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(読者の声3)貴誌通巻第3821号(読者の声1)で茂木氏が原子力推進を主張されています。私は茂木氏の高いご見識素晴らしいご尽力に敬服するものですし、日本において現在休止中の原子力発電所の再稼働には大賛成でありますが、原子力推進ということには賛成できません。なぜなら、今後20年間くらいの間の日本の電力需要を満たすには、既存の原子力発電所の再稼働に加え、沖合での風力発電を推進することがもっとも効率的であると考えるからです。20年以上先には、エネルギー変換率が高い量子光発電モジュールが十分安い価格で大量生産できるようになっていて、超伝導伝送システムのコストも下がっているので、南鳥島、沖ノ鳥島、大東島の周りに50キロメーター四方いかだを浮かべて光発電を行えば日本の電力需要はみたせます。そうなれば、原子力発電が割の合わないものになっているはずです。したがって、寿命が40年くらいで、寿命が尽きたあとの廃棄コストの高い原子力発電所を今後建設することが有利ではないと考えるからです。既に存在する原子力発電所は寿命が来る前に使用停止しても廃炉するためのコストはかかるので、寿命が来るまで使わなければ損だからです。ただし、人口密度が低く、土地価格も低く廃炉のために原子力発電所の敷地ごと何百年も封印してもコストが見合う国では新規に原子力発電所を建設しても採算が取れます。たとえばシベリアで鉱物資源開発のための電力需要を満たすため、鉱山の近傍に原子力発電所を作ることは理にかなっています。こういったグランドプランを考えてそれを踏まえて議論しないと説得力がありません。もう一つ重要なのは、原子力発電に反対するとか賛成するとかいう単純な二者択一ではなくどうするかという具体的な提案です。民主党政権は当初原子力発電を積極的に進める方針でした。そこでやったことは、建設から40年たち老朽化して危険なので東京電力が廃炉にする方針であった福島第一原子力発電所の使用延長を管政権が東京電力を恫喝してやらせたことです。原子力発電を推進するなら、最新の技術で設計建設されはるかに安全性の高い柏原原子力発電所の再稼働を進めるのが合理的な方策でした。原発反対運動の激しい柏原は休止したままにして、反対運動の激しくない福島の稼働延長を危険性がはるかに大きいにも選択した、ポピュリスト馬鹿政権の過ちであり、そういった馬鹿政治家を選んだ国民の責任です。また日本が本格的に原子力発電所を再稼働させると、石油と天然ガスの価格が大暴落します。現在、米国においてオイルシェールの開発が進み、米国市場で需要の少なくなった米国産の石炭がヨーロッパの電力会社に廉価で大量に輸出されています。この状況で石油と天然ガスの価格の下支えをしているのが日本の電力会社です。原子力発電所を再稼働すれば、石油と天然ガスの価格が暴落して大打撃を受けるのはロシアです。既に主要輸出先のヨーロッパへの輸出が減っているところへ価格成果の二重パンチを見回られるからです。米国政府がさらにロシア経済にプレッシャーを加えることを望んでいるかそれとも対中国へのカウンターバランスとしてこれ以上のロシア経済の低迷は望んでいないかが、日本への圧力の方向を決めます。こういった国際関係の動きも見詰めつつ、原子力発電所をどう再稼働させていくべきか賢明に決め、毅然と実行していくべきでしょう。
また、安全性が高く、小型のものが造りやすいトリウム原子力発電炉は、タンカーや大型貨物船の動力源に使うことが合理的と考えます。
(ST生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)後日、ゆっくりと書評を書く予定ですが、小山和伸教授の「マイナス・バブル」という新しい経済学の提唱があります。原発停止、縮小は日本経済をマイナスのスパイラルに追い込み、オランダのチューリップ投機のように、激しいバブル破裂に繋がりかねないとする学説(小山和伸『不況を拡大するマイナス・バブル』、晃洋書房)です。
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(読者の声4)「家村中佐の兵法講座 -孫子と闘戦経を表裏で学ぶ」の御案内です。「戦(いくさ)を知り、真の平和を学ぶ!」戦の本質を理論的に鋭く突いた優れた兵法書『孫子』十三篇の原著者は、春秋時代の呉国の軍師であった孫武であると言われています。また『闘戦経』は、天地自然と共に生きてきた日本人が、全ての戦いを「詭道」とする『孫子』を補うために生み出した兵法書です。『孫子』と『闘戦経』の二大兵法書を表裏で学ぶことこそが、日本人に最も適した兵法の学習方法といえましょう。本講座では、『孫子』を機軸にしながら『闘戦経』の関係箇所に触れ、戦史上の著名な戦いを紹介しながら、軍事に関する基礎的事項を具体的に解説いたします。
記
演 題:『孫子「火攻篇・用間篇」と闘戦経の教え』
日 時:平成24年12月8日(土)13:00開演(15:30終了予定)
場 所:靖国会館 2階 田安の間(東西線、半蔵門線、都営新宿線:九段下駅1番出口)
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長・元2等陸佐)
参加費:1,000円 (会員は500円、高校生以下無料)
下記のテキストは、参加者ごと事前に購入(必携!)
『新訂 孫 子』金谷 治 訳注(岩波文庫) 600円
『闘戦経 武士道精神の原点を読み解く』家村和幸 編著(並木書房)1680円
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278( 件名「兵法講座」にて、ご連絡ください)
なお、事前申込みがなくても当日、受付けます。以下の参考資料もつとめてご持参ください。(会場でも販売いたします。)
『図解雑学 名将に学ぶ世界の戦術』家村和幸 著(ナツメ社)
『戦略・戦術で解き明かす 真実の「日本戦史」』同上(宝島SUGOI文庫)
『戦略と戦術で解き明かす 真実の「日本戦史」戦国武将編』同上
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(読者の声5)「軍事評論家・佐藤守の国防講座」(国防を語らずして、日本を語るなかれ)のお知らせです。
軍事評論家としてブログやチャンネル桜などで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの第十回目です。
大東亜戦争は欧米諸国の植民地支配からアジアのみならず世界の有色人種を解放する「聖戦」でした。大東亜戦争終戦の詔勅が渙発せられた昭和20年8月15日を境に戦いの担い手は日本人の手から現地の人びとの手にバトンタッチされ、日本では米軍の占領下にあっても、アジア諸国では引き続き植民地解放のための戦いが行われていました。こうした植民地独立戦争の中心人物は日本の統治下で育てられ、戦場ではなお多くの日本人が中核的な役割を果たしていました。
そして、昭和50年4月30日をもってこの「聖戦」の目的は達成されたのです。隠された大東亜戦争の「真実」が今、明らかになります!脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。
記
演 題:『大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した』
日 時:平成25年1月20日(日)13:00開//
(読者の声3)貴誌通巻第3821号(読者の声1)で茂木氏が原子力推進を主張されています。私は茂木氏の高いご見識素晴らしいご尽力に敬服するものですし、日本において現在休止中の原子力発電所の再稼働には大賛成でありますが、原子力推進ということには賛成できません。なぜなら、今後20年間くらいの間の日本の電力需要を満たすには、既存の原子力発電所の再稼働に加え、沖合での風力発電を推進することがもっとも効率的であると考えるからです。20年以上先には、エネルギー変換率が高い量子光発電モジュールが十分安い価格で大量生産できるようになっていて、超伝導伝送システムのコストも下がっているので、南鳥島、沖ノ鳥島、大東島の周りに50キロメーター四方いかだを浮かべて光発電を行えば日本の電力需要はみたせます。そうなれば、原子力発電が割の合わないものになっているはずです。したがって、寿命が40年くらいで、寿命が尽きたあとの廃棄コストの高い原子力発電所を今後建設することが有利ではないと考えるからです。既に存在する原子力発電所は寿命が来る前に使用停止しても廃炉するためのコストはかかるので、寿命が来るまで使わなければ損だからです。ただし、人口密度が低く、土地価格も低く廃炉のために原子力発電所の敷地ごと何百年も封印してもコストが見合う国では新規に原子力発電所を建設しても採算が取れます。たとえばシベリアで鉱物資源開発のための電力需要を満たすため、鉱山の近傍に原子力発電所を作ることは理にかなっています。こういったグランドプランを考えてそれを踏まえて議論しないと説得力がありません。もう一つ重要なのは、原子力発電に反対するとか賛成するとかいう単純な二者択一ではなくどうするかという具体的な提案です。民主党政権は当初原子力発電を積極的に進める方針でした。そこでやったことは、建設から40年たち老朽化して危険なので東京電力が廃炉にする方針であった福島第一原子力発電所の使用延長を管政権が東京電力を恫喝してやらせたことです。原子力発電を推進するなら、最新の技術で設計建設されはるかに安全性の高い柏原原子力発電所の再稼働を進めるのが合理的な方策でした。原発反対運動の激しい柏原は休止したままにして、反対運動の激しくない福島の稼働延長を危険性がはるかに大きいにも選択した、ポピュリスト馬鹿政権の過ちであり、そういった馬鹿政治家を選んだ国民の責任です。また日本が本格的に原子力発電所を再稼働させると、石油と天然ガスの価格が大暴落します。現在、米国においてオイルシェールの開発が進み、米国市場で需要の少なくなった米国産の石炭がヨーロッパの電力会社に廉価で大量に輸出されています。この状況で石油と天然ガスの価格の下支えをしているのが日本の電力会社です。原子力発電所を再稼働すれば、石油と天然ガスの価格が暴落して大打撃を受けるのはロシアです。既に主要輸出先のヨーロッパへの輸出が減っているところへ価格成果の二重パンチを見回られるからです。米国政府がさらにロシア経済にプレッシャーを加えることを望んでいるかそれとも対中国へのカウンターバランスとしてこれ以上のロシア経済の低迷は望んでいないかが、日本への圧力の方向を決めます。こういった国際関係の動きも見詰めつつ、原子力発電所をどう再稼働させていくべきか賢明に決め、毅然と実行していくべきでしょう。
また、安全性が高く、小型のものが造りやすいトリウム原子力発電炉は、タンカーや大型貨物船の動力源に使うことが合理的と考えます。
(ST生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)後日、ゆっくりと書評を書く予定ですが、小山和伸教授の「マイナス・バブル」という新しい経済学の提唱があります。原発停止、縮小は日本経済をマイナスのスパイラルに追い込み、オランダのチューリップ投機のように、激しいバブル破裂に繋がりかねないとする学説(小山和伸『不況を拡大するマイナス・バブル』、晃洋書房)です。
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(読者の声4)「家村中佐の兵法講座 -孫子と闘戦経を表裏で学ぶ」の御案内です。「戦(いくさ)を知り、真の平和を学ぶ!」戦の本質を理論的に鋭く突いた優れた兵法書『孫子』十三篇の原著者は、春秋時代の呉国の軍師であった孫武であると言われています。また『闘戦経』は、天地自然と共に生きてきた日本人が、全ての戦いを「詭道」とする『孫子』を補うために生み出した兵法書です。『孫子』と『闘戦経』の二大兵法書を表裏で学ぶことこそが、日本人に最も適した兵法の学習方法といえましょう。本講座では、『孫子』を機軸にしながら『闘戦経』の関係箇所に触れ、戦史上の著名な戦いを紹介しながら、軍事に関する基礎的事項を具体的に解説いたします。
記
演 題:『孫子「火攻篇・用間篇」と闘戦経の教え』
日 時:平成24年12月8日(土)13:00開演(15:30終了予定)
場 所:靖国会館 2階 田安の間(東西線、半蔵門線、都営新宿線:九段下駅1番出口)
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長・元2等陸佐)
参加費:1,000円 (会員は500円、高校生以下無料)
下記のテキストは、参加者ごと事前に購入(必携!)
『新訂 孫 子』金谷 治 訳注(岩波文庫) 600円
『闘戦経 武士道精神の原点を読み解く』家村和幸 編著(並木書房)1680円
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278( 件名「兵法講座」にて、ご連絡ください)
なお、事前申込みがなくても当日、受付けます。以下の参考資料もつとめてご持参ください。(会場でも販売いたします。)
『図解雑学 名将に学ぶ世界の戦術』家村和幸 著(ナツメ社)
『戦略・戦術で解き明かす 真実の「日本戦史」』同上(宝島SUGOI文庫)
『戦略と戦術で解き明かす 真実の「日本戦史」戦国武将編』同上
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(読者の声5)「軍事評論家・佐藤守の国防講座」(国防を語らずして、日本を語るなかれ)のお知らせです。
軍事評論家としてブログやチャンネル桜などで活躍中の当会顧問・佐藤守が「国防」を熱く語る連続シリーズの第十回目です。
大東亜戦争は欧米諸国の植民地支配からアジアのみならず世界の有色人種を解放する「聖戦」でした。大東亜戦争終戦の詔勅が渙発せられた昭和20年8月15日を境に戦いの担い手は日本人の手から現地の人びとの手にバトンタッチされ、日本では米軍の占領下にあっても、アジア諸国では引き続き植民地解放のための戦いが行われていました。こうした植民地独立戦争の中心人物は日本の統治下で育てられ、戦場ではなお多くの日本人が中核的な役割を果たしていました。
そして、昭和50年4月30日をもってこの「聖戦」の目的は達成されたのです。隠された大東亜戦争の「真実」が今、明らかになります!脱線転覆を交え、大人気の佐藤節が唸ります。どうぞご期待下さい。
記
演 題:『大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した』
日 時:平成25年1月20日(日)13:00開//