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■第1192話 「俺の女房だ」と毎日叫ぶのは恥かしい(1/3)

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 今回は以下のメールマガジンに掲載された内容の転載です。

  メイル・マガジン「頂門の一針」3286号 2014(平成26)年4月26日(土)

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「俺の女房だ」と毎日叫ぶのは恥かしい
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            渡部 亮次郎

 「これは俺の女房だと毎日叫ぶのは恥ずかしいことだ、と同様、尖閣諸島はわが国固有領土だと毎日叫び続けることは恥ずかしい」と日本外務省。

 「嘘も百編唱え続ければ真実になる」よろしく中国。

 これが尖閣諸島問題の真相だ。


 1968年 10月12日—11月29日:日本、中華民国、大韓民国の海洋専門家が国連アジア極東経済委員会(ECAFE)の協力の下に東シナ海一帯の海底を学術調査。

 この話は元首相岸信介から直接聞いた。


 その岸は総理辞任後、個人事務所を構えたのが新橋駅に近い日本石油の一郭だった。

 元通産官僚として、石油に深く関係する岸だった。


 海底調査の結果、「東シナ海の大陸棚には、石油資源が埋蔵されている可能性がある」ことが指摘される(現在では尖閣諸島周辺にはイラクの原油の推定埋蔵量の1,125億バレルに匹敵する、1,000億バレル以上の埋蔵量があることがほぼ確実とされている)。


 だが、関係者はともかく、日本国民の殆どは、この事実を知らず、尖閣諸島の名も知らなかった。

 後に外務大臣の秘書官になって深く知らざるを得なくなる私も、政治記者時代は全く関心がなかった。


 1971(昭和46)年 1月29日:アメリカ合衆国サンフランシスコで中国人留学生らが尖閣諸島は中国固有の領土であると主張するデモを決行。

 後に全米だけでなく世界中の中国人社会にも広がり、いわゆる保釣運動へと発展した。


 6月11日:中華民国(台湾)が尖閣諸島の領有権を主張。


 6月17日:日米が沖縄返還協定に調印。

 この沖縄返還協定の返還領域に関する表現について、尖閣諸島での紛争に巻き込まれたくないアメリカ側は、最終的に、日本側が尖閣諸島の地名及び沖縄返還協定本文での返還領域掲載を譲ったうえで、沖縄返還協定付随の合意議事録に経緯度線で返還領域を示すことでアメリカ側と合意している。


 12月30日:中華人民共和国が尖閣諸島の領有権を主張。


 72年7月5日、田中角栄が「角福戦争」を制して政権を獲得。


 7月28日:日中国交正常化交渉の一環として北京で行われた竹入義勝衆議院議員と周恩来国務院総理との会談の中で、周恩来が「尖閣列島の問題に関心がなかった」としたうえで、「石油の問題で歴史学者が問題にした」と述べ、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、付近に眠る石油資源が目当てだったことを認めている。


 この周恩来の発言は、日本政府の「中華人民共和国政府の場合も台湾当局の場合も1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化するに及びはじめて尖閣諸島の領有権を問題とするに至ったものです」とする主張を証明するものである。


 なお、この会談を記録した中国側の資料では、会談内容が省略されているため「石油の問題で歴史学者が問題にした」に関する部分が記載されていない。


(次回へ続く)


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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第1192号)(2014年04月28日号)

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