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 『三橋貴明の「新」日本経済新聞』

      2013/07/27


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From さかき漣

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●月刊三橋最新号のテーマは、「中国大炎上~破壊し尽くされた大国の断末魔」。

http://www.keieikagakupub.com/sp/CPK_38NEWS_C_D_1980_2013_07/index.php


※中国の金融問題については、月末配信のQ&Aで取り上げます。

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お早うございます、さかきです。
いやあ、夏・真っ盛りッスね~!
特に学生の皆様におかれましては長期休暇を迎えられ、まさに青春を謳歌なさっているところかと。
さて海水浴、高原での避暑と、夏の楽しみ方は様々ありますが、どうでしょう皆様、アベノミクス効果も出つつあるという今年の夏は、「新しい浴衣で盆踊り」としゃれ込んでみては?

実は先日、さかき、知人と連れ立ってみたま祭りに行ってまいりました。
まあ例年どおり、靖国の参道から境内は、人・人・人の大洪水です。
私がみたま祭りに通うようになってかなりの年数が経ちますが、今年はまた若い方が特に多いように見受けられました。
何より、浴衣を身にまとう若者の多いこと、多いこと。
この日は激しい夕立に見舞われたため、私は浴衣を着るのを断念したのですが、いや驚きました、鳥居前に着いてみれば、浴衣姿の嵐だったのですから。
男女を問わず、色とりどりの生地が競って咲き誇り、日本の夏の美しさを際立てます。
つくづく、自分の身に着けている“古びた穴あきジーパン&スニーカー”を呪いましたとも!

若い方に和服姿が増えたのには、最近の日本文化見直しの気運に加え、さらに大きな理由として、デフレなどにより安価な浴衣が大量生産されるようになってことも関係しているかと思います。
安価な浴衣、これはなぜ安価かと言えば、おそらく、本来は浴衣にするための反物ではない外国産の生地を使い、外国の工場で、手縫いではなくミシン縫製されているからでしょう。

これは長い目で見れば、日本文化の衰退にもつながる可能性も孕んでいます。
廉価品販売の隆盛によって、長く細々と“本物”を作ってきてくれた職人さんの仕事を、明らかに圧迫しているのですから。
当然ながら、千円札の数枚で買えてしまう浴衣を初めて見たときは大いに驚き、心配にまでなってしまった私ではありました。
が、しかし。
最近は、こういった大量生産の浴衣が出回ることは、それほど悪い面ばかりでもないと、考えるようになりました。
それが、本物を愛することの“入り口”であると捉えれば、将来的には大きなメリットととなる、と気づいたからです。

勿論、齢を重ね数十年が経っても、変わらず外国製の浴衣のみを着ているのは味気ないと思うけれど、最初の一枚がどのようなものでも、構わないのではないかしら。
それを着ることで、少しでも和服に興味を持ち、やがて日本文化の華である“キモノ”を好きになるのなら。
そしていつか、日本の職人さんが手塩にかけて染め上げた反物で、自分のためだけの浴衣を誂えるなら。
一生ものの、最良質の浴衣を手に入れた人が、それを末永く愛用してくれるなら。
想像するだけで、とても素敵なことですよね。

年齢は関係なく、例えば60歳になって初めて着物を着られる方でも、最初の一枚はポリエステルなどで構わない。
でももしも和服を愛するようになったなら、是非ともその時点で、国産の良いものを手に入れて欲しい。
小さな個人である我々が本物を買うこと、それが、自国の文化と技術、職人の血を守るうえでの、大きな支えとなるでしょう。

その国々で発展を遂げた文化については、やはり大元の国に敬意を払いたいと、考えています。
例えば紅茶については、やはり英国の老舗ブランドのものを頂くと嬉しく思いますし、また例えばお菓子、ザッハ・トルテを頂くならば、ウィーン発のお店のものに殊更に喜びを感じてしまいます。
そうは言っても、急いでいるときはティーバッグの紅茶が便利で嬉しいし、日本のメーカーの紅茶も文句なしに美味しい!ですよね。
しかし、本物を作っている職人さんの存在や、長年の技術継承への敬意は、常に変わらず持ち続けています。

つまり、廉価なカジュアル・ヴァージョンも、高品質のクラシカル・ヴァージョンも、どちらの良さも等しく享受し、しかし老舗やオリジナルへの敬意を決して忘れない。
こういった姿勢が、時代に則し、かつ美しいのではないか。
と、まあ、こんな風に思ったりしておる、今日この頃です。

みたま祭りでは例年、大村益次郎の銅像の下で、盆踊りが催されます。
老若男女入り乱れて、同じ音色に身を任す。
笑顔あふれる人々が身に着けているのは、古いものから現代風なものまで様々あるが、総じて日本の誇る民族衣装、「浴衣」。

亡き人を思い、生きていることの楽しさを表し、集う。
そしてその“遊び”が、日本の国柄を守ることにも一役買っている。
読者の皆様もきっと、こんな日本の夏の夜を、素敵だと思われるでしょ?

さかき

PS
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●今週の「新」日本経済新聞

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