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『三橋貴明の「新」日本経済新聞』
2014/03/08
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From 言問吾妻@作家&経世論研究所研究員
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みなさまこんにちは。
たるんデル・フレミング理論でノーベル賞を狙ってる言問吾妻です。
私は三橋経済塾に第二期から参加し、経済について勉強してきましたが、この春からめでたく株式会社経世論研究所の所属作家兼(末端)研究員となります。
作家とは言っても、著書もなくほとんど"自称"ですが、これからもときどき本メルマガに投稿させていただきます。
まだまだ未熟者ではございますが、みなさま、今後とも言問吾妻をよろしくお願いいたします。
それでは今日のコラム。
中国のエコカー事情。
『男子三日会わざれば刮目して見よ』という言葉があります。
これはもともと、中国の三国志時代の武将、呂蒙の言葉だそうです。
そしてその中国は今、大気汚染により、いくら刮目しても前が見えない状態です。
更に男子も女子も三日会わざれば鼻毛ボーボーになってしまうそうです。
そんな状態で日本に帰ってきたら空港で刮目されまくりですね。
というわけで、今日は中国の大気汚染とエコカーについてのお話。
中国で猛威を振るう大気汚染、特にPM2.5の削減を目的として、中国政府は電気自動車に対する補助金の延長を決定しました。
http://jp.reuters.com/article/idJPTYE98H00820130918
一方で地方政府は自動車の台数を抑制する政策を強めようとしています。
http://jp.reuters.com/article/JPauto/idJPTYE96A05A20130711
つまり、排ガスを出す自動車の数を減らし、電気自動車にシフトしようという目論見です。
しかし、電気自動車は本当にエコなのでしょうか?
そのエコカー、本当にエコか~?( ´艸`)
そもそもPM2.5はどこから出ているのでしょう?
それは、『 石 炭 火 力 発 電 所 』です。
もうお分かりだと思います。電気自動車が増えれば増えるほど、電力消費量が増え、発電所からPM2.5がバンバン出ます。PM2.5だけでなく、NOx、SOxなどの有害物質もバンバン出ます。
もちろんCO2も。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO48913460Y2A121C1000008/
中国では電気自動車はエコじゃないんですね。
そして何と何と!中国の大気よりもガソリン自動車の排気ガスの方がPM2.5の濃度は”低い”のです。
エンジンが吸い込んだPM2.5は、エンジン内で燃焼してしまいます。
また、NOx、SOxも三元触媒で浄化されます。
ですから、ガソリン自動車が走れば走るほど空気がきれいになっていきます。
中国ではガソリン自動車は走る空気清浄機になるのです。(CO2は出ますが)
電気自動車が大気を汚染し、ガソリンが大気を浄化する。
さすが中国、我々の常識が通用しない国です。
それでは、中国で最もエコな車はなんでしょう?
それは、日産リーフでも、トヨタプリウスでも、マツダスカイアクティブでもなく、これです。
http://response.jp/article/2014/01/13/214721.html
フォードF150、排気量5000ccのピックアップトラックです。
これを中国で走らせれば、その大排気量エンジン(=空気清浄機)で大気をどんどん浄化してくれます。
補助金を出すなら電気自動車ではなくこういう車に出した方が効果的です。
(ちなみにこの車、去年アメリカで最も売れた車です。アメリカもたいがい常識はずれですよね。。。)
アメリカの自動車業界も、TPPで日本にイチャモンつけてないで中国に自慢のピックアップトラックで打って出るべきですよ。
日本ではタダでも欲しがらないピックアップトラックが、中国では高性能エコカーになるのです。
しかし、そうなると中国の自動車政策は全く逆効果ということになってしまいます。
中国は大気汚染を悪化させる政策を進めているのです。
みなさん、こんな中国を愚かだと思うでしょうか。
しかし、私たち日本人は中国を笑えないと思いますよ。
日本もエネルギー自給率が低いにもかかわらず原発を止めています。
そして、反原発を唱える人達が代替エネルギーとしてあげるのは天然ガスと再生可能エネルギーです。
しかし、天然ガスは海外から輸入しています。そして天然ガス輸出国は近代化により国内の天然ガス使用量がどんどん増えています。
いつまでも我々に天然ガスを売ってくれるとは限りません。
そして最悪なのがFIT(固定価格買い取り制度)による再生可能エネルギーの普及促進政策です。
これは、2011年に東日本大震災のドサクサに紛れて法制化されました。
当時テレビでソフトバンクの孫さんが買い取り価格42円を提案しているのをみて、なにいってんの?アタマ○○しいんじゃないの?(まぶ、ではありません。念のため、、、)
と思いましたが、そのまま孫さんの言い値で法制化された時は開いた口が塞がりませんでした。
また、再生可能エネルギーを自給エネルギーとみなす考え方がありますが、発電施設が外国資本の場合、果たして自給エネルギーといえるのでしょうか?
天然ガス、再生可能エネルギーの依存を強めるのは、日本のエネルギー安全保障の脆弱化に他なりません。
エネルギー、電力については三橋塾長もたびたび取り上げており、近々電力危機に関する本を出版されるそうです。
日本の電力がいかにヤバイ状況か、皆さん是非知っておいて下さい。
なぜ今日本で電気が“足りている”のか、それを知ったら
「今すぐ原発再稼動を!」と思うはずです。
少し話が逸れましたが、日本も中国も、なぜこんな間違いを起こしてしまうのでしょう。
私が思うに、原因は2つあります。
まず、目的を見失っていること。
中国はPM2.5を減らしたいのに、CO2を減らす政策を進めています。
日本は電力の安定供給がしたいのに設備の最大(瞬間)発電容量を増やす政策をしています。
そして2つめ、これは目的を見失っている理由でもありますが、それで得をする人がいて、進んで騙される人がいるということです。
それではどうしたら良いのかという話ですが、残念ながら私たち国民が目を光らせておくしかないようです。「気付いた人がやる」ということですね。
ゴミが落ちていたら拾う、お年寄りがいたら席を譲る、目的が不明確なら突っ込みを入れる。
めんどくさいですけどしょうがないですよね。大人ですから。
PS
東アジアの悲惨な現実を知るなら、この動画が参考になるはずです。
「韓国経済の悲惨な現実」
http://www.youtube.com/watch?v=cJ5ZkH04hwE
「中国リスク再検証」
http://www.youtube.com/watch?v=IZ8B1f1g7Kc
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