村西利恵
「参議院選挙後を見据えて、安倍総理は、斎木昭隆外務審議官を、外務事務次官に起用しました」


青山繁晴

「はい。この斎木さんていうね、これあの、外務官僚ですけど、このお顔、何となく覚えてる方もいらっしゃるでしょう? 

で、斎木さんすごい背の高い人ですけど、その風貌何となく覚えてる人多いと思うんです。

というのはですね、もう何と11年前になっちゃいますが、2002年に、この安倍さんがまだ官房副長官だった、若手の官房副長官だった時に、斎木さんは参事官として、外務省の、アジア大洋州局の参事官だった時に、拉致事件について、すごく意見が一致したんですよね。

で、そこから実は、あの小泉訪朝につながっていき、そして5人の方が帰国されたら、一時帰国云々に負けないで、えー、あくまでも、日本国民として、日本にお帰りいただいたというのを、実現したっていうのは、その、今より若かった頃の、この斎木さんなんですね。

で、従って、今回の異例の外務事務次官人事がありました。

異例っていうのはですね、今まで次官をやってた河相さんっていう人、つまり民主党政権下で次官になった人が、もう1年ももたないで、クビにされちゃって、これは僕の責任で申しますが、これはクビです。

あの、河相さんを含めみんなびっくりしましたから、これはですね。

実は僕はあまりびっくりしなかったけど、あの、外務省はびっくりしたわけですよね。

で、メディアは、これ安倍さんは斎木さんと仲いいから、拉致事件を通じて仲いいから、やったんだと、言われてんですが、これ違うんですよ。


そうじゃなくて、これは安倍さんが、安倍さん自身も斎木さんのある行動に、それもまだ、安倍さんが野党時代に、斎木さんが自分の考えでやった行動に驚いて、それをずーっと覚えてて、政権についたら、事務次官にボンと抜擢したんですね。

それ何が起きたかというと、これです」


村西利恵
「去年11月の、アジア欧州会議の首脳会議で斎木氏は、中国の楊潔チ(ヨウケツチ)外相に対し、

『我が国の戦後の平和国家のあり方を否定し、名誉を傷つける悪意に満ちた発言は、受け入れ難い。中国は、自国に同調する国はどこにもないことを認識すべきだ』と発言しました」

山本浩之
「うんうんうん…」

青山繁晴
「僕は日本の外務官僚で、あの、中国相手だけじゃなくてどこの国に向かっても、こんな激しい言葉を言った人は、僕は一回も見たことないです。

で、これ去年の11月初めですから、当然ながら総選挙行われてなくて、野田総理がいらっしゃった時です。

で、野田総理と一緒に斎木さん行ったんですよ。

外務審議官っていうのは事務次官の下です。

だから外務省は一番上が駐米大使と言われてるから、ま、No.3と言っていいですね。

ま、No.3すごいけど、でもNo.3ですよ。

その人がですね、しかもこの会議で、野田さんが退席したあとに、その、中国の外務大臣だった楊潔チさんに、悪意に満ちたこと言うんじゃないと。

そんなもん受け入れられないと。

その、中国に同調する国は、世界のどこにもないと(笑)。

いや、これは強烈であって、そして楊潔チさんが、ほとんど反論できなかったっていうね、非常に印象的な場面があって、これで実は次官にしたんですよ。

ということは、安倍外交が、参院選後も、特に中国に対して、厳しい姿勢を貫くっていう前触れとしてやった人事であり、そして安倍さんは、それを今日(7月17日)も実行しました。
今日です。何が今日あったかというと、これです」


村西利恵

「安倍総理は今日、石垣島と宮古島を訪問しました。そして今月25日からは、マレーシア・フィリピン・シンガポールの、東南アジア3カ国を訪問する方針です」

青山繁晴
「はい。これ、えー、ま、参院選のひとつの焦点は、沖縄になってますからね。

沖縄に総理が入るのはある意味当然ですが、しかしわざわざ石垣と宮古に足を伸ばすというのは、参院選の対策だけではとても説明しきれない。

中国は非常に敏感に反応してまして、中国側の言い分によると、自国の領土である尖閣諸島に極めて近い石垣や宮古にわざわざ安倍総理が行って、我々を刺激してるっていう反応を、これ出してるわけですね。

我々(中国)の領土じゃありませんよ、もちろん尖閣諸島は石垣市の一部ですから。

それと同時に中国がこれに反応するっていうのはやがて石垣であれ宮古であれ、あるいは沖縄本島であれ、中国はこう、取りたい視野に入っているってことをですね、改めて浮き彫りにさせようという作戦でもありますね。

これ非常に厳しい姿勢です。

で、さらに、選挙戦が終わってすぐに、今月の25日からですね、また中国の足下の、東南アジア、ASEAN3カ国を訪問する。

つまり中国をこう、取り囲んでいく外交を今後も続けるって意思表示ですね。

しかしこれを、参院選後に、本当にそのままの姿勢を続けていって、中韓との適切な距離を保ちつつ、日本経済、自立して良くしていくっていうのは簡単なことじゃない。

もう一度申しますが、例えば本当の成長戦略は明らかに、例えば、安倍さん自身もこれ何度もおっしゃってますがメタンハイドレート、自前資源を実用化して、今までと違う資源産業興すことだとおっしゃってます。

参院選後に、じゃあそれが加速するか。いや、メタンハイドレート、10年以上やってきた僕らとして、そんな楽観視全然してません。

逆に参院選で自民、あの、政権与党側が基盤を固めれば、今まで通りでいいじゃないかと、メタンハイドレートの実用化してないけどこんなに議席があって、今まで通り中東から高い油や天然ガス買っても、OKだと国民がおっしゃってるじゃないかと、必ずこうなるんですよ。

そうすると安倍さん自身が、どれぐらい決意を固めているか。


外交についても経済についても、その、安倍さんの本当の決意が問われるっていうのが参院選後だと、考えてます」


~~(引用おわり)~~

全文はこちらから↓
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1412.html

動画はこちらから↓
http://ameblo.jp/blogdetox/entry-11574577867.html

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個人的には、安倍総理は、中国、韓国との距離については、これからもうまくやっていかれるのでは、ないかと思います。(希望的観測ですが。)


それよりも、経済政策ですね。。。

・デフレを完全に脱却するまで、消費増税を延期してくれるのか?

・TPPで国益をどんだけ守ってくれるのか?、そもそも守るつもりあるのか?

・産業競争力会議に代表されるような新自由主義的な経済政策を これからも進めて行くのか??

ここがめちゃくちゃ不安です。


三橋貴明さんも青山さんと同じく、3年間選挙がなくなる自民党を心配されています。


本日の三橋貴明さんのブログ記事から転載しますと、
( http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11574737997.html )

~~(引用はじめ)~~


 さて、なぜ参議院選挙前に青木泰樹先生の論文を掲載したかといえば、もちろんすでに「ねじれが解消された参議院選挙後」を見据えているためです。

先日の混合診療のエントリー  でも分かる通り、

現在、自民党内で「新古典派経済学的政策」対「国民経済派(あるいはケインズ主義派)」の政治的争いが激しくなっています。

自民党の「分かっている政治家」の皆さんは、産業競争力会議や規制改革会議などから上げられてくる「新古典派経済学的政策」を、骨抜きにすることを繰り返しています。

 もちろん、「何で、竹中やら三木谷を産業競争力会議に入れているんだっ!」
 という批判は至極真っ当だと思いますし、彼らが産業競争力会議に「民間議員」として入っていなければ、わざわざ「骨抜きにする」といった面倒くさいことをしなくても構わないのです。

 とはいえ、現実に彼らは産業競争力会議から「民間議員」すなわち国民の主権と無関係な立場で「自分たちのための政策」/