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■第1180話 台中サービス貿易協定の問題(前編)
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「対岸の火事」という諺があります。
「我関せず」と思って無関心でいると、いつのまにか足もとに火の粉が飛んできます。
日本が歩んだ道は、これから台湾が歩む道です。
その反対に、台湾が置かれた現状は、やがて日本にも及ぶでしょう。
そうならないために、「世界第一の親日国」台湾で今、何か起きているかを知る必要があります。
今回は以下のメールマガジンに掲載された内容の転載です。
メイル・マガジン「台湾の声」2014年3月26日
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三橋貴明
〔ブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」より 2014.3.26転載〕
台湾で学生たちが中国とのサービス貿易協定に反対し、立法院(日本でいう国会)を占拠し、学生・市民の一部が行政院(内閣)に突入する事態になっております。
日本では、あまり報じられない(特にテレビでは)のですが、本問題は我が国を悩ませる問題とリンクしており、極めて重大であるため取り上げます。
昨日、廣瀬勝氏(中国投資を警告する日台共闘の会代表)および沈柏勝氏(台湾投資中国受害者協会理事)にお目にかかり、台湾の現状について色々と聞いてまいりました。
『台湾の学生側集会に首相、対話は決裂 立法院占拠
http://www.asahi.com/articles/ASG3Q6DPFG3QUHBI00S.html
台湾の立法院(国会)を学生らが占拠して5日目となった22日、江宜樺行政院長(首相)が周辺で行われている集会を訪ねた。
江氏は学生側が求めた中台サービス貿易協定の取り下げに応じず、対話は決裂。
江氏は改めて記者会見し、学生に議場退去を求めた。
学生側は対話の条件として協定取り下げなどを求めたが、江氏は「協定は台湾に有益」として拒否。
このため、学生側は十数分ほどで話し合いを打ち切り、馬英九総統が直接話し合いに応じるよう求めた。
占拠は違法との立場から江氏は議場には入らなかった。
江氏は記者会見で、学生らの熱意を認めつつ、民意を代表する最高機関である立法院の占拠は許されないと強調。
議場を占拠して要求受け入れを迫る学生らの手法を厳しく批判した。
一方、立法院周辺には学生らを支援しようと連日数万人が集まっている。』
台中サービス貿易協定は、金融、広告、印刷、レンタカー、「通信」、宅配、娯楽施設、スポーツ施設、映画、韓国、旅行、内装工事、老人ホーム、卸売、小売、運輸、美容室、クリーニング、オンラインゲーム、葬儀など、恐ろしく幅広い「サービス分野」について、
「台湾が中国に市場を開放する(=制度を変更する)」
というものです。
「え? 逆は?」
と思われたかも知れませんが、なぜか台湾の対中ビジネスの方は「福建省のみ開放」であったり、「中国側が主導権を握る形で開放」だったりするのです。
言葉を選ばずに書けば、不平等条約です。
特に、危険視されているのが「通信」で、一般のインターネット通信も「台湾側は」完全に中国に対し市場開放をしなければなりません。
(対する中国側は福建省において、台湾のネット販売業者が拠点を設けることを認めるだけです。
しかも、出資55%以下という制限付き)
通信を中国共産党側に「開放」するとなると、これはもはや、「国家の安全保障に関する機密情報も、中国共産党にダダ漏れ」 という事態を招きかねないわけで、台湾の学生や市民たちが激怒して当然です。
(逆に、中国共産党が国内のネット環境を外資に『開放』するわけがないわけでございます)
しかも、馬政権は本協定を「秘密交渉」として推進し、交渉が妥結し、馬総統がサインした「後」に中身を台湾国民に公開したもんですから、大変です。
学生たちが激怒して当たり前です。
馬政権は「民主主義のプロセス」をすっ飛ばしたわけでございます。
(後編に続く)
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■ 歴史好きの素人が語る歴史(第1180号)(2014年03月31日号)
・ このマガジンは『melma!』から発行されています。
(ID:160538)
http://melma.com/
・ 配信中止は、こちらからどうぞ
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・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。
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台湾で学生たちが中国とのサービス貿易協定に反対し、立法院(日本でいう国会)を占拠し、学生・市民の一部が行政院(内閣)に突入する事態になっております。
日本では、あまり報じられない(特にテレビでは)のですが、本問題は我が国を悩ませる問題とリンクしており、極めて重大であるため取り上げます。
昨日、廣瀬勝氏(中国投資を警告する日台共闘の会代表)および沈柏勝氏(台湾投資中国受害者協会理事)にお目にかかり、台湾の現状について色々と聞いてまいりました。
『台湾の学生側集会に首相、対話は決裂 立法院占拠
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台湾の立法院(国会)を学生らが占拠して5日目となった22日、江宜樺行政院長(首相)が周辺で行われている集会を訪ねた。
江氏は学生側が求めた中台サービス貿易協定の取り下げに応じず、対話は決裂。
江氏は改めて記者会見し、学生に議場退去を求めた。
学生側は対話の条件として協定取り下げなどを求めたが、江氏は「協定は台湾に有益」として拒否。
このため、学生側は十数分ほどで話し合いを打ち切り、馬英九総統が直接話し合いに応じるよう求めた。
占拠は違法との立場から江氏は議場には入らなかった。
江氏は記者会見で、学生らの熱意を認めつつ、民意を代表する最高機関である立法院の占拠は許されないと強調。
議場を占拠して要求受け入れを迫る学生らの手法を厳しく批判した。
一方、立法院周辺には学生らを支援しようと連日数万人が集まっている。』
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「台湾が中国に市場を開放する(=制度を変更する)」
というものです。
「え? 逆は?」
と思われたかも知れませんが、なぜか台湾の対中ビジネスの方は「福建省のみ開放」であったり、「中国側が主導権を握る形で開放」だったりするのです。
言葉を選ばずに書けば、不平等条約です。
特に、危険視されているのが「通信」で、一般のインターネット通信も「台湾側は」完全に中国に対し市場開放をしなければなりません。
(対する中国側は福建省において、台湾のネット販売業者が拠点を設けることを認めるだけです。
しかも、出資55%以下という制限付き)
通信を中国共産党側に「開放」するとなると、これはもはや、「国家の安全保障に関する機密情報も、中国共産党にダダ漏れ」 という事態を招きかねないわけで、台湾の学生や市民たちが激怒して当然です。
(逆に、中国共産党が国内のネット環境を外資に『開放』するわけがないわけでございます)
しかも、馬政権は本協定を「秘密交渉」として推進し、交渉が妥結し、馬総統がサインした「後」に中身を台湾国民に公開したもんですから、大変です。
学生たちが激怒して当たり前です。
馬政権は「民主主義のプロセス」をすっ飛ばしたわけでございます。
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