行っていたことを暴露され、少なからず痛手を負いました。

 2013年7月10日に行われた米中戦略経済対話でも、アメリカのバイデン副大統領が、出席した楊潔?国務委員や汪洋副首相に対してサイバー攻撃を通じたスパイ行為の中止を求めましたが、中国側はハッカー行為を否定し、中国もアメリカなどからのサイバー攻撃の主な犠牲者となっていると反論しています。

 中国にとっては、スノーデンの存在は渡りに船だったのでしょう。おそらく習近平が訪米している間にも、スノーデンは香港に潜伏していて、習近平もそのことを知っていたと思います。そして、習近平が帰った直後に、スノーデンはアメリカの諜報活動を暴露しました。スノーデンの拘束をアメリカは求めましたが、中国側は香港からの出国を認めてしまいました。

 オバマ大統領からすれば、これによって習近平は完全に信用できない人物だと思ったはずです。実際、アメリカではスノーデンが中国のスパイだったのではないかという疑惑も浮上していて、中国側はそれを必死に否定しています。

 アメリカはスノーデンの問題を国家の運命にかかわる大問題と認識しています。そして、中国が出国を認めたことはアメリカに対する敵対行為だと考えているはずです。スノーデンが中国のスパイではないのなら、アメリカに引き渡せばいい。そうすれば、中国はアメリカに貸しをつくることができます。しかし彼を逃してしまったわけですから、アメリカとしても中国のスパイ疑惑が拭えません。

 つまりこの一件で、米中会談の成果として中国側がさかんに喧伝した「新型の大国関係構築」が、完全に崩壊したのです。その意味では、習近平は失敗したと言えるでしょう。中国の計算としては、スノーデンを他国に逃がして、アメリカの諜報活動を暴露させ続けることで、「中国もそのほかの国もアメリカの被害者だ」というイメージを強調しようとしているのではないでしょうか。反アメリカで世界をまとめようとしているのでしょう。

 中国は、同様の戦略を日本に対しても行っています。歴史問題で、世界、とくに欧州を味方に引き入れて、日本を攻撃しようとしています。

 今年の2月、ドイツを訪問した習近平は、ホロコースト記念碑を訪問したいとドイツに申し入れましたが、断られています。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140227/frn1402271537003-n1.htm

 例のごとく、ホロコーストと南京大虐殺を同一視して、日本攻撃の材料にしようとしていたのでしょうが、さすがにドイツも中国のお先棒を担ぐことになるので断ったのでしょう。

 と思ったら、今度はデンマークの女王を「南京大虐殺記念館」へ招待したことが明らかになりました。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/chn14042723040003-n1.htm

 このように、他国を巻き込んで日本やアメリカ批判をするというのが、最近の中国のやり方のようです。

 とはいえ、チベットやウイグルなど少数民族弾圧を現在も行っている中国の肩を持つ国があるとも思えません。過去のことは日中共同声明ですでに解決済みですが、チベット・ウイグル弾圧は現在進行形です。

 解決しているはずの歴史問題よりも、現在の問題のほうが重大なのは言うまでもないでしょう。

 中国が、事実無根の日本の「過去」を根拠に告発し続ける目的は、「現在」の国内の悪行を隠すためです。「孫呉兵法」ではそれを「声東撃西」(三十六計の一つ)といいます。つまり、目を自分ではなく他人に向かわせるのです。

 中国のスパイ活動に話を戻しますが、最近では中国製品にスパイ機能が隠されており、知らぬ間に情報が中国に漏れてしまうことに対して、米豪は警戒しているようです。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140121/frn1401211131000-n1.htm

 日本も、安部総理が背水の陣で特定秘密保護法案を採決させ、大論争を巻き起こしました。この法案については、私もこのメルマガで意見を述べましたが、日本は脇が甘すぎます。日本はスパイ天国だと言われ、世界では嘲笑されているのです。特定秘密保護法案を採択したぐらいでは、各国のスパイを追い出すことはできないほど、日本は狙われているということを、日本人はまず認識すべきです。

日本人のお人好しな性質は世界でも稀な美徳だと思います。日本人は、これからもぜひその性質を失わないで頂きたい。しかし、その上で他者に対する警戒心も、もう少し持って欲しいのです。これは、政府から民間レベルに至るまで同様です。

 特に外国人に対しては警戒レベルを上げたほうがいいでしょう。日本人のなかには、外国人に対して親切にするあまり、何でも情報を与え、また、彼らの意見に対して反論…

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