■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
『三橋貴明の「新」日本経済新聞』
2013/08/28
※配信解除は、最下部でできます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM 東田剛
TPPは、本メルマガで言ってきた通りに、進行してます。
たとえばISD条項、日本は賛成だそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130824/k10013996341000.html
アメリカは、二国間の関税交渉を狙っています。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2302R_T20C13A8EA2000/
スズキは活け造りになりました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS22026_S3A820C1EE8000/
あまりに言った通りで不愉快なので、今日はちょっと話題を変えて、公務員制度改革について。
内閣人事局を創設して、そこで官僚の幹部人事を一元化するのだそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130628/plc13062810080004-n1.htm
現在、首相官邸が判断する局長級以上の人事は200人規模ですが、内閣人事局は審議官級以上の600人規模にまで関与することが可能になるそうです。
これで政治主導を実現したいんだそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2201Q_S3A820C1000000/
アホらしい。
組織というものがまるで分かっていませんな。
人事評価というのは、同じ組織の内部での評価、しかも上だけでなく、下からの評価も重要です。それも、普段からじっくり、その仕事ぶりを見ないと、正しく評価できません。
それなのに、官邸で一元化して、600人も適正に評価できるわけがない。
普通の会社でも、経営層だけで600人も評価するなんて、あり得ないでしょう。
しかも、民間企業と違って、行政組織は、各省によって所掌する範囲や分野は全然違います。
教育行政に長けているかどうかは、文部科学省が評価し、名将かどうかは防衛省が判断するのが一番いいに決まっている。
政治家が官僚を使いこなしたいのは分かります。政治主導もいいでしょう。
でも、民間企業にお勤めの皆さん、ご自分の経験に照らして想像してください。
社長のリーダーシップっていうのは、人事権を振りかざすことですか?
違うでしょう。
社長の人格・識見に、社員が共感したり納得したりして、ついていくことでしょう。
社長にたてつく部下がいても、議論しあい、妥協点を探り、時には喧嘩をしながら、でも排除しないで、社長と社員が一体となる。これがいい会社、強い会社でしょう。
人事権を振りかざして部下を動かすのは、一番、みっともないやり方、狭量なトップのやり方です。
なぜ人事権を振りかざすのが良くないのか。
人事でリーダーシップをとろうとするトップの周りには、ゴマすりの取り巻きが集まるようになるからです。
歴史小説でよく出てくる「君側の奸」って奴です。そういう国は滅びていき、そういう会社は腐っていきますね。
内閣人事局が出来たら、官邸や永田町へのお参りに励むゴマすり官僚が激増するでしょう。
それから、官邸からでも見えやすいパフォーマンスに走り、見えにくいけれども重要な仕事には、誰も手を着けなくなる。
まして、官邸に諫言するような気骨ある官僚はいなくなる。
官邸は、毎晩、取り巻きたちの「イエス、オ~ゥ、イエス!」という絶叫が鳴り響くようになるでしょう。
そんなんなったら、安倍政権は、AV政権です。
組織の何たるかを分かっていない人に限って、政治主導とか行政改革とかに熱心になります。
民主党しかり、みんなの党しかり、維新の会しかり。
行革を掲げる政党は、どれも自分の党組織がぼろぼろでしょう。組織の何たるかを知らないからです。分かりやすいですね~。
ちなみに、組織の何たるかを知らない人は、新自由主義者が多いです。新自由主義の理論の世界は、利己的な個人だけで、仲間を大事にする組織は存在しませんから。
ということは、安倍首相も、組織の何たるかを分かっていないということでしょう。
ていうか、最近、この政権、何から何までダメに見えるのですが、気のせいでしょうか。
PS
新自由主義による自由化路線でアメリカが少年院や地方自治体を民営化する背景には、アメリカという国ならではの深い闇があるようです。国家が利己的な個人の集合体になってしまうと、社会そのものがボロボロになってしまうという絶好の例かもしれません。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980_2013_07/index.php
PPS
『TPPって何?』の松田よし子さんが8月24日から31日までブルネイに行ってステイクホルダーとしてプレゼンも行うのだそうです。
こういう偉い人もいるんですねえ。
http://notpp.jp/
その報告会を9月4日の午後6時30分から行うのだそうです。
ご参集いただけますと幸いです。
ちよだプラットホームスクエア 5階 505号室
http://yamori.jp/access/
PPPS
今日のお話の参考文献は、これ。
結構、霞ヶ関・永田町界隈で読まれているらしい。
さすがホサ官、官僚の心理をよく知ってるわ。
http://amzn.to/UPCohv
PPPPS
安倍政権が心配になったら、保守とは何かについて、じっくり考えてみましょう。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=209053&userflg=0
※メルマガのバックナンバーを以下でご覧いただけます。
⇒http://www.mitsuhashitakaaki.net/
コメントも受付中です!
⇒http://www.mitsuhashitakaaki.net/
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のブログ ⇒ http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明の本 ⇒ http://tinyurl.com/ko6cyu
--------------------------------------------------------------
●有料メルマガ ⇒ http://www.mag2.com/m/P0007991.html
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のtwitter ⇒ http://twitter.com/TK_Mitsuhashi
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のプロフィール ⇒ http://tinyurl.com/mg32ku
--------------------------------------------------------------
◎配信のご登録・変更・解除は以下でできます。
⇒ http://www.mag2.com/m/0001007984.html
◎発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行者情報
--------------------------------------------------------------------
編集人:三橋貴明 http://www.mitsuhashitakaaki.net/
運営・発行:株式会社経営科学出版
住 所:150-0021東京都渋谷区恵比寿西1-18-4 AHM'S ONE 9F
連絡先:0120-21-7154 FAX 0120-42-7155
Email:info@mitsuhashitakaaki.net
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) Takaaki Mitsuhashi All Rights Reserved.
◎三橋貴明の「新」日本経済新聞のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://bn.mobile.mag2.com/bodyView.do?magId=0001007984
『三橋貴明の「新」日本経済新聞』
2013/08/28
※配信解除は、最下部でできます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
FROM 東田剛
TPPは、本メルマガで言ってきた通りに、進行してます。
たとえばISD条項、日本は賛成だそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130824/k10013996341000.html
アメリカは、二国間の関税交渉を狙っています。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2302R_T20C13A8EA2000/
スズキは活け造りになりました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS22026_S3A820C1EE8000/
あまりに言った通りで不愉快なので、今日はちょっと話題を変えて、公務員制度改革について。
内閣人事局を創設して、そこで官僚の幹部人事を一元化するのだそうです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130628/plc13062810080004-n1.htm
現在、首相官邸が判断する局長級以上の人事は200人規模ですが、内閣人事局は審議官級以上の600人規模にまで関与することが可能になるそうです。
これで政治主導を実現したいんだそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2201Q_S3A820C1000000/
アホらしい。
組織というものがまるで分かっていませんな。
人事評価というのは、同じ組織の内部での評価、しかも上だけでなく、下からの評価も重要です。それも、普段からじっくり、その仕事ぶりを見ないと、正しく評価できません。
それなのに、官邸で一元化して、600人も適正に評価できるわけがない。
普通の会社でも、経営層だけで600人も評価するなんて、あり得ないでしょう。
しかも、民間企業と違って、行政組織は、各省によって所掌する範囲や分野は全然違います。
教育行政に長けているかどうかは、文部科学省が評価し、名将かどうかは防衛省が判断するのが一番いいに決まっている。
政治家が官僚を使いこなしたいのは分かります。政治主導もいいでしょう。
でも、民間企業にお勤めの皆さん、ご自分の経験に照らして想像してください。
社長のリーダーシップっていうのは、人事権を振りかざすことですか?
違うでしょう。
社長の人格・識見に、社員が共感したり納得したりして、ついていくことでしょう。
社長にたてつく部下がいても、議論しあい、妥協点を探り、時には喧嘩をしながら、でも排除しないで、社長と社員が一体となる。これがいい会社、強い会社でしょう。
人事権を振りかざして部下を動かすのは、一番、みっともないやり方、狭量なトップのやり方です。
なぜ人事権を振りかざすのが良くないのか。
人事でリーダーシップをとろうとするトップの周りには、ゴマすりの取り巻きが集まるようになるからです。
歴史小説でよく出てくる「君側の奸」って奴です。そういう国は滅びていき、そういう会社は腐っていきますね。
内閣人事局が出来たら、官邸や永田町へのお参りに励むゴマすり官僚が激増するでしょう。
それから、官邸からでも見えやすいパフォーマンスに走り、見えにくいけれども重要な仕事には、誰も手を着けなくなる。
まして、官邸に諫言するような気骨ある官僚はいなくなる。
官邸は、毎晩、取り巻きたちの「イエス、オ~ゥ、イエス!」という絶叫が鳴り響くようになるでしょう。
そんなんなったら、安倍政権は、AV政権です。
組織の何たるかを分かっていない人に限って、政治主導とか行政改革とかに熱心になります。
民主党しかり、みんなの党しかり、維新の会しかり。
行革を掲げる政党は、どれも自分の党組織がぼろぼろでしょう。組織の何たるかを知らないからです。分かりやすいですね~。
ちなみに、組織の何たるかを知らない人は、新自由主義者が多いです。新自由主義の理論の世界は、利己的な個人だけで、仲間を大事にする組織は存在しませんから。
ということは、安倍首相も、組織の何たるかを分かっていないということでしょう。
ていうか、最近、この政権、何から何までダメに見えるのですが、気のせいでしょうか。
PS
新自由主義による自由化路線でアメリカが少年院や地方自治体を民営化する背景には、アメリカという国ならではの深い闇があるようです。国家が利己的な個人の集合体になってしまうと、社会そのものがボロボロになってしまうという絶好の例かもしれません。
http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980_2013_07/index.php
PPS
『TPPって何?』の松田よし子さんが8月24日から31日までブルネイに行ってステイクホルダーとしてプレゼンも行うのだそうです。
こういう偉い人もいるんですねえ。
http://notpp.jp/
その報告会を9月4日の午後6時30分から行うのだそうです。
ご参集いただけますと幸いです。
ちよだプラットホームスクエア 5階 505号室
http://yamori.jp/access/
PPPS
今日のお話の参考文献は、これ。
結構、霞ヶ関・永田町界隈で読まれているらしい。
さすがホサ官、官僚の心理をよく知ってるわ。
http://amzn.to/UPCohv
PPPPS
安倍政権が心配になったら、保守とは何かについて、じっくり考えてみましょう。
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=209053&userflg=0
※メルマガのバックナンバーを以下でご覧いただけます。
⇒http://www.mitsuhashitakaaki.net/
コメントも受付中です!
⇒http://www.mitsuhashitakaaki.net/
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のブログ ⇒ http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明の本 ⇒ http://tinyurl.com/ko6cyu
--------------------------------------------------------------
●有料メルマガ ⇒ http://www.mag2.com/m/P0007991.html
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のtwitter ⇒ http://twitter.com/TK_Mitsuhashi
--------------------------------------------------------------
●三橋貴明のプロフィール ⇒ http://tinyurl.com/mg32ku
--------------------------------------------------------------
◎配信のご登録・変更・解除は以下でできます。
⇒ http://www.mag2.com/m/0001007984.html
◎発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行者情報
--------------------------------------------------------------------
編集人:三橋貴明 http://www.mitsuhashitakaaki.net/
運営・発行:株式会社経営科学出版
住 所:150-0021東京都渋谷区恵比寿西1-18-4 AHM'S ONE 9F
連絡先:0120-21-7154 FAX 0120-42-7155
Email:info@mitsuhashitakaaki.net
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) Takaaki Mitsuhashi All Rights Reserved.
◎三橋貴明の「新」日本経済新聞のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://bn.mobile.mag2.com/bodyView.do?magId=0001007984